ブルーロックのアニメ見てみようかな?…
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(本編)
資産7000億円を超える御影コーポレーション
その御曹司は御影玲王と言う男の子だ。
御影玲王は勉強・運動全てが得意である。
そして世間には発表されていないが御影玲王には双子の片割れがいた。
だが、その片割れの彼女は御影玲王と違って期待もされていない。
そう、親からは”落ちこぼれ”と呼ばれている。
そしてこの物語はそんな彼女の物語である_
第1話_御影玲王の片割れ
ガヤガヤガ
ここは白宝高校
お金持ちや、頭のいい人材が通う高校
そして今日はその高校の入学式の日だ
『ねぇ、あれ御影玲王じゃない?』
『ほんとだ!確か首席の人だよね!』
『えー!めっちゃイケメンじゃん!、話しかけちゃおっかな?』
見るからに顔面偏差値が高い女の子達が1人の男の子に注目している。
まぁ、当然だけども
こんなイケメンそうそういないからな
私はこの場にいるのが嫌ですぐさま教室へ向かった。
当然玲王とは違うクラスだ
ガラガラ
「はぁ、ここなら誰もいな、い、?」
入学式が終わった後の教室なら誰もいないだろうと思っていたが、そうでもなかった
「…zzZ」
えっと、、この男の子は確か、”凪 誠士郎”くんだっけ?
もしかしてずっと寝てたの…?
そう、私は知っているこの男の子は私の前の席なのでずっと寝ているのは知っていたのだ
前世、万年寝太郎か何かなの?、、、
そんな疑問を抱きながら私は凪と言う男の子の前の席に座った
なんで前の席なの?って思ったでしょ
私も思った
多分この美形に釣られたんだと思う
そうこの凪くんはかなり美形である
やっぱりイケメンは目の保養だ
しかも見たところ私の片割れよりは背が高いようだ
ワンチャン190はあるんじゃないか?
だって明らかに机が高いもん
私は運がいい
だって前の席の男の子が白髪高身長イケメンだぜ?
他の人だったら絶対惚れてるね
まぁ、家に顔面偏差値が1億いってるだろってやつがいるから惚れはしないんだけどね
…しかし、凪くんピクリとも動かないな、
もしかして死んでるのでは?
そう思った途端
「ん、、、」
あ、起きた
「、、、?」
凪くんが顔を上げ私の顔をじっと見つめている
そんなつぶらな瞳で見つめないでくれッ!
その時
「、、沙羅さん?」
ん??????凪くん今下の名前で呼びました???え、初対面だよね??
まぁさん付けしてるからいいけども!!
え??!!なに?最近の男の子は下の名前で呼ぶブームがあるの?!
「えっと、、、あー、、寝てたから起こそうかなーって」
「そーなんだ、、、」
興味なさそうな顔してるね???
私ちょっと傷ついたよ????
ピロン♪
ここで私のスマホの通知がなった
片割れからLINEが来たようだ
内容は[おい、今どこいる。]
[早く学校の裏の校門まで来い、心配するだろ]
ツンデレ彼氏か何かかな??
「凪くん、早く帰りなよ?風邪ひくよ?」
そして私が席から立ち玄関の方まで行こうとすると…
「ねぇ、」
「LINE交換しない?」
あら、ナンパかな?
