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君を自由にする話。

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君を自由にする話。

1 - 君を自由にする話。

♥

715

2025年04月21日

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あてんしょん

この作品は、コーラが好きな配信者様と卵と鳥が好きな配信者様と真面目にやばい町の市長の友人(?)様のお名前をお借りした二次創作作品になります。実際のご本人様方の人間関係や性的趣向等とは一切関係がございませんのでご了承ください。

物語の性質上、市長の友人様が悪役のような立ち位置です。その為、そのような描写を不快に思われる方は御手数ですがブラウザバックをお願い致します。

















わんくっしょん




















〔モリタカコーラ☆惑星『地球』ニ着陸


失敗〕


「ッうわあ”あ”あ”あ”あ”あ”」

ガタガタガタ!と機体全体が大きく揺れる。モリタカの宇宙船は燃えていた。


〔機体番号508番ハコレヨリ脱出ポッドヲ起動シマス〕


操縦席に座っていたモリタカは脱出用ポッドに包まれていく。


〔ポッド発射マデ…5秒前…4…3…2…1〕


その日、地球の人間は隕石を見た。正確には、モリタカの入った脱出ポッドだが、それを知るのは、地球にたった2人だけだ。

「いやあ、兄ちゃん、世話んなるわ!」

「ならんでええわ!はよ屋根直してくれませんかね自称宇宙人さん!?」

今、最初に話し始めた男、左右で赤と白のツートンカラーにさらに赤と白のメッシュの入った派手な髪色をしている。歳は、コーラ星周期で506歳。地球で言えば20代後半程だろうか。彼の名は最高コーラ(モリタカコーラ)

506歳になったので、地球に留学に来たのだが途中宇宙船が故障し、脱出ポッドにて地球に降り立った宇宙人。

そして、絶賛最高に向かい怒りを向けるオレンジ色の髪をした男、名をちーのと言い、こちらも20代後半程に見える。

「まあまあ、ちょっとくらい!ええやないですか!あ、コーラいります?コーラ」

「いらんわ!!」

目の前の青年を睨みつけるちーの。それを何もお構い無しにダラけるモリタカ。

「も〜う!帰ってください!居座らんといて!!」

「帰れ言われたって帰る場所ないわ笑」

「はあ?」

ちーのは、訳が分からないと言った様子でモリタカを見る。

「えー?そもそも俺宇宙船燃えてもうて母星には帰られへんし当然金もないんやからどこにも住めへんもん。せやから!兄ちゃんちに住ませて欲しいねんて!」

「なんでそうなんねん!!」

「ええやないの。ほ〜れ、寝床もこの通り!」

「嘘やろ!?いつの間に!?」

いつの間にかモリタカは布団を敷き寝転んでいた。

「な!ええやろ?お願いや〜!なんでもしたるから!」

「そういうのは自分で言わん方がええと思うけどな……うーん…………仕方あらへんなあ。」

ちーのは渋々了承する。けれど彼も無計画で知らない男を家に泊める訳では無い。

「ほんまに!?」

「ただし!条件があります。」

「なんや?」

「この屋根を直すこと。あと、俺の代わりに家事全部やれよ!」

「ええ…最悪やねんけど」

「ほんならこの話はなかったことにするわ」

「喜んでやらせて頂きます!!」

「はい。よろしく」

こうして、2人は奇妙な同居人になった。

2人の同居生活は案外上手くいっていた。

「なあ、屋根の修理ってこんな感じでええんか?」

「おーう。まあ、見た感じはええな。じゃあ、そんな感じで。ただ、雨漏りするようなら手を加えていってもらうで

「はぁい」

ちーのが出した条件を案外モリタカはサクサクこなした。モリタカに破られた屋根も日に日に塞がれ、料理や掃除にも文句はない。料理とともに出てくる飲み物がコーラなのはちーの的に不愉快なのだが。

