マンネライン 愛され??ではないです。
多分。
_ start
( daesung side
夏の暑いお昼。
テソンは暑さにやられながら
なんとか宿舎に帰ってきた。
テソン 「 ただいま ~ … ってあれ、
みんなまだ仕事か。」
仕事帰りでくたくたになりながら
靴を脱いで揃える。
自室より先に向かうのはリビング。
_ リビング
テソン 「 ~ ♪ 」
冷たいものが食べたいなんて考えながら
花歌を歌う。
冷蔵庫を開ければ…
テソン 「 アイスだぁ、!! ✨️ 」
1つのチョコのアイスに日本の棒が刺さって
真ん中を割れるようなアイスがあった。
どうせならこれを誰かと共有したいなんて
考えていると…
「 ただいまで‐す 」
玄関から聞こえる可愛い弟の声。
その声に飛び出して
玄関へと駆け寄る
テソン 「 スンリヤ ァ ~~~ッッ !! 」
スンリ 「 うわぁぁ…ッ、!?
なんですか!? 」
階段に登ろうとしていたスンリを捕まえて
下へと移動させる。
スンリ 「 ちょちょちょ、なになに~ッ!? 」
テソン 「 スンリヤ !! アイス、食べる?? 」
スンリ 「 … へッ!? 食べたいです!! ✨️ 」
面倒くさそうな顔をしていたスンリが
急に目の色を変えて輝かせる。
単純で可愛いな~、なんて思いながら
冷蔵庫に行く。
スンリ 「 やったやった、アイス~♪
テソンヒョン 最高!! nice!! やった!! 」
鼻歌混じりに褒めてくれる弟に
快く機嫌を良くしてアイスを取り出す。
それに
二人で目を合わせて引っ張った。
テソン 「 あ…スンリヤ、どっちがいい?? 」
片方は上がかけて小さくなったやつ。
片方は片方の上がついた大きめのやつ。
普通なら弟は遠慮して
前者を選ばないといけない立場で
あるだろう。
それは僕も思っていた。
スンリ 「 じゃあ、こっちで!!
テソンヒョン、ありがとう~♪ 」
スンリは大きめのを僕の手から取って
口に入れる。
そして自室へと歩き出したのだ。
テソン 「 え、一緒に食べないの!? 」
スンリ 「 一人で食べます 」
先程までくっついてくれた可愛い弟は
何処吹く風のようだった。
いや、僕は…諦めない。
スンリ 「 ちょっと…なんですか?? 」
スンリの後について行くことにした。
テソン 「 別に~?? 」
僕はアイスを舐めながら
にこやかにスンリに笑いかけた。
のに。
スンリは嫌な顔して
自室へ向かう足をはやめた。
テソン 「 ふふ、スンリヤ。
足速いね。そういうとこもかわいい 」
スンリ 「 なんですか!? 急に!?
今日のテソンヒョンきもい!! 」
テソン 「 ㅋㅋ … 嫌がるスンリヤを見るのが
僕の趣味なんだ 」
スンリ 「 きも !! 嫌だ !!
こんなヒョンやだ!! 」
2人で鬼ごっこをしながら
スンリは自室のドアノブに手をかけて
逃げるように中に入った。
_ ドンドン
テソン 「 スンリ~ !! 開けてよ !!
僕とアイス食べよ!! 」
スンリ 「 絶対に嫌です!!
アイスは一人で食べるものです!! 」
テソン 「 ㅋㅋ … スンリヤはもしかして
女の子とアイス食べたことないんだな~?? 」
スンリ 「 やかましいです。」
テソン 「 僕が食べてやるよ。
開けて 。」
スンリ 「 絶対に開けたくないんですけどってあぁ!! 」
テソン 「 なになに?? 」
スンリ 「 ちょっと!! テソンヒョンの相手してたから
アイスが溶けそうなですけど!? 」
テソン 「 えぇ!?それは大変だ!! 」
スンリ 「 なんでそんな他人事なんですか 」
テソン 「 だって僕食べたもん。 」
そうなのだ。
テソンはとっくに完食していたが、
スンリをいじるためにずっと遊んでいたのだ
スンリ 「 なんやねん!! ほんまに!!
もう俺も食べたいからあっち行って!! 」
テソン 「 ㅋㅋ ~ 、 スンリヤの為なら
何処へだって行くよ~ 」
スンリ 「 うるさい !! 」
やっと離れてくれた兄に一息つきながら
スンリもアイスを楽しんだ。
だが。
この2人に悲劇が起こるなど
まだ知る由もなかった。
( GD side
ジヨン 「 あ ‐ … やっと終わった。」
仕事が終わって宿舎へと向かう家路。
重たい腰をなんとか上げて
エレベーターまでついた。
ヨンベ 「 お、ジヨン !!
今帰り ?? 」
仕事終わりのヨンベと鉢合わせた。
ジヨン 「 うん。 ヨンベも ?? 」
ヨンベ 「 そ~、まじ疲れた。
お疲れ。」
ジヨン 「 お疲れ 」
二人で会話を交わしながら
エレベーターのボタンを押す。
_ ドアが閉まります♪
ヨンベ 「 でもなんか今日機嫌良くね?? 」
ジヨン 「 わかる??
