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よくあるトラ転したら最推しが話しかけて来たぁ‼・改(※新しい方です‼)
第30話 - 第30話 虫は嫌だ‼なんで虫なんているのぉぉ‼アドミニストレータ趣味悪すぎでしょ‼許さん‼
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2023年04月30日
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2023年04月30日
どうも‼SAOのアノマリー・クエスト行こうか迷ってるwakaです‼本当に行きたい。でもな…、予定がなぁ…。
そんな事は置いといて…。今回はファナティオ戦…‼そしてミオの新たな技…?しかし最後は呆気ないです……。あとめっちゃ長いです‼ごめんなさい‼
それでは、どうぞ‼
はろー‼アイアムミオ‼今から、霊光の大回廊に入るところだよ‼しかも私は最初に斬りこむ役だから緊張するYO☆
ミ「ふぅ……」
キ「大丈夫だ、ミオ。ステイ・クール、だろ」
ユ「これからだ…」
ミ「うん。じゃあ、開けるよ」
3人で顔を見合わせ、頷きあう。覚悟を決めて扉を強く押す。
ゴゴゴゴ……と大きな音を立てたのと同時に、強い光が目に差し込んだ。
ミ「うわっ……眩しっ…」
数秒して目が慣れると、この部屋(にしては広いけど)の中心に、同じ色合いの銀色の鎧を身に着けた整合騎士が4人、それに加えて、その4人の少し前に薄紫色の鎧を身に纏った整合騎士が堂々と私達を待ち構えていた。ファナティオ様だ…‼私がSAOキャラで唯一「様」呼びするファナティオ様…‼
ミ「…行きますか」
そう小さく呟くと、私は今出せる全速力で整合騎士との距離を詰めた。後ろの整合騎士たちが「なっ…‼」とか言って驚いているが、ファナティオ様は全く動じない。え、逆に怖い。
しかし、4人(確か、四旋剣だっけ?)の整合騎士は、すぐに状況を把握すると、逆手に持っていた大剣を振り回し、まずは一番左の騎士が剣を真横から薙ぎ、私は剣で受け止める。そのまま大理石の床を滑り、整合騎士たちの間をすり抜け、もう一度体勢を立て直そうとした、が。
ミ「やっぱり四対一ってキツイよねっ……」
間もなく2人目の整合騎士から水平斬りが飛んでくる。低く屈んでそれも避けるが、今度はかなり低い位置からまたもや水平斬りが飛んで来た。私は思わず相手の大剣に飛び乗り、2年間鍛えた脚力で跳躍する。
まさか跳ぶとは思わなかったのか、キリト達も驚愕した顔でこちらを見ていた。いやそれよりも詠唱終わった⁉できた⁉必死に念を飛ばすと、キリトが右の親指を立てた。よし‼下がるからね‼あとはぶちかましちゃってキリト、ユージオ‼
ファ「エンハンス……‼」
まさか。
キリトとユージオに怪我を負わせるわけにはいかない。
まだ飛んでるから、大丈夫。まだ、間に合う。
足裏で風素を2つバーストさせ、高く跳ぶのと同時に、ファナティオに近付く。その時、
キ「うおおぉぉぉぉぉ!!」
ミ「キリトッ‼」
キリトが吼えながらファナティオに突進していく。おいいいい‼武装完全支配術はぁぁ⁉…待てよ、あの技は…確か、《ソニック・リープ》。あのままじゃ、原作通りキリトは左脇腹を貫かれちゃう、あの光に。
しかし、私の剣がファナティオの鎧に届く前に、強烈な光が視界を奪った。
思わずキリトの方を見ると、キリトは左脇腹を光に貫かれていた。私は悔しくて歯嚙みするが、あとでもう一度攻撃が来るはずだ。それまでにできればファナティオを倒さなければ。
ミ「ッ……」
私はデュソルバートの時のようにファナティオの鎧を斬ろうとしたが、急に彼女はこちらに剣を向けた。まさか、こちらにも攻撃するつもりか。
奥の手、使うかな。まだキリトもユージオも知らない「アレ」。