「なあ、ちーの〜これいつまで続けるん?」

「はあ?屋根が完全に元通りになるまでやし家事はお前がこの家に居座る限り永久にやってもらうけど?」

「え」

「あ、それとも出てく?」

「謹んでやらせて頂きます」

そう言ってから、モリタカは箸で煮物をつまみ口へ運ぶ。

「あー美味い。さすが俺やな」

ちーのも味噌汁を啜る。

「…ホンマに美味いねんな…」

モリタカがここに住み着いてから丁度3ヶ月が経とうとしている。

「なあ、ちーの」

「なに?」

「俺とお前の関係って、なんやと思う?」

食卓の、食器と箸が擦れる音。ちーのは手を止めず、コーラの言葉に返す。

「同居人」

「ほんまにそう…?もっとこう、深い仲とか」

「は?お前と?」

「せや。例えば、恋人とか」

ちーのは箸を置くとモリタカを真っ直ぐ見つめた。

「な…なんやお前…柄にもないこと言うなよ…。気味悪いやろが」

「そうかな俺は、ええと思うで。俺とお前が恋人。」

ちーのはモリタカの真剣な眼差しにたじろぐ。

「……っ!な……何を言うてんね……お前」

「俺は本気やで?」

「はぁ?」

何を馬鹿なことを。とちーのは思った。なぜならモリタカはちーのの家に居候してるだけで、たった3ヶ月の仲だ。しかもモリタカが勝手に住み着いている様なもの。なのに恋人?ありえない。

「な、訳ないやろ……あほか」

ちーのは視線を反らし食事を再開する。モリタカは何も言わず箸を動かしている。気まずい空気の中、先に口を開いたのはモリタカだった。

「振り向かせたるから」

「え?」

「いつか絶対、お前と俺が恋人同士やって、心から言わせたる」

「はぁ?俺がそんなこと言うわけないやん。」

「覚えとけよ。俺は本気やからな!」

モリタカはそう言うと食べ終わった食器を持って台所へ消えていった。取り残されたちーのは呆気に取られていた。何をいきなり言い出すんだ。そんなの、ありえないだろう……と自分に言い聞かせるがごとく心の中で何度も反芻していた。

それから3ヶ月が過ぎた頃だった。2人の関係はと言うと何も変わっていない。

「なあ、ちーの」

「なんや」

ちーのは横目でチラリとモリタカを見る。

「好きやで」

ちーのは固まった。しかしすぐに冷静になって返す。

「またそう言う…いちいち言うことないなら話しかけんなや」

「本気やで」

モリタカは真っ直ぐにちーのの目を見て言った。しかし、彼は聞こえないふりをする。この3ヶ月、コーラの「好き」はちーのの中で無いものとされている。そんなちーのの不遜な態度に、モリタカも正直鬱憤を貯め始めていた。

