テラーノベル
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藤澤サイド
「あっ、ぁんっ、も、ときっ、…」
「…きもちい、? 」
暗い部屋、元貴の寝室のベッド。
ギシギシと音を立てるベッドの上で、僕は元貴と重ねあっていた。
元貴が僕の唇に唇を重ね合わせながら舌を絡めていく。
くちゅくちゅと卑猥な音が暗い部屋に響いて消えていった。
もう既にベッドの上には二人分、沢山の精子が溜まっている。
元貴の身体が火照って段々と汗ばんでくる。
無駄のないスベスベの白すぎる肌。
たくましい上半身の筋肉。
女性の様にしなやかな腰骨。
そして元貴の纏う暗い暗い寂しげな雰囲気。
それを、僕は全部、愛してる。
元貴の顔は無表情だ。
ただ僕を見下ろしながら義務作業の様に淡々と、休むことなく腰を動かしていく。
でも時々聞こえる艶美な声が、ちゃんと気持ちいいことを教えてくれる。
もう、何時間経っているんだろう。
元貴から漂う甘い香水の匂いと汗の匂いが混じってむさそうになるのを堪えながら僕は元貴の背中に爪を立てる。
元貴に僕の痕跡を残しておきたかった。
そして元貴を引き寄せて何度目かもわからない濃いキスをする。
元貴の舌が優しく入って絡みつく。
「もとき、…」
「…なに?」
「好きだよ、」
元貴がふわっと笑った、
気がした。
お互いの乱れた呼吸が、夜の静かな部屋に響いていた。
♡&💬よろしくお願いします
コメント
9件
広告で誰目線が見えなくて若井さんかと思ったけど涼ちゃんか!、広告邪魔すぎていい作品が台無しだ!! なくなってくれ
うううっっっ かわいいです 最高です ありがとうございます
うぎゃーッッぶっ刺さりました🥺 しかもひろぱ受け…需要でしかない!!ありがとうございます!(?) これから楽しみにしています✨