カ「これを使うと、お主は我を忘れて人間ではなくなってしまうかもしれん。ただ、死ぬまで戦い続ける人形のように……。それでも、どうしてもという時は…」
アレを使うか。それとも、まだ耐えるか。
ミ「……まだ、いける」
これからまだアリスちゃん戦、ベルク―リ戦、チュデルキン戦、最高司祭アドミニストレータ戦があるのだ。やっぱり、まだ使うわけにはいかない。
ファナティオの剣が光を帯びる。
私は持ち前の低身長で低くしゃがみ、ファナティオの腰めがけて、剣を突き刺した。優美な鎧から鮮血が飛び散る。それと同時に私の肩に光線が掠る。熱っ‼
思わず、私はキリトを抱えてファナティオと距離を取った。
ファ「…こういう場面で徒口を叩きたくなるのは私の悪癖だと、騎士長殿にはもう100年も苦言を頂戴しているのだがな…、しかし、どうにも不憫なのだよ。我が天穿剣の威光に伏した者は皆、そのように間の抜けた顔しかできないのでね」
ミ「へぇ~、じゃあ直したら?その騎士長殿に言われてるんだったら」
やっぱりここで強がっちゃうの、悪い癖だよね。そう思いながら、私はキリトの左脇腹を治療する。
ミ「システムコール…」
キ「…す、すまない」
ミ「良いから、じっとしてて」
キ「……ハイ」
大人しく従ってくれるキリトを横目に、私はファナティオの言葉を待った。
ファ「咎人とはいえ、央都で暮らしていたのなら、鏡というものを知っておろう?」
そりゃもちろん。この世界じゃ希少だけど、現実世界では毎日見てたもん。その後、ファナティオは長い長い説明を経て、『キリトを貫いた光はソルスの光を鏡で反射したものなんだよ‼』ということを説明した。うん、鏡って凄いね‼
後ろでは、ユージオが焦った顔をしながらも武装完全支配術の術式を唱えている。頑張って…‼ユージオ‼
そして、ファナティオは言った。
ファ「そなたの天命を消し去る我が剣の力を理解してもらえたかな。それでは死ぬ前に、己が罪を悔い、三女神に心より帰依し、許しを乞うがよい。さすれば浄化の霊光は、そなたの罪を雪ぎ魂を天界へと導こう。では――さらばだ。若く愚かな咎人たちよ」
そう締めると、とうとうファナティオは剣先をキリトと私へ向けた。私は、あらかじめ鋼素と晶素を生成しておく。おそらくここでキリトは…。
キ「ディスチャージ‼」
そう言って、キリトは素因だけで鏡を作り上げた。ファナティオの天穿剣から、強烈な光が迸る。キリトは光を鏡で反射するつもりなのだ。しかしこういう素因から作る物は天命が短く、数時間しかもたない。きっとそれじゃあ光は大体がキリトに直撃する。だから、私もキリトの鏡の後ろに鋼素と晶素を組み合わせ、鏡を作った。これで少しは大丈夫だろう‼で‼光は多分、真っ直ぐに進むから、横によけよう‼
キリトの鏡で、光の2割は反射し、残りの8割はキリトの鏡を破壊した。そしてそれは私が作った鏡に直撃し、また2割反射した。
ミ「右っ‼」
そう叫び、キリトと共に右に倒れるように避けるが、はやり無傷という訳にはいかなかった。光に貫かれた左肩が激痛で疼く。でも原作よりはダメージが減ったはずだ。
ミ「あっ…ぶなぁ……」
安堵の息を漏らし、キリトとニッと笑いあう。後ろにいるユージオとも目を合わせると、そっちも頷いてくれた。ユージオも武装完全支配術の準備が出来たらしい。
その時、向こう側からがしゃりと何かが吹っ飛ぶ音がした。ま、まさか……‼
ファ「見たな、貴様ッ‼」
緩く波打つ艶やかな黒髪。私の髪の毛なんか比にならないくらい綺麗。可愛いよりも美しいの方が似合う、凛とした顔立ち。まるで大輪の薔薇のような…、めっちゃ美しい。お麗しいですファナティオ様‼
素顔を晒したファナティオは、私達を睨みながら言った。
ファ「貴様も…そんな顔をするのか、罪人。教会に弓引く大逆の徒である貴様すら、私が女だと知った途端、本気で戦えないというわけか」
先程までの機械的な声ではなく、繊細な、しかし力強い美声だった。