「なんでダメなん?俺のどこがダメなんや。顔も良い。性格も、声もええやんか。」

「顔と声だけ!な。」

ちーのは、手元の鳥を見ながらそう言った。鳥はモリタカの気持ちと相反して楽しそうにちーのの指と戯れる。

「お前は居候。立場をわきまえて貰わんと」

「せ……せやけど俺は!」

「”俺は”…なに?」

ちーのの白目がちな瞳がモリタカを射抜く。モリタカは喉の奥が詰まるような感覚を感じた。

「俺は……そういうの抜きで…向き合って欲しい。ほんまに好きなんや…」

まるで、親や先生に怒られた子供が必死に弁明するように、モリタカは小さくなりつつ、はっきりと意見を述べた。

「ふーん……」

モリタカの言葉に、ちーのは気のない返事を返す。そして鳥を鳥籠に戻した。

「でもなぁ……お前がそこまで言っても俺婚約者おるからな…お付き合いとかは無理やで」

「え”!?!?」


「あ、婚約者ってゆうても親が勝手に決めてきたやつな?俺別に好きやないけど」

文末は小さく、聞こえるか聞こえない程度になるまで声を落とすちーの。そんな言葉を聞いてモリタカはさらにショックだった。

「え……じゃあお前……」

「もう結婚する人決まってるから。俺恋愛できへんよ」

ちーのがそう言うとモリタカはガッ!と立ち上がり一気にちーのへ近付くと彼の顔を強引に引き寄せ、そして自分も顔を近付ける。2人の唇が触れ合った。

「ん……!?んん!!」

2人は暫くの間、唇を重ねていた。ちーのがモリタカの胸を押し退ける。

「な!何すんねん!!」

「そんなんおかしいやろ!!お前は自由になるべきや!そして手順を踏んで、しっかり俺を好きになれ!」

「は、はぁ!?」

モリタカはちーのの手を握る。

「親に人生決められるなんて間違っとる!しかも生涯ともにするパートナーをなんて有り得へん!この際、俺を好きになることなんて二の次や!まずはお前を自由にする!」

「な……なんやねんそれ……」

モリタカの真剣な眼差しに、ちーのは思わずたじろぐ。

そしてしばらく考え込み、モリタカの顔をまじまじと見つめてから、小さく言った。

「………あり、がとう…」

「え?」

「そんなこと、言ってくれる奴…今までおらへんかった…から。ありがとう」

「お……おう……」

ちーのはモリタカから顔を背ける。だが、その耳が赤く染まっているのをモリタカは見逃さなかった。

「ちなみにやけどさ、どうやって俺を自由にするワケ?婚約破棄は何度もやろうとしたけど、なんせ相手が俺の事好きみたいで…それに両方の親にも猛反対されて無理やねん」

「八方塞がりなんやな。でも、そこに俺が来たらどうやろ?」

「…どういうこと?」

ちーのは首を傾げる。まさか、モリタカに何か案があるとは思わなかったのだ。

「俺が、ちーのの恋人としてそこに飛び込むんや。第三者の介入で何とかなるかもしれんやろ」

「恋人って…!」

モリタカの作戦を聞き、ちーのは頬を赤くしてむすくれる。

「一旦な!ほんまになるのはその後でええ」

「な……」

ちーのは赤い頬を隠すようにそっぽを向く。モリタカはそんなちーのを、愛しそうに見つめていた。

「ほ……ほんなら、まあ……やってみる価値はあるもな」

ちーのがそう呟くと、モリタカは嬉しそうに笑った。そして再び彼の手をとると甲に口付ける。

「俺の小鳥…どうか貴方が、その翼を縛られることなく自由に空をとべますように…」

モリタカのキザな行動に、ちーのは顔を顰めた。

「その突然キスするやつ辞めてな。さっきのも流れで許されそうになってるけど普通にキモいし。俺はまだお前のこと好きやないから。その事実を忘れんように。」

「あ……せ、せやな……すまん」

ちーのが思ったよりも辛辣だった為、モリタカは暫くの間凹んだ。


そんなことがあって翌日…早朝からちーのの家のインターホンが鳴った。1度では懲りず何度も、何度も鳴らされるそれにモリタカは眠気眼で起き上がる。そして少しばかり後頭部を掻いて、玄関に出た。

「はぁぁい。早朝からうるさいねん。誰ですかぁ?」

ドア越しにインターホンを押し続けるん人物に問いかければ、ピタリとインターホンの音が止まる。

「あ、どうもぉちーのの婚約者やけど。あんたこそ、誰ですかね。ちーのとどういった関係で?」

婚約者の声は、まるで人当たりが良い好青年を思い浮かべる声。けれど、その声にモリタカは底の知れない恐怖を感じとっていた。

「…あれ、おいサイコウ〜どこや〜」

どうやらちーのも起きてきたらしい。普段リビングにいるモリタカがいないことを不審に思って探している。

「玄関やでちーの!お前の婚約者が来とる」

モリタカがそう言えば、ちーのが「え…」と言葉を漏らすのが聞こえるだろう。

「あ、ちーのおるん!?ちーの!!僕やで僕!家入れてぇや♡」

ちーのがそこにいると気がついた婚約者は声を大きくしてちーのに熱の篭った声をかける。

しかしそろそろと玄関にやってきたちーのはモリタカに「開けないで」と耳打ちした。それに返答しようとちーのの方を向いたモリタカは言葉を詰まらせる。何故なら、そこには心底怯えているような、弱ったちーのが居たから。自分が見た事ないほど活気を失ったその姿に、酷く困惑したからだった。今の彼になんと声をかければ良いのか分からないモリタカは頷くことしかできない。

「ねえちーの♡♡僕達婚約者やろ?なんで勝手に男を家に入れてんのー?しかも住ませてるとか有り得へんから。ねえほら開けて?♡俺がその害虫を追い払ってあげるから♡」

婚約者は尚も、ちーのに語りかける。ちーのはもう怯えきって、震えてモリタカの肩を掴んで、モリタカよりも幾分高い背を丸めて、モリタカの背に顔を埋めていた。

けれどモリタカは冷静に男の発言に違和感を覚える。

「なんで、俺がちーのの家に住んでること知ってんねや…?」

その言葉に、ちーのが背中越しでも分かるほど震え始める。

「ぜ…全部…見つけたと思ってたのに…」

ちーのは震える声で呟いた。何を?と聞けば、「監視カメラと盗聴器」と。「な……お前…」

モリタカは、自分の背中にいるちーのに視線を移す。彼はいつもよりもとても小さく見えた。

「ねえちーの入れて?なんでその男は入れるのに俺は入れてくれへんの?」

「俺は婚約者やぞ?なんでその男が良くて俺がダメなんや」

次の瞬間、ドアノブがガチャガチャと音を立てる。男は何度もドアノブを回す。

「なあ!なんで開けてくれへんの?ちーの!なあ!!僕のこと嫌いになったんか?あ!その男に脅されてるんやろ!なぁ!そうよな!!ちーのが僕のこと嫌いになるなんて…そんなわけないもんな!!」

