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あれから半年……


「○○さん!次は××の撮影で、それが終わったら、空港に向かいますね!」

「分かった!」


私はお父さんの会社のモデルをしたことで、有名になり、今迄と違ったちゃんとしたモデルの仕事がくるようになった。


事務所もちゃんとした所に移籍した。


それもこうちゃんが紹介してくれた。


「 お、お疲れ様!どう?無理してない?」

「はい!大丈夫です!」

「よかった!明日からタイだっけ?」

「はい!」

「せっかくなんだから、楽しんできなよ?仕事もだけど、ゆっくりしておいで?」

「はい!ありがとうございます!」


事務所の社長、松本さん。

すごく良くしてくれて。

明日からのタイも、10日間の間仕事は、3日。仕事の前後は休み。

そして、その仕事は、カメラマンが、こうちゃん。こうちゃんは今、タイで写真撮影してる。その関係もあって、私がタイに行くことに。



仕事を終わらせ、空港に着いた。


「じゃあ、気をつけて!」

「ありがとう!お土産、買ってくるね!」

「楽しみにしてます!帰りの時間わかったら連絡してくださいね!迎えに来ますから!」

「うん!」


マネージャーは、あの時、唯一、女性スタッフだった子。





数時間のフライトを終え、タイに着いた。



「んんーっ!着いたー」


背伸びをし、荷物を受け取り、出口へ進んでると、帽子を深く被った、男の人に話しかけられた……


「お姉さん、綺麗ね、僕とあそびにいかない?」


タイ語で言われてもよく分からない……

そのまま無視して通り過ぎようとしたら、腕を掴まれた。


「えっ!?…な、な……」


すると、横からグイッと引き寄せられたかと思うと、タイ語で何かを言った。


帽子を深く被った男は、舌打ちをして、去って行った……



🧡「危なかったぁ……もう、びっくりした。」


「こうちゃん!」


私はぎゅーっと、こうちゃんに抱きついた。


🧡「よし、いこうか。」


あれから、こうちゃんとは結婚前提のお付き合いをしてる。


今日から泊まるホテルに荷物を置いて、こうちゃんと、ホテル近くを散策する。


🧡「おれ、行きたいとこあんのよ、ちょついてきて?」


そう言われついていくと、夕日の綺麗なところに着いた。


「うわぁー…綺麗…」


思わず見とれてると、パシャ📷✨と、音がした。


「もうっ!すぐ撮るー!笑。」


そう言いながら何枚も撮られ、そして、2人でも沢山写真を撮った。


🧡「なぁ○○……」

「ん?」

🧡「俺、ここでの仕事終わったら、拠点を日本に置こうとおもう。」

「うん?」

🧡「○○の専属カメラマンになりたい」

「え?」

🧡「せやから、○○の撮影は全部俺がすんの。」

「なんで?」

🧡「俺が1番○○のこと綺麗に撮れるし、嫌やねん。他のやつに…いくら仕事とはいえ……」

「ふふ(笑)子供じゃないんだから!(笑)」

🧡「まぁ、専属はむりやろけど。近くに居たいねん。○○の……」

「じゃあ、私がこうちゃんについてまわる!世界中あちこち…専属モデルになる!」

🧡「それって……」

「モデルは、カメラマンがいたらどこでも出来るから…」

🧡「○○……」

「私、こうちゃんと再会したくて、見つけて欲しくてモデルになったの…だから……こうちゃんが居てくれるなら、それでいい…」

🧡「○○……。日本戻ったら、籍いれへん?結婚式とかは、仕事とかの都合もあるからそれ見て考えるとして……」

「……だったら、なんか新婚旅行みたいだね(笑)」

🧡「○○……」

「もう、離れてかない?」

🧡「離れた無い!一緒にいたいねん。この先もずっと…」

「…私も。」


そっと、こうちゃんの手の上に自分の手を重ねた。


🧡「○○……俺が幸せするから」

「私も、こうちゃんのこと幸せにする!」


そう言って2人で、微笑みあい、自然と唇が重なった……


こうちゃんと初めてのKiss……


「……っ。泣」


好きな気持ちが溢れて止まらなくて。


あんな気持ち悪いと思ってたものが、

好きな人とすると、こんなにも幸せな気持ちになるんだっておもうと


涙が止まらなかった……


🧡「○○……」

「…こうちゃん、も1回…」


そう言うと、こうちゃんは、ちょっとびっくりしてたけど、私の頬を両手で包むと、さっきより、深く熱いキスをくれた……



そんな2人を夕日が照らし……




パシャ📷✨



??「…めちゃくちゃいいのが撮れたな。あの有名な写真家と、モデルのスキャンダルか……これは、売れるな(笑)にしても……綺麗だよな。夕日…この画角…。現像してプレゼントしてやるか。」





君ともう一度……

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