テラーノベル
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放課後の教室は、夕焼けの色にゆっくり染まっていた。
騒がしかった廊下の声も遠くなって、残っているのは机に腰かける おさでい と、窓際でスマホをいじる やなと だけ。
os「なあ、やなと?今日こそ俺の方がかっこよかったよな?」
yn「は?寝ぐせで来た人が何言ってんの(笑)」
いつも通り、軽口を叩き合って笑う。
ふざけて、煽って、くだらないことで競って。そんな距離感が当たり前だった。
……なのに、その日だけは違った。
os「……やなと」
珍しく真面目な声に、やなとが顔を上げる。
os「俺、お前のこと好きだわ」
冗談だと思って笑おうとした。
でも、目の前の彼は少しも笑っていなかった。
教室に沈黙が落ちる。
ふざけ合うだけだったはずの二人は、いつからこんなふうになってしまったのだろう。
それは多分、ずっと前から始まっていた。
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コメント
3件
めっちゃ好きです!! 他にもosyn 描いて欲しいです🥹
うぇ! osynだ!うれしーー!