翌朝。
「まぁ!奏と遥、揃ってハーフアップ!かわいい〜!」
お母さんが反応してくれた。
「ほら、はるちゃんが言ったとおりでしょっ?」
「うん!」
そして、幼稚園に着いた。
「わぁ!奏ちゃんも遥ちゃんもめっちゃかわいい!」
「ありがとうございます!」
「ねね、今日告白したら?」
「…ふぇっ!?」
遥がそんな事をいうから驚いてしまう。
「好きな人いるの?奏ちゃん」
「…はい」
「そんなに可愛くしたんだから、今日告らないと損じゃない?」
「…たしかに…。うまくいきますかね」
「きっと大丈夫よ!がんばって!」
「じゃあ、告白してきます!」
学校についた。
「え!奏ハーフアップしてる!ガチ可愛いんだけど!」
「ありがと夏海」
「…奏、めっちゃ可愛いじゃん」
理央もそう言ってくれた。
「何で急にイメチェンしたんだよ」
「気分変えたかったのと、えっと…」
「分かった!奏太に告るためでしょ?」
「…は?」
「ちょっ夏海…😅」
「え、奏って奏太の事好きなの?」
「は?理央知らなかったの!?てか、絶対両想いだよ」
「そうかな〜…?」
「…ちょっと来て」
「へっ?」
理央が私の手を引っ張った。そして、人気のない廊下に連れてこられた。
「理央…?」
「…何で気づかねーの?」
「え?」
「…奏の事を好きなやつ、もっと近くにいるんだけど」
「…え!そうなの!?誰?」
「俺だよ」
そう言って、ハグされた。脳内がパニックすぎて、状況が掴めない。
「…急にイメチェンしてきてさ、元々可愛いのにもっと可愛くなるとか…。心臓持たねーに決まってんだろ」
「…えっ、ちょっと待って。私の事を好きなやつがもっと近くにいるって…。理央?」
「そうだよ。全然気づいてねーじゃん」
「…ごめん、私…」
「でも、アイツのこと好きなんだろ?」
「…うん。でも、奏太来ないんだよね」
「まぁ、あいつ、歩いて10分で学校つくし、休みかもな。もしかすると」
「…今日会えないの…かな」
「…ま、俺は奏が幸せならそれでいいから」
「理央…」
「早めに、奏太との恋実らせて幸せになれよ」
「…理央、ありがとう…っ」
「俺、奏太とは一応友達だし、奏と奏太の恋応援するけど、あいつになんかされたら言えよ。俺が助けるから」
「…理央、めっちゃかっこいいね」
「バカッ。そういう事ストレートに言うから、俺がもっと奏に惚れちまうんだよ」
「へへ。ありがとね、理央」
「…ん」
結局、奏太は体調不良で欠席した。
「何かメール送らねーの?」
帰りの会が終わって、自転車の所に行こうと校門を出た時、理央が話しかけてきた。
「メール?何の?」
「奏太、体調不良で休んだんだし、好きなら心配のラインぐらい送ってやってもいいんじゃね?きっと奏の事好きになるし」
「あー…。そうだね。送ろうかな」
『具合大丈夫?お大事にしてね』
送ると、すぐに既読がつき、返信が来た。
『ありがとう。奏に言ってもらえるとすぐ治るわ』
「やっぱ奏太は奏の事好きだな」
「…奏太…🥹」
「…じゃ、俺帰るわ。気を付けて帰れよ」
「うん!理央、ありがとう。また明日ね!」
「おう」
理央が告白してきたのには結構驚いたけど、私とは友達でいてくれるみたいだし、きっと大丈夫だ。
だいぶ恋愛要素盛り込んだつもりなんですが…どうでしたかね?キュンとしました?
こういう男友達に告られる恋愛大好きなんですよ!(変態?笑)
最終話は7話の予定でいます!意外と長めにできました!(いや短いだろ)
ではまた!
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