昨日、社長からご褒美にアイス買って
もらったんだよ。」
ヨンベ 「 ずる!! ㅋ
俺にも分けてよ 」
ジヨン 「 いいよ。 2つのやつだから。」
ヨンベ 「 ラッキー 」
ジヨン 「 あの3人には内緒だぞ?? 」
バレたらめんどくさいし。
_ ×階です。 ドアが開きます。
ジヨン 「 ただいま~ 」
ヨンベ 「 ただいま~ 」
タプ 「 おぉ、2人とも。
おかえり。」
ジヨン 「 タッピョン…仕事終わってたんだ 」
タプ 「 さっき帰ってきたばっかだよ。
撮影が早く終わったんだ 」
ヨンベ 「 へ~、お疲れ様 」
タプが自室に戻っていくのを見て
ヨンベとジヨンは目を合わせる。
2階には他の兄弟達が
各々スマホを触ったり、音楽を聞いたり、
レゴをしているだろう。
その3人には申し訳ないが、
俺たちはご褒美をすることにする。
ジヨン 「 … ~ ♪ 」
ヨンベ 「 アイスとかいつぶりだろㅋ 」
二人で冷蔵庫を開けると…
ジヨン 「 ない… は、?? なんで、 」
ヨンベ 「 え、まじ??
誰かに食われた?? 」
ジヨン 「 … 絶対タッピョンだ。」
あの人は人のものだろうがなんだろうが
甘い物なら全て奪う。
ジヨンは走って
タプの自室へと向かった
_ バンッ !!
タプ 「 うお、 !? 」
強く開けられた扉の音に肩を震わせて
不機嫌そうにジヨンを見た。
タプ 「 … なんだよ 」
ジヨン 「 アイス、食べたでしょ 」
タプ 「 は?? 」
ヨンベ 「 ジヨンのアイスだよ。
2つ棒が付いてるやつ 」
タプ 「 いや、知らねぇよ 」
ジヨン 「 タッピョン以外に誰が食べるの?? 」
タプ 「 知らないけど…とにかく
俺は食べてないから。」
罪を認めないタプに苛立つジヨンだったが、
1人だけを疑うのは良くないと考え、
隣の部屋であるテソンの部屋に
向かうことにした。
_ ガチャッ
ジヨン 「 テソン~、」
テソン 「 はい、なんですか?? 」
案の定、レゴをしながら
顔を上げた。
ジヨン 「 俺のアイス知らない??
チョコのやつ。」
その瞬間。
テソンの動きがぎこちなく止まった。
テソン 「 … 知らないです。」
どんどん顔が曇っていく。
ジヨン 「 ほんとに?? 」
疑うような目をするが
テソン ( 頷く
上下に頭を振るだけで
証拠はなかった。
諦めて隣の部屋の末っ子の部屋に
行くとする。
_ ガチャッ
ジヨン 「 スンリ~、 」
スンリ 「 なんですか?? 」
ジヨン 「 俺のアイス知らない??
チョコのやつ。 」
スンリ 「 え??知らないですよ。」
ジヨン 「 … ちょっと待って。
なんだよ、これ。」
スンリ 「 え、?? 」
テーブルを指さすと
そこにはアイスの棒がゴミとして
置いてあった
ジヨン 「 スンリ。 どういうことだ?? 」
ピキピキと血管が浮いてくる。
スンリ 「 ち、ちがッ !! これはテソンヒョンのやつ!! 」
必死に言い訳するスンリの
手首を掴む。
ジヨン 「 とりあえず、俺の部屋。
行くぞ。」
スンリ 「 え、え、!!
あれテソンヒョンのじゃないの!?
なんで、ちょっと待って~!? 」
引きずられながら叫ぶスンリを
誰も助けはしなかった。
_ GD room
ジヨン 「 スンリ。
お仕置、なにされたい?? 」
スンリ 「 ごめんなさい。ごめんなさい。」
ジヨン 「 … ㅋㅋ、
これで許すと思ってる?? 」
スンリ 「 へ、?? 」
「 ぎゃぁぁあああ !! ヒョン !! 痛い !!
うわぁぁあああ !! テソンヒョン !! ヨンベヒョン !!
タッピョン !! 助けてぇぇ~ッ!! 」
「 あがががががッ” ~ッ !!
ごめんなさい!! うわぁぁ~!! 」
ジヨンの部屋からはこのような
叫び声が聞こえたらしい。
_ YB 部屋
テソン 「 実は~… 」
テソンはスンリに悪く思ったが
それをヨンベに全て話した。
ヨンベ 「 え、それテソンが悪いじゃん 」
テソン 「 だから、スンリを助けられなくて…
残念です。 」
ヨンベ 「 お前って結構悪魔だよな 」
( おわり )
21:30 ~ に 投稿するやつが
初めての感じなので不安なんですけど、
見てください…💦
コメント
2件
スンちゃん、1人で怒られちゃうの良きですわ~🤭笑 マンネラインこれだから可愛いっ!!🫶
勝手にアイス食べちゃうマンネライン尊いです!!🥹🥹🥹