ファ「私は人間ではない…。天界より地上に召喚された整合騎士だ。…なのに貴様ら男は私が女だと知った途端、そのように蔑むのだ‼同輩に留まらず…、悪の化身である暗黒騎士どもの将ですらな‼」
ミ「え私、男認定?」
思わずツッコんでしまったが、キリトもユージオも蔑んだりなんかしない。絶対に。敵だったらなおさらだ。だって、ユージオの目的はアリスちゃんを取り戻す事なんだし、キリトの目的は100階にあるシステムコンソールであの某眼鏡のお役人と連絡を取る事なんだから。
そう思った時、私のすぐ横からキリトが消えた。
ファナティオに向かって右上からの斬撃。キリトだ。
その衝撃で、ファナティオは数歩後ろへ下がった。その後も、じりじりとファナティオを追い詰めていく。
ファ「なるほど、それでその剣、その技か。撃ち合いで、自分が女だとバレなくて済むように…。そうだろう、ファナティオお嬢様」
キリトが超絶低音イケボで言った。アッアノ、良い声すぎて耳が死んでしまいますお客様‼ふざけるときではないのだが、どうしても顔が緩んでしまう。キリトの言葉に、ファナティオは激しい怒りを露わにした。
ファ「き、貴様ァァ‼」
そんな叫び声とともに、剣を押し返す。
キ「…言っとくけどな、俺がさっき驚いたのは、兜が壊れた途端に、あんたの剣気が嘘みたいに弱くなったからだ。顔を隠し、剣筋を隠し…自分が女だってことを、誰よりも意識してるのはあんたなんじゃないのか」
ファ「うるさいっ‼殺す…‼貴様だけは……!」
キ「こっちだってそのつもりだ。あんたが女だからって手を抜く気はさらさらないぜ、これまで何度も女性剣士に負けてるんだからな、もちろん、あそこでこっちをずっと見てる奴にも」
おやぁ?それは私の事かなぁ?キリト君。そんな声は届かず、そこから超高速の攻防が始まった。突き、防ぎ、斬り、避けを繰り返していく。双方、凄みのある笑みを浮かべながら。
そして、数分経った時だった。
ファ「――なるほどな」
ファナティオが少し納得したように口を開いた。
ファ「咎人よ、貴様はこれまで私が戦ってきた輩とは少し違うようだ。この忌むべき面相を見て、こうも本気で斬ろうとした男はこれまでいなかった」
キ「忌むべき――ね。なら、あんたは誰の為にその髪に櫛を入れ、唇に紅を差してるんだ」
そのキリトの挑発にファナティオは諦めたような笑みを浮かべながら静かに言った。
ファ「惚れた男が、いつか剣の技と首級の数以外のものと私に求めてくれるやも、と待ち続けて百有余年…鉄面の下で恋い焦がれた挙げ句に、私よりも美しい顔を惜しげもなく晒した新米の女騎士に後塵を拝すれば、せめて化粧の一つもしたくなるというものだよ」
キ「…あんたにとって一番大事なことってのは何だよ。整合騎士が最高司祭の命令にただ従うだけの存在なら、恋とか嫉妬に悩む心なんてそもそも必要ないだろ。その男が誰だか知らないけど、そいつに100年も片思いしてるなら…そりゃあ、あんたが人間だからだ。俺と同じ人間だからだよ。俺は、教会と最高司祭をぶっ倒して、あんたみたいな人間が普通に暮らせるようにするために戦ってるんだ‼」
ファ「子供よ…貴様は知らんのだ。教会の権威が失われれば、この世界がどのような地獄へ突き落されるか……ダークテリトリーの軍隊は日々その勢いを増し、果ての山脈一枚隔てた先でひしめいている。人界とそこに暮らす民を守る、我ら整合騎士に与えられたその最大の任務の前では、私の恋心など……拾う価値すらない麦屑に等しい……」
キリトとファナティオの会話には。なんか難しい言葉が結構出てきたが、想像力でなんとか補う。ファナティオは、とても辛そうな顔をしていた。大丈夫だから‼ちゃんと結ばれるからね‼しかし、一言言わせてもらいたい。
ミ「ちょっと」
ユ「ミオ……?」
私がすくっと立ち上がり、ファナティオを見つめると、彼女は目を見開いた後、どこか優しい瞳でこちらを見た。
ファ「どうした、娘」
