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第1話 夜とは
皆さん夜はお好きでしょうか、僕は大好きです。自分の知らないどこかへ連れ出してくれそうで、夜の街はどこか幻想的で非現実的な感じがします。朝は嫌いです。学校、めんどくさい人間関係、個性が評価される社会、全部全部嫌で布団を被ります。だから、思うのです、どうか夜を明けないでくれと。
僕は中学生です。今は、不登校になり、家に引きこもり深夜徘徊を楽しむ人間です。僕は自分を夜の時だけ許せる気がします。夢や希望は特にありません。深夜徘徊を楽しむようになったのは、中学生2年生の前期の頃でした。学校に飽き飽きしていた僕は、「楽しい、面白いことないかな」とずっと思っていました。たまたまぼーっと起きていたら、そこで初めて、深夜を体験しました。12時以降まで起きていたのがそれが初めてで、親に気ずかれないよう、YouTubeをみたり、アニメ、映画などを見るのがすごい楽しかったです。その代わり、朝がすごい嫌になりました。つまらない学校に行くのが嫌で、人間関係がめんどくさくてサボり始めました。学生の本業は勉学ということは100も承知です。でも、何故か、行きたくないのです。これは、わがままなのか、それとも、何かの病気なのか。ただ甘えるてるだけではないのか。自暴自棄が止まりません。苦しくて、何も動けなく自分にイラ立ちを抱え、でも太陽が隠れ始めると、その気分は飛んでいき、ワクワクし始めるのです。そのワクワクを抑えきれず思い切って外に出て、色んな場所を歩き始めました。これがきっかけです。好奇心が強かったです。
そんなこんなで、月日が流れていき僕は、学校に行かず深夜徘徊をし始めて1ヶ月と少し経っていました。僕は、今日も謎にワクワクしながら、深夜徘徊に出かけました。時刻は12時30分、ルートは決まっていません。行き当たりばったりで、30分とか40分ぐらい歩きます。家は都内で、少し歩けば商店街や、高いビル、色々な景色が見えます。また、色んな人がいます。それが凄い楽しいのです。自分の知らない世界を知れるような気がして、新しい何かを見つける気がして、そんなことを思いながら居酒屋や、飲み屋が続く商店街を歩いていました。酔っ払いや、キャバクラの誘い、飲み屋のキャッチさん、色んな方が働いていて、色んな人が様々な欲を満たす場所、お酒が入れば感情をあらわにできる。様々な人がいます。そんな人達や、雰囲気を楽しんで、僕は自販機で缶のコーラを買いました。確かここら辺の近くに公園があったはずと思い、公園に向かいました。そして公園にバッチし着いて、小声で「ビンゴー」と言い。ブランコに腰をかけ、コーラを開けて飲み始めました。過ごしやすい空気と気温、夏なのに、蒸し暑いとかは一切なく、風が気持ちいいです。ブランコに腰をかけ、ぼーっと、足元の砂を見ていると、足音が聞こえてきました。その足音はだんだんと近ずいて来て、僕に話しかけました。「少年、大丈夫か?」と聞いてきたのです。僕は少し脅えながら、上を向き「あ、はい。大丈夫ですw」と苦笑いしました。喋りかけた人物は、女の子で僕と同い年ぐらいなのか、よく分からない年齢で、耳や顔にピアスがバチバチの人でした。正直少しビビりました。動揺が隠せないせいか、足が少し震えます。なんせ、家族と話す以外に人と話すなんて、何日ぶりだろうか。少しドキドキする。その女の子はさらに質問してきました、「こんなところで何してるんだ?」と、僕は「散歩です」と言いました。すると、女の子「散歩ってwこんな夜中に?」と聞いてきて、僕は「夜が好きなんです」と言いました。すると女の子は「夜が好きね、なかなか面白い答えしてくれるじゃないか、お姉さんと一緒に、ちょっと、歩かないかい?」と聞いてきました。僕は「すいません、歳聞いてもいいですか?散歩は構いませんが、どこに行くんですか?」と、質問に質問をしてしまった。すると女の子は「年齢もどこに行くかも全部秘密。」と言って、「さぁ、行くよ」とにっこり笑いながら僕を誘った。
第2話 少女は語る