ちーのは震える。モリタカも、その迫力に気圧されたか、手も足も動かず、荒く呼吸をしてドアを見ていることしか出来なかった。

「……なあお願い。僕にはちーのしかおらんねん……ここを、開けてくれ。お前の顔が見たいんや」

モリタカの肩を掴むちーのの手に力が込められる。まるで、開けてくれるなよとでも言うように。または、自分を脅威から守ってくれと言うように。

「…もう、ええか。ほんまは秘密にしておきたかってんけど、俺な、実はお義父さんとお義母さんにお前の家の合鍵貰ったんやで。」

「え……?」

ちーのが息を飲み、そして鍵穴に鍵が刺さる音がする。咄嗟に、内側から鍵が回らないように抑えようとモリタカが手を伸ばす。けれど、男の力が強く、鍵穴はギリギリと音を鳴らして回る。

「くっそ…!」

モリタカは必死にドアを抑える。

「ちーの、開けて?な?」

「あ……う……」

扉の鍵が、回り切ると、ドアに体当たりされているかのように力が加わった。

「ちーの逃げろ!こいつ正気じゃない!!」

モリタカが叫ぶ。しかしちーのは動かない。否動けない。力なく、その場に立っているだけでいっぱいいっぱいな様子だ。そしてついに耐えきれず、扉が開いた瞬間……現れたのは薄い紺色の癖毛の男。目は細く、目尻が垂れている。そして何より濃いクマと、まるで魂が入っていないようにマットな質感の小さな黒目。

男は怯えるちーのを見て、ニヤリと笑った。

「会いたかったよ。僕のフィアンセ」

男はそう言うと、ズカズカと玄関に入り込み、座り込んでしまったちーのの手首を掴む。

「あ………あ……」

恐怖に震えるちーの。その頭を強引に引き寄せて、男はちーのと熱いキスをした。

長いキスの間には、ちーのの呻き声が時折聞こえる。

「ん……ッふ…ぐ…っ」

「何しとるんやお前!」

モリタカが、男に掴みかかるも、避けられてしまう。

「……ん?ちーのまた可愛くなったなぁ。」

男はちーのを抱き寄せる。ちーのは放心状態でなすがままだ。

「好きやで…その声も…顔も…匂いも…俺、お前のこと大好きやから」

ちーのは、震えながらコクリと頷く。

それに男は喜んで、更にちーのを抱き寄せた。

「ちーの♡ええ子やね。」

そして男は、またもモリタカに見せつけるが如くちーのとキスを交わす。男の口付けは長く続き、暫くしてやっと離れたと思えば二人の間に糸を引く唾液が繋がっているのが見えた。それがつうっと消えるように切れて、男はちーのと目を合わせる。心底、幸せそうな顔をしていた。

「なんやねんお前……!」モリタカは怒りで震える。

「ああ、ちーのに擦り寄る男」

「は?」

モリタカは男の言った言葉に耳を疑う。今、なんて……?

「最近ちーのの様子を見てたら変な男がよく同じ部屋にいたのが見えたんや。だから僕心配で……そしたら案の定や!こんな奴にたぶらかされて……住ませて、こいつの作った料理を食べて…キスまでされてもうた!だから今のは消毒や。ちーのには俺がおらんとダメってことを理解って貰わんと…」

