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寂しさは幸せでうめて🌷🐑

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寂しさは幸せでうめて🌷🐑

1 - 寂しさは幸せでうめて🌷🐑

♥

381

2024年07月25日

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【寂しさは幸せでうめて】


ノベル書くの初めてなんですけど、、まぁなんとかやってみます!!


めっちゃ思いつきなんで変なとこしかないと思います

あと、めちゃめちゃ長いです!

長いの無理かもぉぉ!!!!って人も🔙よろです


注意⚠️

🌷🐑・🦖🍪・🍗🍫・👓🦊

🌷🐑メイン

地雷の人は自衛お願いします🙇‍♀️




すたーと


🌷︎side

🌷「ぁー、、」


ゆっくりと目をあける。

一番に視界に飛び込んできたのは、窓から漏れる月明かりだった。

ベッドの横にある窓を見ると、まだ外は真っ暗で夜明けも近づいてない時間というのがわかる


最悪だ。今日は一段と疲れているのに朝になる前に起きてしまった。


とりあえず、ベッドサイドで充電しているスマホを手に取り画面をつける。

そこに表示された数字を見れば、たった今深夜の2時を回ったところだ。


多分、眠りについたのが11時ぐらいだからまだ3時間ほどしか寝ていないことになる。さすがに明日も、というか今日も早めに起きないとなのでもう一度眠りにつくことにした。

が、あれから1時間弱。何度か寝返りをするが一向に寝れる気配は無い。


🌷「はぁ、、喉乾いた」


あれから1時間弱起きているんだ。当たり前だが喉が乾き、なにか飲みに行こうとリビングまで歩くことにした。


寮にも冷蔵庫、キッチンはあるが今日は何故か、リビングの方まで歩きたい気分だった。


そう。ただの気分。


夏といえど夜は昼間よりも涼しくなるから、上にカーディガンを羽織り、ランタンを片手に部屋を出る。このシェアハウスには消灯時間以降は共同スペースの明かりは付けてはいけない決まりだ。そのため明かりを持っていかなければ真っ暗なのだ。


寮がある2階から、1階へと階段を使って降りる。

僕たちシェアハウスの共有キッチンまで行くには、広いバルコニーのような場所の前を通らなくてはならない。まぁ、そこに扉なんてものは付いていないから、虫がはいり放題で夏は困っているけどね。



🌷「ふぅ、、」


キッチンまでたどり着き冷蔵庫の中の麦茶を飲み、なんとか喉の乾きはなくなった


さて、どうせ寝れないならこのままリビングにいようか、とも迷ったがなんせ明かりが付けられないため、どれだけホラーゲームに慣れてるとはいえ流石にでかいリビングに1人は怖いから部屋に戻ることにした。


音をなるべく立てないように、来た時とおなじ道をもどる。

まぁ、ここで走ったところで家が広すぎるから、今寝ているメンバー達を起こしてしまうなんてことはないけど、一応ゆっくり歩く。


バルコニーの少し手前まで戻ってくると、その先にはドアの付いていないバルコニーから漏れ出た月明かりが廊下を照らしていた。


僕が疑問に感じたのはすぐだった。

人影がある。見るからにして、バルコニーに居るのか月明かりが人影を映していた。


🌷「こんな時間に、?誰でしょうか、、」

少しの恐怖もあったけど、やっぱり好奇心には勝てず、バルコニーの入口で立ち止まる。

そして外を慎重に覗く。

そこにいたのは、よく見知ったメンバーの一人で、立ってバルコニーから月をボーッと眺めていた。


🌷「何してるんですか。」




🌷「”ヒロくん”」


僕の声に彼がこちらに振り返る。

そして、少し驚いた顔で僕を見た後に少し微笑んだ。


🐑「なおきりさん。こんばんは」


と言ってヒロくんは目を細めて綺麗に笑う。


🌷「こんばんは。」


そう言いながら、ヒロくんの隣に並んで月を眺める。


🐑「なんか、寝れなくって笑」


ヒロくんはさっき僕が投げた質問に答える。


🐑「なおきりさんは?」


その後はこっちに向き、首をこてんっと傾けて聞いてくる。

ほんと、無自覚って怖いですよね。


🌷「僕も、寝てたんですけど途中で起きちゃって。そっから寝れないんです。」


🐑「そっか。」


🌷「というより、そんな薄着だと風邪引いちゃいますよ?」


ヒロくんの今の格好は、いつものパジャマの短パンに、上は半袖で何も羽織っていない。春が終わったばかりのこの季節の夜は流石になにか上に着ないと、寒いのではと思っている。


