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米)日本〜俺にもそのお菓子少し分けて
日)駄目です、アメリカさん最近虫歯が出来ていたんですよね?もっと酷くなりますよ?
私は自身が食べていたお菓子に手を伸ばそうとしていたアメリカさんの手を払いのける。
米)だって日本が美味しそうに食べるからさ…
アメリカさんは子供のようにムゥッと頬を膨らませた。
日)うっ…
その顔には私は弱い。
アメリカさんはそれを知ってか知らずかジッと私を見つめている。
日)っ…駄目です!
私は何とかその顔に負けずに耐えれた。
その時小さく舌打ちが聞こえたのは気のせいだろうか?
米)じゃあ良いさ、日本こっち向け
またもや拗ねた子供のように呼ぶ声がしたので、私は何かとアメリカさんの方に振り返った。
振り返った瞬間、唇に柔らかな感触が生まれた。
🇺🇸おっ、チョコ味かコレ、美味いな
🇯🇵…え
何が起こったか分かっていない私を他所に、ベェと舌をアメリカさんは出す。
🇺🇸お前がお菓子くれねぇのだったら、キスしたら大体味は分かるかなって思ってさ
(あと普通にキスもしたかったから一石二鳥だったわ) と、加えて言うものだから、私は口をパクパクさせていた。
🇺🇸じゃっ!俺これから親父に用があるから
そんな私を他所に、アメリカさんは先程の事がなかったかのように自身の荷物を持って去っていってしまった。
日)…ばか
そんな後姿を見送りながら、私の口からポツリと出て来た言葉はそれだけだった。
end