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ピロンッ
紫 「 ぁ … ? 」
ベットで寛ぐ最中 、 鬱陶しい通知音が鳴る 。
バイト先の連絡以外 オフっているのに 。
バイト先は今は 休業期間 。
通知が鳴るはずなんてない 。
のそのそ起き上がり 画面に 目を 向ける 。
桃 『 今日はごめんね 』
通知画面に 表示された一文 で 、
少し 興味が湧き バナーを タップした 。
でも 、 もう既に 2件のメッセージ が 、
俺が 見る前に 消されていたらしく 、
ごめん以外の メッセージ は 見当たらなかった 。
紫 『 気にしなくていいっすよ 』
当たり障り の ない 返事 を して 、
あいつ からの 通知を切り 、
もう一度 布団に寝転ぶ 。
そして 、
何を血迷ったのか 、
通知を オンに 戻した 。
なんとなく 、 そうしたかったから 。
桃 『 好きなの本当だよ 』
桃 『 付き合いたいのも本当なの 』
一度送信して 、 やっぱり 送信取り消し を 押す 。
ちゃんと 、 口で伝えたい 。
今度は本気で 、 ちゃんとしたやつで 、
アイツを ドキッとさせたい 。
あんな雑な返事じゃなくて 、
お顔が真っ赤なアイツに 、 OKを 貰いたい 。
コメント
1件
ああ、この「送信取り消し」って仕掛け、すごく好きです。桃くんが「好きなの本当だよ」と送っては消して、を繰り返す描写に「伝えたいけど怖い」っていう揺れ動きが滲んでいて。紫くんの方も、一度オフった通知をなんとなくオンに戻す動作が、無意識に待ってる感じで……まだ2話なのに、もう関係性の兆しが静かに見えてきてるのが良いなあ。続きが気になります。