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地縛少年花子くん×文豪とアルケミスト
「ねえ、知ってる?裏七不思議、それと、0番。その怪異達は、学校外でも力を発揮できる。」
と花子が話す。
「え?そんなのあるの!」
「そんなものがあるのか!?」
と八尋と光が反応する。
「うん、あるよ。八尋達のクラスとかにも、いるかもねぇ」
と花子が返答する。
「!なら、私、探してみる!」
「なら、俺も!」
「いいねぇ、じゃあ、探しに行こうか」
こうして、探すことになった。
「ねぇ、乱歩くーん!」
八尋は、乱歩に話しかけに行った。
「おや、八尋さん。どうかしましたか?」
と乱歩が質問する。
「え、えーと、ねぇ」
返答の仕方に困ると、察したように乱歩が、
「あ、最近の噂ですか?」
と言う。
「そ、そうそう!」
と八尋が答えた。
「何面白そうな話ししてんだ?」
「私達も混ぜてください。」
「ぼくも〜」
と安吾と夢野と南吉が話に入ってきた。
「是非、3人とも一緒に話しましょう」
と乱歩が言うと有難うと3人は御礼をし、話をした。
「えー、噂ですね?」
「そう!」
「…そうですね、文豪怪奇。は知っています?」
「あー、なんか聞いたことあるな」
「私も少し」
「ぼくも〜」
「知らなかった。」
「それを探してみては?」
「うん!そうする!」
そう言い、八尋は女子トイレの方へ行った。
「なあ、賢治」
「どうしたの?」
「最近、怪異の噂知らねぇか?」
と光が質問すると、賢治は知らないな〜と言った。そうかと光は言う。
「どないしたん?」
「その話、混ぜてくれ」
と織田作と中也が来た。
「もちろんだ!」
「えー、怪異ねぇ、うーん、江戸川先輩なら、滅茶知っとるんやけど…」
「そうだな。彼奴ぁ、よく知ってる。」
「おーい、授業だぞ〜」
と芥川が言う。
「あ、やべ、芥龍。」
「誰が芥龍だい?まあ、授業始まるから、準備をしておけ」
「「「はーい」」」
「──────ってのが、今回俺があったことだ」
「乱歩くんから聞いてきたよ。」
「お、本当に?」
「うん!斯々然々」
「成程ねぇ。」
「よし、怪異を捕まえに行こう」
「え!もう!?」
「早くねぇか?」
「ほら!行くよ行くよ!」
「私の、クラス?」
「うん」
「ん?何だ?八尋」
「どうしたんです?」
「…。おや、八尋さん!どうかしたのですか? 」
「どうした…の?」
と夢野、乱歩、安吾、南吉が言う。
「あ、えーと、」
「八尋、この4人」
の花子が言う。
「え!怪異、なの?」
八尋はビックリした。
「なあ、平井。」
「今、本名で呼ばないでください。」
「ちょっと…」
「えー、バレてしまったようで…」
「しょうがねぇだろ。あっちには7番様が居る。」
そうして、4人は制服から、綺麗な服に変わった。
「えー、ワタクシは、江戸川乱歩、本名、平井太郎。表と裏の七不思議を仕切る。七不思議零番、二時小判。 」
「俺は裏七不思議、六番、堕落者の本棚。坂口安吾だ。 」
「私は裏七不思議の五番、血の死の歩。夢野久作です。」
「ぼくは〜裏七不思議の四番!狐の玩具。新美南吉だよ!」
「え!?」
「や、やべぇ…」
「久しぶりだね。会議に出ないなんて、どういうこと?」
「事情も事情なのですよ。わかってください。」
「さて、案内しますよ。他の裏七不思議。」
「ってここ、俺のクラスじゃねぇか!」
「ん?どないした…てッ」
「どうしたんだ…い。」
「えー、バレてしまったらしく…」
「どーしたんだ?」
「零番…」
「んー、紹介する。
俺は裏七不思議の三番、帽子の子。中原中也だ。」
「えーと、
裏七不思議、裏七不思議を仕切ってる七番、煙の匂い。芥川龍之介。」
「裏七不思議、二番!1つの宝。織田作之助や!」
「裏七不思議、一番の!病の苦。宮沢賢治だよ! 」
「丁寧にどうも。依代。くれるかな?」
「まだあげることは出来ません。というか、上げるわけ、ないでしょう。」
と乱歩が冷たく言う。
「そうだな。やる事がこちとら沢山あるんでな。」
と安吾が言う。
「こうなったら」
乱歩が指を鳴らすと、異空間ができた。
「え!何ここ!」
「どこだ!」
「これは…零番の空間…」
「正解です。これでも、文豪なので! 」
そうして乱歩は鞭を使う。
「あっぶな!」
「こっちも居るぞ」
そうして、安吾は剣を取り出し攻撃を仕掛けた。
「え!」
「まったく、4対3か…」
「えぇ、ですが、七番なら、できるでしょう!」
「限界はあるよ!」
「えい!」
南吉が銃を撃った。
「うわぁ!」
「ったく危ねぇな!」
そう言い軽い雷を使う。
「少し暴れすぎちまったな…」
「坂口さん!なるべく早めに」
「おうよ!」
「僕にも任せて!」
「私もいますよ!」
不味いと花子、八尋、光は思った。そこで、花子は
「八尋!この言葉を零番に言って!」
「え?…うん!わかった!」
「乱歩くん!」
「はい?」
「もう、大丈夫だから!虐める人は居ないから!」
「!」
乱歩が驚いたが、
「五月蝿いです!どうせそうやって“僕”のことを傷つけるんだろ!」
と言い、鞭を振るう。
「ちょ、これは、流石にやばいな。」
「少年!」
「おう!おい!六番!」
「何だ五月蝿ぇな!」
「お前はもう、苦しむ心配はねぇ!」
「!過去にそれがあったから、心配なんだろうが!」
「坂口さん。」
夢野が坂口に話しかける。
「一旦落ち着いてください。本当の目的を忘れないでください。 」
ほら、深呼吸深呼吸と言うと安吾も落ち着き、まともになった。
次回 仲良死
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