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第五話 あの子の秘密
tt「ゆーれいって信じる?」
jp「……へ?」
唐突のそんな質問に俺は戸惑う。
jp「…正直、俺は信じてないけど…なんでいきなりそんなことを?」
俺は尋ねる。
tt「…ん〜ん、別に!ちょっと気になっただけ〜(笑)」
ttは、すぐにいつもの調子に戻りにこりと笑う。
…でも、
jp「待って。…俺がもし信じてるって言ったら…どうしてたの?」
嫌な汗が流れる。
ttの顔から…ふっと笑みが消えた。
tt「それを聞いて…お前はどうしたいん?」
そんな問いを投げかけられる。
…どうしたいか、か。
確かに、俺はどうしたいんだろう。
それを聞いて、どうしたいっていうんだろう。
わからない。
でも…
jp「どうしたいかはわかんない。けど…それがnoにいが体調悪いこととかに関わってるのなら…知りたい。友達のために、知りたい」
tt「………ふふっw」
ttは笑った。
tt「へ〜…友達のために、ね。すごいな、jp。大抵のやつはこれ言ったら怖気付くっていうのに…w」
ttは柔らかい笑みを浮かべる。
tt「それじゃ、もしお前が信じてるって答えてたら聞こうと思ってたこと、特別に聞いてやる」
jp「…っ!」
俺はごくりと唾を飲む。
tt「…3日前、お前とnoさん、ゆーれいが出るって噂の空き家に行ったやろ?」
jp「え、うん」
なんでttがそのことを知って…?
tt「…ここで一つカミングアウト。お前…そこで足音聞いたんちゃう?」
jp「うん…?」
tt「悪いけどあれ、俺」
jp「……はあ!?」
tt「まあ、訳あって俺もちょっとそこに用があってな、その日ちょうどその時間に空き家に行ってたんやけど…まあ、驚かせたみたいでそれは悪かったんやけど…」
jp「いやいやいや!ちょっと待ってよ!足音がttのだってのはわかったけど、その訳あってっていうのはなんなの!?」
tt「…まあ、一旦その説明は後回しで」
jp「は?何それ?気になるんだけど!」
tt「まあまあ。…で、お前らがビビって逃げ出した後、俺は空き家のあちこちを歩き回ったんやけど…不思議なことにな〜んにも起こらんかったんよ」
jp「…?それは、普通じゃないの?だって俺らが聞いた足音はttのだったんでしょ?てことは俺らも実質何も起こってないわけで…」
tt「変な囁き声」
jp「…え?」
tt「耳元で誰かの囁き声、聞かんかった?」
jp「……あ」
その瞬間、俺の背筋が凍りつく。
記憶が鮮明に蘇る。
確かにあの時…
“???「地下室においでよ…(囁)」”
そんな囁き声を聞いた。
ま、まさか…!
jp「本物の…幽霊…!?」
俺は一気に血の気がひいていくのを感じる。
jp「で、でもっ…!それがなんだって言うの?」
tt「言ったやろ。俺は何も起こらなかってん。実は最近あそこでそんな声を聞いたって人が多発しててな。あそこに行った人は全員その声を聞いてるんよ。でも…俺はそんな声、聞いてない。…何が言いたいかわかるよな?」
jp「……」
俺らが空き家で聞いた声。
でもその直後に訪れたttはその声を聞いていない。
空き家の幽霊の噂。
そして…noにいの体調不良。
そこから導き出せる“答え”はー。
jp「noにいに…幽霊が取り憑いてる…?」
tt「正解。ゆーれいがnoさんに着いていっちゃったから俺には心霊現象が起こらんかったって訳やな。…noさん、ゆーれいのこと、お持ち帰りしちゃったみたいやね⭐︎」
jp「ちょっ!え!?どうすんの!?ふざけてる場合じゃないでしょ!!」
tt「どうするって…まあまあ落ち着けって。幸いまだあんま悪さはしてないみたいやし安心し」
jp「それでも気になるって!!」
tt「…残念やけど、そのゆーれい、noさんのこと随分気に入ったみたいやで。noさんにべったりくっついてさ〜。離れる気ゼロやったでw」
jp「笑ってる場合じゃ…!……え?ちょっと待って?なんでそんなことわかんの?そんなのまるで…幽霊が見えてるみたいな…」
俺はサーッと血の気がひいていくのを感じる。
ttは一体何者なの?
tt「……うん、そうやで。俺はゆーれいが見えてるで」
ttはなんてことないことのようかに打ち明ける。
tt「俺、陰陽師の家の家系に生まれててさ、俺自身も陰陽師やってんの」
ttはいたずらっ子みたいに無邪気な顔で、にやりと笑った。
続く
コメント
1件
ある意味呪い系☆