ミ「私は恋をしたことが無いけど、整合騎士だからって恋をしちゃいけないなんて決まりあるの?恋は誰でもすると思うよ。言ってる事矛盾してるけどね。ってかまず、その恋心ってあなたにとっては麦屑じゃないんでしょ?もっと大事な物なんでしょ?……だったら大切にしなよ。そうしなきゃ、本当にあなたたち整合騎士は最高司祭の『お人形』になっちゃう」
ファ「……」
私の言葉に、ファナティオは何も言わなかった。ただ、辛そうに目を伏せているだけだ。しかし、そろそろ来る。
ファ「…それでも、私は…もう良いのだ、麦屑で。……今は、貴様を倒さねばならん。たとえ騎士の誇りを踏みにじってもな。かくも無様な技で勝利する私を嘲え。貴様にはその権利がある」
静かに言うと、今度は覚悟の決めた声で叫んだ。
ファ「天穿剣に秘められた光よ、今こそ枷から放たれよ‼――リリース・リコレクション‼」
その途端、剣からさっきの武装完全支配術とは比べ物にならない程の威力を持つ光が私の視界を白で塗りつぶした。
数秒で視界が戻り、急いでキリトとファナティオを見る。
キ「馬鹿野郎ッ‼」
ミ「ッ…」
酷い有様だ。お互いに体の至る所に穴が開き、そこからはおびただしい量の鮮血が噴き出している。これじゃあ、ファナティオもキリトも死んでしまう。なんとしてでも止めなければ。私はユージオの元へ向かった。
ミ「ユージオ‼今だよ‼」
ユ「ああ―――エンハンス…アーマメント‼」
青薔薇の剣士は、くるりと青薔薇の剣を逆手に持ち、大理石の床に突き刺す。すると、一瞬にして傷一つない床は霜に覆われ、氷が真っ直ぐにファナティオ達の元へ伸びていく。ファナティオは、この技の回避方法に気付いたらしく、宙に跳ぼうとしたが、それより早くキリトがファナティオの肩を踏み台にし、さらに高く跳びあがった。
もちろん私も軽くジャンプして回避したが、ファナティオの後ろにいる4人の整合騎士も氷の蔓に捕らわれていた。
ユージオは剣の柄に力をこめると、叫んだ。
ユ「咲けっ‼青薔薇‼」
その途端、宝石のように輝く青い薔薇の蕾が一斉に開いた。一瞬で目を奪われてしまう程の冷酷でありながら美しい光景。しかし、これ以上キリト達に怪我を負わせるわけにはいかない。私はキリト達が薔薇に気を取られている隙に、さっとファナティオの背後に回った。え、何をやるのかって?そりゃあもう決まってるよ‼ファナティオ様、恨まないでね‼
ミ「おやすみ―――なさいっ‼」
ファ「き、さま……」
今出せる全力でファナティオの首に手刀を撃ち込む。心底驚いたような顔でこちらを一瞬見た後、徐々に瞼が落ちた。
ユ「ミオ…⁉」
キ「はは、流石だな、ミオ」
ミ「それよりも‼怪我の治療‼」
私は急いでキリトを肩に担ぐと、システムコール…と光素を生成し、傷口にあてる。大丈夫、まだここには大量なリソースがあるからね‼
あらかた治療が終わると、今度はキリトとユージオと共に、ファナティオの元へ向かった。なにやら浮かない顔でユージオが言う。
ユ「無理だよ、キリト。出血が多すぎる」
ミ「……無理ってまだ決まってないよ」
キ「ああ、…まだ、何か方法があるはずだ」
必死に私達は術式を唱える。しかし、きっと少し天命が回復しても、すぐにそれ以上減ってしまう。言うか。本当に原作知識って役に立つな。まぁ、でもユージオ救えるならなんてことないしね‼
ミ「ねぇ、カーディナルさんから何かもらった?」
キ「……ああ‼そうか‼カーディナルからもらった短剣を刺せば…‼」
ユージオは、キリトの案を止める。しかしキリトは首から下げていたらしい短剣を取り出すと、それをぎゅっと握りながら見つめた。
ユ「それは駄目だ、キリト‼カーディナルさんがもう予備はないって…それはアドミニストレータに刺すための……」
キ「解ってる…、解ってるけど…でもこれを使えば助けられる…それを使わないなんて…人の命に優先順位をつけるなんて、俺にはできない」
