凛、もういいよ。
ここからは好きにしよう。
兄ちゃん、許してくれるの?
俺、悪い事沢山したよ?
凛、お前が俺からの愛を求めているのなら、俺はもうお前に数え切れないほどの愛を抱いているんだぞ。
偽りでも良いから、もう1回俺に純粋に笑いかけてくれよ。
凛、1回だけで良いから話し合おう。
お前とちゃんと話がしたいんだ。
凛「いい加減辞めにしたら?俺からは奪い返すことなんて出来ないよ。」
冴『凛、ちゃんと話し合おう?』
凛「最初からちゃんと話してるけど」
冴『なぁ、凛お前が欲しい物は俺からの愛か?』
凛「…そうだね」
冴『俺は今までお前に沢山愛を与えていたつもりだ、少なくとも幼い頃までは。』
凛「俺はッそうは思えなかったけど、?」
冴『なぁ、家族としてじゃ駄目なのか?』
凛「駄目なんだよッ!俺は恋愛として冴の事が本気で好きでッ、!」
冴『お前は、糸師冴を演じて自分自身が居ない生活で良いのか?俺と凛二人揃って満足なんじゃ無いのかよ?』
凛「そりゃあッ…!!二人の方が良いけど、どうする事も出来ないだろッ?!」
冴『二人になれる方法を考えたのか?』
凛「、?」
冴『お前は二人揃っての事は考えてなかったんじゃないか?今までの事を思い出したくなくてその考えを捨ててたんじゃないのか?』
凛「そんなッことない!! 」
冴『じゃあお前の考えを言ってみろ』
凛「ッ…」
冴『言えないんだろ?』
凛「ッうるさいなぁッ!!」
いつもより意識が戻るのが早い?!
冴『ッおい!何処行くつもりだッ!?』
聞こえない事を知っているのに声を出してしまう、俺は凛に只管ついて行った。
凛は地下室に向かっていた。
何をするのか予想が出来なかった。
きっと、きっと今兄ちゃんは俺の後を着いてきてくれているはず、!
俺は包丁を服の中に隠しながら地下室に向かう。
地下室について、俺の死体の隣まで近づく。
包丁を取り出して刃をお腹に向けた。
凛「兄ちゃん、居るんでしょ?兄ちゃんの体も殺しちゃうね?もう何も考えたくないんだ。 」
凛が心情のない笑顔を向けた。
この時やっと分かった。
凛はまた死のうとしてる。
全てを諦めようとしている。
でも、大丈夫だぞ。
死んでから、楽しい事が山沢山。
頬に生暖かい物が流れていくのが分かった。
見えなくてもいいから、聞こえ無くても良いから、言わせて欲しい。
凛「ごめんねッ、死ぬね。」
冴『良いよッ…』
凛「…!うんッ」
見えないはずの兄ちゃんの姿が見えて、泣きながら、笑顔で良いよって言ってくれた。
俺も思わず涙が零れ落ちてしまった。
そしてそのまま手に力を込めて、お腹に刃を通した。
冴『凛、聞こえるか?』
凛「兄ちゃん、?」
冴『そうだ、凛もう我慢しなくていい、これからはここで凛の事を全部受け止めてやる。』
凛「ほんとに、? 」
冴『本当だ。』
凛「士道ッは、?」
冴『彼奴の事なんて考えるな』
凛「兄ちゃんの事好きで居ていいの?」
冴『あぁ、凛こっちに来い 』
凛「ッうん!」
泣きながら抱き締め合った。
…これで良かったんだよな?
〜Happy End〜❔︎❔︎
色々な説明はコメント等でさせて貰います!コメントに書いてあること以外で気になる事があればご質問下さい!最後の台詞は凛ちゃんでしょうか、それとも冴ちゃんでしょうか!それは秘密かなぁ?
コメント
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うわぉほほほほーーーーーーい! はっぴぃえんどかなぁ、? 最後の声誰だろー!気になるなぁ 他の作品も待ってるね!!
なんか眠過ぎて雑になった気がするなぁ…