「ん、いいよ」
そう言うと彼は小声で「やった」と言いながらQRコードを見せてきた
「じゃあ私帰るね」
バイバイと言い私は逃げ足で教室を去った
「…遅い」
怒られた
1年生の教室は四階で1番上だ
そのため下に降りるのに時間がかかる
「仕方ないじゃん、遠いんだし」
私達双子は中が悪い訳では無い
ばぁやが言うには「2人がツンデレで仲が悪く見えているだけですよ」らしい。
別に私はツンデレじゃない
したくてこんな態度とっていない
けど、私は落ちこぼれ
だから片割れに仲良く話していると周りからの視線が痛い
ただそれだけ
後親に「お前は落ちこぼれだからあまり玲王と話すな」と物心ついた時から言われている。
そりゃそうだ私みたいな落ちこぼれがいると世間が知ったら御影家の恥だ
いや、私がいるだけで恥だな
「ーーー」
はぁ、マジでウザイみんな消えt((
「沙羅!」
そこで私はハッとする
「あ、ご、ごめん、、、」
つい考え事をしていたせいで呼ばれている事に気づかなかった
「最近こんなこと多いから気おつけろよ」
「うん、ごめんなさい」
「、、、は?」
あ、しまった
つい敬語を使ってしまった
「おい、この前敬語は無しって約束したよな?」
そう、私が片割れに敬語を使いすぎて片割れには敬語禁止と言われ約束したのだ
「ごめん、気おつける」
「次敬語使ったら飯奢りな」
「は((うん」
危ない敬語を使いかけた
て言うか私お金そんな持ってません
そう、私はお小遣いを貰えないのでバイト生活をしている
バイトは疲れるけどバイト仲間が優しすぎるので正直感謝している
もちろん私が御影家の人間とは言っていない
名前も偽装してあるからだ
御影沙羅ではなく
茆原由乃(ちはら ゆの)にしている
正直私は沙羅と言う名前が嫌いだ
なぜって?
あんなクソ親に付けられた名前だからな
そんなことを思っていると
車が到着したみたいだ
はぁ、、、やっぱりリムジンだ
私はリムジンが苦手だ、だってめっちゃ目立つもん
「お乗りくださいませ、玲王坊っちゃま、沙羅お嬢様」
「ありがとな、ばぁや」
「ばぁやありがと」
ばぁやがにこりと笑うばぁやを見ると何故か安心する
私は玲王がリムジンに乗った後すぐに乗った
周りから見られないように
「ねぇ、」
「ん?なんだ?」
「私、明日から歩いて登校するよ」
え、と言う返事が返ってきた
だって片割れと同じ空気にずっといるとか、、、家の時だけにいてくれよ、、、
「なんでだよ」
「だって、、、」
「だってじゃねーよ」
いつもの片割れの声が少しトーンが下がった声に変わった
怒っているようだ
「そんなに俺の事が嫌いなのか?」
「そーゆう訳じゃないけど、、、」
そーゆう訳だ
だって自分だけ周りからちやほやされてるとか、、、ずるい
なんで私は落ちこぼれで片割れだけはちやほやされるのだろう
物心ついた時から差別があったせいで私はとても片割れが嫌いだった
「、、、勝手にしろよ」
私は片割れのこういうところが嫌いだ
自分の思いどうりに行かないとすぐ怒る
ほんとわがまま
家についた
相変わらず親は玲王に夢中だ
「ばぁや、行ってくるね」
「はい、お気を付けて」
「帰りは車を出しますか?」
「いや、出さなくていいよ」
「承知しました」
私はバイトをしていることをばぁやにしか言っていない
ちなみに私がバイトしているところは居酒屋だ
まぁまぁ時給がいいので結構気に入っている
夜遅くまでシフトは入っているが楽しいから別に問題ない
「由乃入ります」
シーン
?どうしたんだろ今日はみんな忙しそうだ
「あ、由乃ちゃん!」
「ちょっと手伝ってくれない?!」
どうしたんだ?
「今日ねちょっっっとめんどくさい客が来ててね、、、」
「おい!早く酒持ってこい!!」
「あー、なるほど了解しました」
今日はどっと疲れるだろうな
「ラストオーダーになります」
「あ?!もうかよ!」
「生1本!!早く持ってこい!」
「生1本ですね。」
「ラストオーダーで生1本入りましたー!!」
奥からはーいと言う声
「失礼いたします」
「はぁ」
今日はだいぶ疲れた
て言うか今日外人多くね?
全然通れないし、、、
仕方ない、遠いけど裏道を通ろう
って思ったけどばぁやがすぐそこのコンビニの前で待機しているらしい
早く行こう
「ごめんばぁや、車出してもらって」
「いえ、大丈夫ですよ」
「それより、沙羅お嬢様宛に手紙が届いていましたよ」
「手紙…?」
「はい、こちらです」
ばぁやに渡された手紙を受け取り中身を見ると_____
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次回 第2話_契約
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