男はそう言うと、悲しげに目を伏せる。しかしすぐにその目はモリタカを捉えて、そして睨みつけた。

「ちーののためにも、ゴミは排除せんとあかんやろ…?」

その瞬間、背筋にゾワゾワと何かが駆け巡った。こいつは、まずい。殺されると直感で思った。

「や、やめて!やめて大先生!」

ちーのが、大先生と呼ばれた男の腕に絡む。必死で止めているようにも、恋人に甘えているようにも見える仕草だ。

「こいつは…そういうんじゃないから!だから、やめて……ね…?」

「ちーの……でも」

「お願いやから……分かってくれるでしょ…?」

ちーのは大先生の腕にしがみついたまま、モリタカを庇う。その目は恐怖に染まりながらも、必死に訴えていた。

「……そこまで毒されてしまったんやね…ちーの」

「え」

ドス!ちーのの腹に、強く拳がめり込む。大先生がちーのを殴ったのだ。

「ッう”!?」

ゲホゲホとちーのが咳き込む声がする。

「な、何しとるんや!お前はこいつの婚約者ちゃうんか!?」

「は?当たり前やろ。だからこうしてるんや。可哀想なちーのの洗脳を解いてあげてるだけ。」

「なにを…言っとるんや…」

「ちーのはな、僕のことが好きなんや。他の男のことなんて好きになるはずがない。お前に騙されてるだけ。洗脳されてるだけや。だから俺がちーのの洗脳を解いて、自分が誰のことが好きなのかを思い出させたるねん。」

大先生はそう言うと、またちーのに殴りかかる。モリタカは咄嗟に間に入り、その拳を受け止めた。

「お前……ッ!狂っとるで!」

モリタカはそう叫んで大先生を押し退ける。しかし、後ろによろけた彼の表情はひとつも変わらない。キョトンとした悪気のない顔。

「狂ってる?俺が?そんなわけないやろ。狂ってるのはむしろお前の方だ。僕とちーのは結婚するんだぞ?なのになんだ?お前は突然間に入ってきて正義のヒーローヅラをしているけど、俺にとってはまさに悪役だ。何故人の大切なものを平気で奪える?俺にはちーのしかいないのに。」

言葉が詰まる。モリタカは言葉も出ず、何も言い返せなかった。

「ちーのが他の男のものになった世界なんて生きている意味が無い!!」

大先生は、今まさに懐から刃物を取りだした。

「なッ!?……おれを…殺す気なんか…?」

「ああ。ちーのがお前を愛してるなら、お前を殺すことで、僕はまたちーのの1番になれる。」

冷や汗が額を撫でる。そして、モリタカの後ろで、何者かが立つ音がした。

「ちーの!腹大丈夫なんか…?深く入っとったやろ…まだ座ってた方が…」

突如として立ったちーのを労わるようにモリタカがちーのに触れようとする。その手をバチン!と大袈裟な音を立てて弾かれるだなんて、思ってもいなかった。

「触るな。…昨日の話はパーにしよう。俺、お前のこと嫌いやったんや。騙されてくれてありがとな…?」

ちーのはモリタカを嘲るようにそう告げる。けれど、その目は悲しそうに潤んでいた。

画像

「……え?」

ちーのはもうモリタカを視界にとめやしない。熱く火照って、蕩けてしまいそうな瞳で大先生に擦り寄った。

「ごめんね大先生…もう大先生のこと1人になんてせんからね…」

「ちーの……!」

大先生は感極まったように涙を溜めながら、ちーのに抱きつく。抱き合って、互いの顔が見えない状態になってまた、ちーのはモリタカに悲しそうな瞳を向けた。まるで「ごめん」とでも言うような目だった。

モリタカはそれを見て察する。ちーのは自分を庇うためにこの男に侍ることにしたのだ。

「ちーの、じゃあさ、早速俺の屋敷に行こうや。お前のために最高級の酒を用意するで」

「うん……!ありがとう大先生!だいすきだよ」

二人は、まるで恋人同士のように手を取り合って玄関を出ていった。取り残されたモリタカは、その場に呆然と立ち尽くすしかなかった。

「ちーの……」

もう届かないその名を呼ぶ。けれど、彼はもういない。

「……ッ!クソが!!」

モリタカは怒りに任せて壁を殴る。

「なにが…!なにがお前を自由にする!や!!火に油を注いで!余計な負担を掛けただけやないか!!クソ!クソ…ッ!!」

モリタカは、その場に崩れ落ちる。そして、自分の無力さを呪った。

「ちーの……」

彼の名を呟いても、彼はもういない。あの笑顔を見ることも、声を聞くことも出来ない。

「俺は!どうして…!!」

床を何度も殴って、殴って、そして起き上がって好きな人が自分を守るために出ていった家を見渡した。

「…なんて惨めなんや」

そして、モリタカは決意した。

「俺は……ちーのを必ず助け出す」

その目にはもう迷いなど無かった。



あの、田舎の一軒家を発ってどれほどたったか。彼は、今もあの家で暮らしているのだろうか。最後は自分から突き放したのに、どうも忘れがたいのだ。

初めは、空から落ちてきて、勝手に住み着いてきた挙句俺に熱烈ラブコールをしてくる迷惑なやつだった。けれど、彼はまっすぐ俺に愛を伝えてくれた。俺を想ってくれた。そんな彼が、嫌いじゃなかった。