ミ「つかぬことを聞くけど、それって金属製?」
キ「いや、確か俺の剣みたいに木だったはずだぞ」
金属じゃないことに、私は安堵の息をつく。
ミ「そう…ありがとう」
キリトはその短剣をファナティオの左手にそっと刺す。すると、鎖も含めて短剣が紫色の光を放った。たちまち、神聖文字(英語)が浮き上がり、ファナティオの体に吸い込まれていく。短剣が全て消滅したときには、ファナティオの出血はぴたりと止まっていた。
『やれやれ、仕方ない奴じゃな』
この幼い声にこの口調。
ミ「カーディナルさんっ‼」
木「カーディナル…あんたか⁉」
カ『時間がない、当然のことを訊くな』
キ「カーディナル…すまない、俺は……」
カ『今更謝るな。ファナティオ・シンセシス・ツーの治療は引き受けよう。しかし、全回復に時間がかかるゆえ身柄はこちらで預かるぞ。そして手短に伝える。状況からして、アドミニストレータは現在、非覚醒状態の可能性が高い。あやつが目を醒ます前に最上階に辿り着ければ、短剣を使わずとも排除が可能だ。急げ…残る整合騎士はあとわずかじゃ…』
その時には、整合騎士の体はもうそこにはなかった。代わりに、コロンと小瓶が転がっていた。きっと回復薬だろう。さっすがカーディナルさん‼さっきからずっと攻撃が掠った肩が痛いんだよね‼なんか服も焦げてるっぽいし。
3人で小瓶をごくりと飲み干すと、キリトはバツの悪そうな顔で言った。
キ「…取り乱して悪かった、ユージオ、ミオ」
ユ「いや…謝る事じゃないさ。ちょっとばかり驚いたけど」
ミ「そうそう‼早く、向かわな……ちょっと待って待って待て」
私はユージオの下にいるナニカに気付くと、すぐさまキリトの背中に隠れた。大丈夫‼なんかあったらこの黒の剣士様が守ってくれるさ‼
キ「な、なんだ?ミオ……あー、ユージオ、動くなそして下を見るな」
ミ「おいいいキリト‼そんなこと言ったら純粋ユージオ君は見ちゃうじゃん‼見ないで‼ユージオ‼下を‼」
ユ「え、ええ?そんな事言われたら見たくなるんだけど…」
キ「おい‼余計にユージオが見たくなるだろ‼」
ミ「こういう会話をしてるとさらに見たくなっちゃうやんユージオ‼」
慌てた会話をしている間に、ユージオは見てしまった。
ユ「2人とも何言ってるんだ……ひぃっ⁉」
ユージオの靴の下で動いているミミズらしき虫を。やばいやばいやばいやばい鳥肌…、嫌な意味で……。私はキリトと共にそろりとユージオから離れる。
ユ「お、おい‼離れるなよ‼」
キ「いや、こういうのは逃げたくもなるだろ‼」
ミ「ユージオ‼早くこっち来て‼」
やっぱり、緊張した後のこういうバカ騒ぎが一番好きなんだよなぁ……。
ミ「ねぇ、これアドミニストレータの使い魔だよね⁉絶対‼だってカーディナルさんにも使い魔がいるんだからアドミニストレータにもいるよね⁉」
キ「うへぇ、気持ち悪いなこの使い魔。なんでよりにもよって虫なんだよ…。もっと選択肢あっただろ…」
ユ「そんなこと言ってないで早く助けてよ‼「ぶちっ」…あ」
ユージオが靴で虫を潰した途端、ユージオがふらりと倒れそうになる。
キ「ユージオ‼」
ミ「ユージオーー‼死ぬなーー‼」
キ・ミ「「ユージオーーーー‼」」
ミオ(19歳)
最後はギャグで終わったファナティオ戦。やっぱり楽しいのが良いよね‼虫はダンゴムシだけ触れる。ユージオの不安を煽った人。
キリト(19歳)
虫は大嫌い。ユージオの不安を煽った人。ミオの慌て様にさらに慌てた。
ユージオ(19歳)
相棒2人に不安を煽られた人。虫は大嫌い。最後に意識が遠のく。
コメント
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ユージオにいったい何が起こった?あと、短剣が木になったって、アドミニストレータに刺せるようになっちゃった?あれ?展開が面白くなって来ちゃったじゃないですか。これからも楽しみです!