死にたがりな君と助けたい俺

ポケカメンside

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

💙「…？はーい」

ｶﾞﾁｬ

❤️「よ。」

💙「なに」

❤️「学校ですよ〜！！学校行きますよー！」

💙「うるさい。俺今日休むからよろしく」

❤️「はぁ？」

俺の自殺を止めようとしてくるまいたけ。ほぼ他人だったくせにここまで仲良くなってしまった所詮ただのクラスメートだったのに

💙「じゃあ少し待ってて」

こんなやつに振り回されて俺ってとことんついてない…

💙「終わったよ。」

❤️「何その青いパーカー」

💙「え？いや…」

❤️「俺の赤色のとおそろやん！似合ってんなw」

💙「あ、ありがと」

❤️「ほら学校行こ」

昇降口

💙「やっぱり俺帰る」

学校に来てからずっと足が動かない。怖い…またなにかされるのをわかっているから

❤️「だめ。今日は紹介したい人がいるから」

💙「明日でいいやん」

❤️「今日じゃないとダメ！俺もうその人に約束しちゃった」

💙「…わかった。はやくね」

❤️「よし！いこう」

そうやってまいたけに案内されたのは保健室だった。なんで連れてこられたか全然分からない…

ｺﾝｺﾝ

❤️「ふぇに！連れてきたよん」

🧡「まいたけ俺のことはふぇにじゃなくてふぇにくろ先生って呼べっていったろ？」

❤️「いいじゃん今更。これがポケ！ふぇににずっと紹介したかったんだよね」

🧡「へぇー通りで最近保健室来ないと思ったら仲良い友達ができたんだ」

❤️「まぁそんなとこw」

🧡「俺はふぇにくろ。よろしくなポケ」

💙「よろしくお願いします…」

まいたけはずっと保健室にいたのか…全然知らなかったまぁ当たり前か俺学校行ってなかったし…でもなんで？

💙「あ、あの！」

🧡「なに？」

💙「なんでまいたけは保健室に？」

❤️「知らなくていい！全然大したことないし」

🧡「言っといた方が楽だと思うけどな〜」

❤️「じゃあ言っていいよ…」

🧡「まいたけはなポケとおなじだったんだよ」

💙「え、でもいじめっ子と仲良くしてなかった？」

❤️「上辺だけな。少し前まではお前と同じくらい酷い扱い受けてたわwだからお前が心配だったの。だから助けたいんだよ」

🧡「意外と優しいからなこいつ」

❤️「意外とって…余計だろそれ。ふぇには俺がいじめられてた時話聞いてくれたり俺の自殺を根気強く止めてくれた人。」

💙「まいたけみたい」

🧡「同じ状況の人を見て助けたくなったんだとまいたけは」

💙「へぇー」

何事にも前向きに…行かないとな