🐑「んー、でも寒くないけどなぁ」


🌷「でも風邪ひかれたら困るので、せめてこれだけでも掛けててください。」


そう言って自分が着ているカーディガンをヒロくんの肩にそっとかける。


🐑「えっ、でもなおきりさんが風邪引いたら、、、」


🌷「僕は大丈夫ですよ。長袖着てますから。」


それでもまだ不満なのか、少し困った顔をしているヒロくんに、更に声をかける。


🌷「なにより、僕のことよりヒロくんのが心配なので。」


🐑「、、、ありがと」


そう言うとヒロくんは、満足したのかまだ不服だがふふっと笑ってまた月を眺め始めた



🌷🐑「、、、」


沈黙が続く。お互い何も話さずただ月を眺めていた。


🐑「なおきりさんは、」


🌷「?はい。」


沈黙を先に破ったのはヒロくんだった。

僕の名前を呼んだ後、何か言いたいのか口をパクパク動かしながらなんども息を吸ったりしている。


🐑「、、、」


🌷「ゆっくりで大丈夫ですよ。」


少し焦っていたのか、涙目になっていた彼に優しく、自分のペースで話すよう声をかける。

その後ヒロくんは、頷き覚悟を決めたのかゆっくり息を吸って口を開いた。


🐑「なおきりさんは、」


🐑「なおきりさんは寂しくないんですか?」


ヒロくんが言葉にしたのは、その一言だった。

顔をこちらに向け、真剣に僕を見つめながら少し悲しい表情で聞いてきた。


🌷「どうしてですか?僕は何も寂しくないですけど、、、」


🐑「そう、ですか。」


そう答えると、目を伏せ下を向いてしまった。

どこか儚くて今にも消えてしまいそうな程に。


🌷「なにか、あったんですか?」


🐑「別に、これといったことはないんです。」

🐑「ただ、みんないつか離れて言ってしまうのかなって。」

🐑「来月には、ここを出ていってしまう人もいるし。」


あぁ、そういうことか。

来月、じゃぱぱさんとのあさんは2人でこの家を出ていってしまう。理由は喧嘩とか脱退とかそんな悲しい事じゃなくて、2人は来月結婚するからだ。

2人は3年ほど前からずっと付き合っていて、つい1か月前にじゃぱぱさんのプロポーズが成功し、結婚式をあげることになった。

その式が終わったら、2人暮らしをするらしくこのシェアハウスを出ていってしまうそうだ。


結婚の報告を受けた時はメンバーみんなで盛大にお祝いした。もちろん急だったしびっくりしたけど、いつかはするんだろうなと思っていたからふたりが幸せそうで嬉しかった。


正直言って、僕も寂しいと思わなかった訳では無い。なにより急にここを来月には出ていくって報告を受けて、寂しくなるなとは思った。

でも2人が幸せに暮らせるならその思いも全て受けいれて、メンバー全員で送り出そうって形になった。


ただ、その時はヒロくんも嬉しそうに2人におめでとうございます。と言っていたはずだ。寂しいなんて表情は1つも出していなかった。


思考を巡らせていると、ヒロくんが口を開く


🐑「それだけじゃないです。ゆあんくんとえとさんも。今日なんて、どぬくさんともふくんも付き合いましたよね。」


🐑「皆の幸せそうな顔みて、俺すごく嬉しいはずなのに、やっぱりどこかで寂しいなって思っちゃって。」


🌷「、、、」


そう、からぴちは三組のカップルがいる。

1組はさっき言ったじゃぱのあ。

2組目はゆあえと。この2人は1年前から付き合ってるそうだ。

そして三組目。

今日、というか昨日付き合ったばかりのどぬくさんともふくんだ。

夕方、お出かけから帰ってきた2人は恋人のように手を繋いで幸せそうに笑っていた。


みんな、もふどぬは両思いだって知っていたから、「やっと付き合ったかー!」とか、「ほんと時間かかりすぎだよ笑」なんて言いながらもメンバー全員でおめでとうを送り、もふどぬの交際記念?としてパーティーをしていたのだ。


たしかに、言われてみれば付き合ったって報告を受けた時ヒロくんだけ、おめでとうと言いながらもどこか寂しげな表情で2人を見つめていた。その後のお祝いパーティーもあまりみんなの会話には参加していなかった。


