念の為ですが、保鳴です。鳴海が右です。このお話にはセンシティブな内容が含まれます。
保鳴の解釈が合わなそうであればUターンを。
設定や場合などの細かい設定は、どうぞスルーしてお願いいたします。
読み終えてからの苦情は受け付けませんが、誤字脱字など、何かあれば直したりしますので、やさしく教えてください。
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その妖美な身体が月明かりや人工的な光に照らされることはない。
本人の要望で顔や身体、その全てを保科宗四郎が見ることは許されない。何も見えない真っ暗闇な部屋に2人だけ。だがお互い両想いで、愛し合っているというのに。保科は勿体無いな、と思うもののからだを繋がることを嫌がられないだけましか、と思うようにしている。
「っあ!っ、んっん、〜〜っ、…っ」
前立腺を擦りながら、鳴海の声だけを頼りにここがイイトコロか、そうでないところかを判断している。今となっては鳴海の中は、どこかしこもイイトコロになってしまっているが。
全く、誰のせいでこんなえっちな鳴海さんになってもうたんか…。あ、僕のせいか。
こんな時にでもアホな話が思い浮かんでしまうのは、関西人の性なのだろうか。保科はそう思う。身体を繋がることに慣れてしまったワケではないし、飽きてしまったわけでもないが、もっと色んな鳴海さんを見たい。
一度だけ、一度だけでいいから鳴海さんの結腸をぶち破って意味のある言葉を喋れなくして、トロトロに溶けて目の前におる僕のことしか考えられへんくしたいなあ…。
鳴海は一見単純そうに見えて複雑である。今1番近い存在にいる保科ですらその迷路を突破することはできない。鳴海を理解したいと思っているが、きっと保科が鳴海を理解できる日は来ないのだろう。理解しているからこそ、理解することはないのである。
「鳴海さん……きもちええ?」
無視、無反応。
表情が見れないのだから、声ぐらい聞かせてくれたらいいのに。欲張りすぎだろうか?
23:00
今の季節だったら丁度気温が寒くなり始める時間だ。僕は隣の席で眠る鳴海さんの肩を揺らした。
「う〜ん………」
滅多に飲まない酒をあんなにガブガブ飲むから…。あほやなあ、でもそんなところが可愛いなあ。
僕が通常通りの状態だったらそんなことを呑気に考えてただろう。だが、実は僕も少し…いやかなり酔っている。酒に強い方ではあるが今日は羽目を外してしまって………しまったな…。
「鳴海さん……ちょお、痛いわ、腕の力弱めて。」
「う〜ん……」
鳴海さんはさっきからずっとこうだ。何を聞いても何をしても「う〜ん」と唸るだけ。グラスに入った水を一杯飲ませてやろうとしても「う〜ん」と拒否してくる。こりゃお手上げやな。
「…もぉ…。じゃあそろそろ帰りますよ?…」
「う〜ん…」
「はぁ。」
僕の口からはため息しか出なかった。
「はぁ。疲れた」
本日5回目のため息。成人男性…それも鍛え抜かれた肉体を家まで運ぶのには随分時間をかけた。もちろんタクシーを利用したが酔った鳴海さんはどうも面倒くさくて。僕だって酔っているから頭が十分に回らないのに。今日は疲れてるし、風呂は明日の朝でいいか。迷わず寝室に向かう。もちろん鳴海さんを背負って。
「ほしなァ……」
やっと「う〜ん」以外の言葉を喋ってくれた。
「どないしたんです、鳴海さん。」
予想はしていたが、そう問いかけても返事はこない。その代わりに鳴海は保科の手をとった。
その後すぐに
ちゅ、と可愛らしいリップ音が聞こえた。
「は……?」
そのまま口内に迎え入れられて。薬指をしゃぶって離さない。は?え?なんで?僕の脳内は真っ白で何も考えられなかった。
「ん………」
そのまま鳴海は自分のズボンに手をかけ脱ぎ始める。まってまって!ほんまにどないしたん!?
鳴海は自身のものを手で雑に扱った。
「は、はぁ…っ…ふ…ぁ……」
しゃぶっていた指はもう用無しらしい。今はソレに夢中で。それが気に食わない僕は再度口の中に指を入れる。
「ぅ、ん………」
哺乳瓶を吸う赤ん坊のように見える。かわいい、かわいい僕だけの鳴海さん。僕にしか見せないその姿。
プツン、と太い糸が切れる音が聞こえた。
鳴海さんの肩を掴んで布団に押し付ける。
あとちょっとだったのに…の顔ですか?それは。こんなん見せといて我慢できる男がどこにおるっちゅうねん。
素早くズボンを脱ぎ捨てる。ベッドのそばにあるローションを手にぶちまける。
優しくなんてしてやるもんか。
「っあ!ぇ、っあ、あっ…?!ぁ?」
はやくいれたい。はやくいれたい。
でも鳴海さんを傷付けたくはないから。と少なからず残っている理性だけを頼りに、まずは指で穴を広げてやる。
「ん、ぃく、いっちゃ………っあ〜っ!?!?」
挿入。僕末っ子なんで我慢できない性格なんですよ。ねちっこい湿った音が部屋に響く。
「っあ、ーーっ、っあ!ひ、ぁ……っ!」
なるみさん、なるみさん、なるみさん。酒のせいか、頭はもう馬鹿になっている。なるみさんのもっと深いところに入りたい、なるみさんの奥を曝け出したい。
ぶち…と聞き慣れない音が聞こえてくる。
「っ!?!!っあひっ?!ぁ…っや!や、やめ…っ」
さっきまで気持ちよさそうにしていた蕩けた顔も、今では目を見開き必死に訴えている。
「…………僕を散々煽っといて、「嫌」って言いました?」
「ほし…ぁ…っ!あ!ほしな、ほしっ!や!や、それだめ…おかしくなるから……っあ!」
「逃げんで、なるみさん。」
そう言いながらその小さな唇にキスを落とした。
「っ〜〜〜〜〜〜っ!♡♡っあ♡あう、んっあ、ああっ!ふ、ぁっ♡」
結腸。通常のセックスならこんなところまで侵入しないだろう。だが今日違う。
「っあひぅっ!??♡♡っあえっ?!♡ひぁあっ♡っん♡」
力尽きました。保鳴さいこ〜👍