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翌朝。
街の中心にある冒険者ギルド本部は、いつもより静かな緊張感に包まれていた。
今日は特別な日。
職業進化の儀式が行われる日だった。
ミリア――いや、レオナは少し落ち着かない様子で言う。
「なんか緊張するね」
カイルが腕を回す。
「試験みたいなもんだろ」
レイナは静かに本を閉じた。
「試験というより」
少し考えて言う。
「運命の選択」
ユウキは三人を見て笑った。
「みんななら大丈夫」
職業進化の間
ギルドマスターに案内され、四人は地下へ向かった。
石の階段を降りると、大きな部屋に出る。
部屋の中央には巨大な魔法陣が描かれていた。
青い光が静かに輝いている。
ミリアが驚く。
「すごい…」
カイルが口笛を吹く。
「本格的だな」
レイナは魔法陣を観察している。
「古代魔法」
ユウキも少し驚いていた。
ギルドマスターが言う。
「ここは進化の間」
魔法陣を指す。
「この中に立つことで」
「自分の職業の上位形態を選べる」
最初の進化 ― カイル
マスターが言う。
「まずカイルだ」
カイルが魔法陣へ歩いていく。
少し笑う。
「行くか」
魔法陣の中央へ立つ。
その瞬間。
光が強くなった。
カイルの前に光の文字が浮かぶ。
【職業進化】
戦士
↓
選択可能職業
・剣聖
・魔剣騎士
・竜騎士
カイルが腕を組む。
「悩んだけど」
ユウキを見る。
「決めてる」
拳を握る。
「竜騎士」
光が爆発した。
竜騎士誕生
カイルの体を青い光が包む。
背中に竜の紋章が浮かび上がる。
そして――
鎧が変化した。
肩に竜の鱗のような装甲。
背中に小さな翼の模様。
光が消える。
カイルは拳を握った。
「すげえ」
体から魔力が溢れる。
レオナが驚く。
「オーラが変わった!」
レイナが分析する。
「身体能力が倍以上」
ユウキが笑う。
「似合ってる」
カイルが笑った。
「だろ?」
二人目 ― レオナ
次はレオナの番。
彼女は深呼吸して魔法陣へ入る。
光が広がる。
文字が浮かぶ。
【職業進化】
神官戦士
↓
選択可能職業
・聖騎士
・聖導巫女
・神聖司祭
レオナは少し悩んだ。
「私は…」
仲間を見る。
そして決めた。
「聖導巫女」
光が弾けた。
聖導巫女
白い光がレオナを包む。
髪が少し輝く。
服も変化した。
白と金の神聖なローブ。
手には光の杖が現れる。
光が収まる。
レオナが目を開けた。
「すごい…」
体から暖かい魔力が流れる。
ユウキが言う。
「神聖魔力だ」
レイナも頷く。
「回復と結界が強化されてる」
カイルが笑う。
「頼れる回復役だな」
レオナも嬉しそうに笑った。
三人目 ― レイナ
最後はレイナ。
彼女は静かに魔法陣へ入る。
光が広がる。
文字が現れる。
【職業進化】
魔導士
↓
選択可能職業
・大魔導士
・元素術師
・賢者
レイナは迷わなかった。
「決めている」
静かに言う。
「元素賢者」
光が爆発する。
元素賢者
レイナの周囲に四つの光が現れる。
炎。
水。
風。
雷。
元素の魔力が渦を巻く。
服が変化する。
深い青の魔導ローブ。
手には魔導書。
光が収まる。
レイナが手を上げると――
炎の球が浮かんだ。
「成功」
カイルが笑う。
「派手だな」
ユウキも感心する。
「すごい魔力」
新パーティー
三人が進化を終えた。
ギルドマスターが頷く。
「見事だ」
四人を見る。
「これでお前たちは」
「最強クラスのパーティーだ」
ユウキが笑う。
「みんな強くなった」
カイルが拳を鳴らす。
「早く戦いてえ」
レオナも頷く。
「新しい魔法試したい」
レイナは冷静に言う。
「その機会はすぐ来る」
ユウキが聞く。
「どういう意味?」
その瞬間。
ギルドの外から爆発音が聞こえた。
ドォォォン!!
窓が揺れる。
カイルが言う。
「なんだ!?」
レイナの顔が真剣になる。
「魔力…」
ユウキの胸の紋章が光る。
グラムの声。
『主よ』
『魔神軍だ』
外から悲鳴が聞こえる。
ユウキは剣を抜いた。
「行こう」
四人は同時に走り出した。
新しい力で
最初の戦いが始まる。