なんでもっと早く、気づけなかったのだろう。

いや、気づいてはいた。もふどぬに夢中で、気にかけてあげられなかったのだ。


そして、ヒロくんがまた話し始める。


🐑「俺、怖いんです。いつかみんな付き合って、いなくなって俺1人になるんじゃないかって。」


🐑「もう、そう考えたら何がなんだかわからなくて。メンバーの幸せは嬉しいはずなのに、心の底から喜べない自分に嫌気までしてきて。」


隣でヒロくんは震えながらそう話す。

たしかに最近ヒロくんは元気がなかった。撮影も、出演率は格段に下がってしまっていた。

なにか思い詰めていることはわかっていたけど、ヒロくんに無闇に触れていい権利が僕にあるのか分からなくて、ずっとうしろめたかった



🐑「だから、すごいずっと寂しくて悲しくて苦しくて、誰かに助けて欲しかった、、」


とうとうヒロくんは泣き出してしまった。

泣きながらその場に座り込んでしまって、どうしたらいいか分からずとりあえず、優しく抱きしめた。割れ物を扱うように、崩れないように優しく。


🌷「大丈夫。大丈夫です。」

🌷「僕がいますから。ヒロくんを1人になんてしません。」


🐑「なおきりさんも、、好きな人、ッいますよね。」


ヒロくんは泣きながら、つっかえながらだけど、はっきりその一言をはなった。


🌷「な、んでッ、、」


🐑「たまたま聞いちゃったんです。じゃぱぱさんと話しているところを。」


あ、あの時か。

2日前。僕はじゃぱぱさんにヒロくんへの恋心を相談していた。

いつまでも片思いなのは辛かった。ライバルがいたりする訳では無いけど、男性同士っていう壁を越えられないのがいちばん辛かった。

その事をじゃぱぱさんに相談していた時だろう。通りかかったヒロくんは聞いてしまったんだ


🌷「ヒロく、、、」


🐑「るなさん、ですか?」


🌷「へ?」


🐑「なおきりさんの好きな人。るなさんですよね。仲良いし、お似合いだし。」


ちょっとまった。どこからるなさんが出てきたのだろうか。じゃぱぱさんと話している時、るなさんのことは一言も喋っていない。

もしかして、ヒロくんは好きな人のところだけ聞かなくて、勝手にるなさんだと思ってる?


🌷「違います、けど、、」


🐑「えっ、、」


僕の胸に顔を沈めて泣いていたヒロくんが勢いよく顔を上げる。

そして、パチッと目が合う。


🐑「じゃあ、誰が好きなんですか。」


🌷「それは、、、」


ここで、ヒロくんですよ。なんて言えたらどれだけ幸せか。でも、ヒロくんが僕のことを好いてくれている保証は無い。

それなのに、好きな人はあなたですなんて、とんでもない。


🌷「内緒です」


🐑「、、、そうですか」


悩んだ結果の答えが、これだった。

傷つけない1番の答えは何も言わないこと。


🐑「なんで、ょ、、」


下を向きながら小声でそうヒロくんが言った。

苦しそうに、歯を食いしばりながら。


🌷「ヒロくん、?」


🐑「この意気地無しッ!!」


🐑「なんで、なんで俺って言ってくれないの。」


ヒロくんが突然大声を上げたと思ったら急に僕のことをポカスカ叩き始めた。もちろんそれは本気なんかじゃなくて、優しくだ。


🌷「は、ちょヒロくん!?」


何が何だか分からなくて、僕は呆然とする。


🐑「俺、ずっと待ってたんですよッ!なおきりさんが、好きって言ってくれるの。」


🌷「なんで、知って、、」


🐑「知ってますよ!だって好きな人の事だから、分かってますよ、、、」


🐑「知ってました。なおきりさんが俺の事好きなのも。最近ずっと俺の事気にかけてくれてるのも。」


🌷「ッ、、、」


そこで初めて理解した。

自分はこんなにも怖かったんだって。

こんなにもヒロくんに好かれているのに離れてしまうのが怖いから、振られるのが嫌だからってずっと、たった2文字を言葉にすることは出来なかった。

そしてこんなにも、好きな人を苦しめていることを。


🐑「でも、俺は怖いから、両思いだって自覚はあるのに、あと少しなのにその少しは自分からは歩み寄れなくて、、、」


🌷「ヒロくん、、、」


🐑「早く、”好き”って言ってよぉッ、、、」


その言葉を聞いた瞬間、さっきよりも強く、思いっきり彼のことを抱きしめる。

苦しいくらいに、ぎゅっと。


🌷「ヒロくん」


ゆっくりとハッキリと名前を呼ぶ。

そして、正面からしっかり向き合う。


🐑「はいッ!」


深く息を吸って、深呼吸をする。

そして、ゆっくりと口を開く。


🌷「好きです。僕と付き合ってくれますか?」


🐑「もちろんですッ!」


ヒロくんは泣きながら返事をして思いっきり抱きついてくる。その後はすぐ笑顔になって、もう、遅いよ笑って月に照らされながら綺麗に笑ってくれた。


🌷「ごめんなさい。苦しめちゃまいましたよね。」


🐑「ほんとですよ。」


🌷「もう、寂しくないですか?」


愛おしい彼を抱きしめながら、最初に彼が僕にした質問を返す。



ヒロくんは嬉しそうに笑って言った


「幸せだよ」




❦ℯꫛᎴ❧



はい!どうでしょうか!

大好きなペアの🌷🐑で書いてみました。

コンセプト?というかテーマは一応「幸せ」にしたつもりです。

少し補足すると、メンバーがどんどん付き合っていくのを見て、少しの焦りと心に寂しさを抱えすぎた🐑くんと🐑くんのことが好きで仕方ないのに、無自覚に自分の恋心を遠ざけてしまった🌷さんの2人の付き合った夜の出来事です。

最後の、🐑くんの「幸せだよ」は結構無理やり押し込みました。どんな意味かは皆さんにお任せします💭


あ、続き。というか番外編?ほしいですか?

一応🎸🐑要素が少し入るのですが、いや少しというか結構、、、、うん。

まぁ、よかったらいいねとコメント?くださいお願いします書くモチベになります🫶🏻🩶‪⸒⸒



それじゃあ、おつぴち〜🍑

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コメント

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めっちゃ好きです。この作品。最近暑いので熱中症に気をつけてくださいね!

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