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最愛(推しは不滅)
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口調とか違ったらすみません
だらだら書いてたらめっちゃ長くなりました
吉田仁人side ________________
「お疲れ様でしたー!!」
パチパチと暖かい拍手が巻き起こり、どこか張り詰めていた空気が緩む。
今日は朝から雑誌の撮影とインタビューだった。ありがたいことにグループ全員で巻頭を飾らせて頂けることが増え、今回もかなりの量の特集を組んでもらえるようだ。
無事に撮影を終えることが出来た安堵感から、ほっと息をつく。
「仁ちゃんおつかれ!!な、今日一緒にご飯食べに行こや!!」
撮影が終わったばかりだというのに、耳と尻尾が見えそうな程、上機嫌に俺に声を掛けてきたのは舜太。
俺のそばに寄ってきたかと思えば、自分のスマホをずいっと差し出して、行きたい店の話を始めた。
『俺行くなんて一言も言ってないんだけど』
「えー!ダメなん?久々に仁ちゃんと食べたい!」
ダメ、?と首を傾げて俺の手を握った。
俺より背が高くスタイルも良いくせに、こういう仕草は可愛らしい年下を感じさせてくる。
今日はこのまま直帰する予定だったけど、舜太に絆されるのも悪くないかもしれない。
『….まあ舜太今日は頑張ってたし』
「良いってことやんな!!やった!!」
きゃいきゃいとはしゃぐ舜太を横目に荷物を纏めていると、柔太郎が近づいてきた。
今さっきまでスタッフさんと写真の最終確認をしてくれていた柔太郎は、流石M!LKのファッションリーダーだ。
「ご機嫌だね舜太。どうしたの?」
「俺今日仁ちゃんとご飯食べに行くんよ!」
「え、ずる….よっしー俺も連れてってよ」
急に話を振られて振り向くと、頬を膨らました舜太がいた。
「いくらじゅうでも今日は譲ってや!」
「やだ、俺も行く。」
行かない、行くと言い合いを始めた年下組を呆れつつ見守っていると、ぽんと肩を叩かれた。
「収集つかなそうだし俺と行く?」
『お前さっき台本覚えないとヤバいって言ってただろ。今日はさっさと帰れよ』
勇人はあ、バレたかと悪戯っぽく笑うと、俺の耳元にするりと手を滑らせてきた。
「じゃあ仁人のこと予約させて。次は俺と、ね」
耳元で囁くように呟いたかと思えば、目を細めて微笑んでくる。
カッと顔が赤くなっていくのが自分でも分かった。何照れてんだよ俺!確かにちょっとときめいたけど!コイツからしたらただ揶揄っただけにすぎないのに!
耐えきれず俯いた俺を見て、くすりと笑うとまた明日、と告げて勇人はスタジオを後にした。
「……吉田さん、顔真っ赤やで」
『うるさい!!!!!!』
帰る準備を終えたのであろう、太智が声を掛けてきた。
いつもの明るさは少しなりを潜め、何故だか目は笑っていない。
「そんな可愛い顔してたらまた勇ちゃんに襲われるんとちゃう?」
『襲っ?!?!?お前何馬鹿なこと言ってんだよ!』
あまりにも不本意な言葉が飛び出してきて思わず大声が出てしまった。うるさーいと不満気な顔をした太智を睨みつける。
「まあ俺らの仲はじんだいチャンネルで見せつければええやんな!」
にぱっと笑い、いつも通りの明るい笑顔になると、俺の肩をバシバシと叩く。
てか見せつけるってなんだよ。お前ペア売り興味ないんじゃなかったのかよ。
またなーと手を振って太智もスタジオを出て行った。
さてと、あの2人はどうなったかな。
チラリと視線向けるとまだ言い合いを続けている。なんでご飯食いにいくだけでこんな揉めれんの?
『今日は3人で食べに行こう。舜太だって俺と2人きりより柔太郎がいた方が楽しいんじゃない?』
「えーーーーーー」
「ほら、よっしーも乗り気だよ?」
『舜太、俺お腹すいた』
覗き込むようにして舜太の目をじっと見つめる。
しばらく目を合わせていたかと思えば、舜太は口をパッとおさえた。
「それは反則やって….」
『え、なにが?』
「出た、仁ちゃんのぶりっ子」
2人の反応から、俺の上目遣いのことを言っているのだと理解する。
『は???お前らの背が高すぎるのが悪いんだよ』
そんなこと言うなら一緒に行ってやんない、と背を向けると、慌てたように舜太が謝ってきた。
ドタバタと騒ぎながら、俺らもスタジオを後にしたのだった。
コメント
1件
読了したわ!アイドルの撮影後のほっこり日常、めっちゃ良かった〜。 舜太と柔太郎の「ご飯行く行かない」の言い合い可愛すぎるし、勇人の耳元囁きシーンはちょっとドキッとしたわ。でも何より太智の「襲われるんとちゃう?」に草。仁人くんの照れ顔が目に浮かぶようで、和やかなチームの空気が伝わってきたよ! 次のエピも楽しみにしてる🔥