『この際、俺を好きになることなんて二の次や!まずはお前を自由にする!』失ってから気がついたのだ。彼がどれほど俺に尽くしていてくれたのか。彼が、どれほど俺の幸せを願っていたか。俺がどれだけ彼に甘えていたのか。

「ちーの、おはよう♡今日も可愛いね。俺のお姫様は♡」

「…うん。ありがとう大先生」

ちーのは、今日もまた無機質な鳥籠のような部屋に閉じ込められている。いや、閉じ込められていると言っても、部屋の扉に何重にも難解な鍵が着いているというわけでも、足に楔が巻きついているというわけでもない。ただ、精神的に閉じ込められているのだ。部屋を出れば大先生の使用人に怒りとも怯えとも取れる目で睨まれる。きっと、俺を部屋から出したらその使用人はきつい罰が与えられるのだ。だから、部屋から出てくれるなよという怒りと、罰を受けたくないという恐怖の目を見せる。

そして何より大先生に見つかれば…


「どうしてお外に出るんや?外は危険がいっぱいなんやで!?おれはちーのを守るために言ってるのに!!どうして分かってくれないんや!!」

「いや…」

「死んだらどうする!?あの男がやってきてちーのを攫ったら!?考えただけでおぞましい!もう二度とこんなことをしないでくれ!!」


彼は、狂ったように喚いて俺を責め立てる。それがどうしようもなくストレスなのだ。だから俺はこの鳥籠の中に留まることにした。それに、次に部屋の外に出たら、懇願されるだけならまだしも殴られたり蹴られたり、挙句には刺される可能性だって大先生には充分ある。何をしでかすか分からないからむやみに行動して刺激したくないのだ。だから、俺は大先生にとっての『可愛いちーの』として生活している。彼の機嫌を崩さないように。素敵な恋人を演じる。

「好きやで、ちーの」大先生は俺を優しく抱きしめて、キスをする。「俺もやで」そういってキスをやり返す。少し長く口付けていれば向こうから舌を入れてくる。

それに優しく絡めて、彼の背に手を回す。彼はそれが嬉しいのか目を細めて笑った。

「ちーの……」

そしてまたキスが始まるのだ。大先生は俺を絶対に離さないと言うように抱きしめてくる。俺はそんな彼を哀れに思うと同時に、その気持ちに行動だけは返してやった。だってそうしないと、知人に危険が及ぶから。自分で言うのも何だが、酷いことをしているなぁと思う。それにつくづく厄介な男に好かれてしまったとも思う。

「あぁ…好きやで…ちーの。ちーの好き。もうどこにも行かんといてな」

「うん。俺も大先生のこと好きやで」

もう、戻れない。あの日に帰りたい。けれど、もうそれは叶わない。俺は一生この鳥籠の中で彼の機嫌を伺いながら生きていくしかない。辛く、苦しい現実だった。

帰りたいよ。サイコウ…

「ちーの、今日はな、いいもんが手に入ったんや。」

大先生はそう言うと、俺の前にその布を置く。

「綺麗なシャツやろ。お前に似合うかと思って白にしたんや。シルクとレースで出来とるから着心地もええと思うで。それにこのリボン、綺麗やろ?お前の髪色に合わせてオレンジにしたんやで」

大先生はそう言ってその見るからに高級そうなシャツを俺に見せる。そして、「着てみてや」と催促した。俺は、それに従うしか無かった。だって俺が大先生の言うことを拒否したら、きっと…絶対大先生は俺をどなりつけてくるから。だからその服を身に纏う。着てるだけで高級なのが分かる。幼少期に着た以来のその高級感に息苦しさを感じた。…おれはちょっと粗末な方が好きや。

「……どう?」

俺が着れば、大先生は嬉しそうに笑った。

「うん!やっぱり俺の見立ては間違ってなかったわ!ちーのによう似合っとるで!」

「……ありがとう」

「次はな、指輪を用意したで」

そう言って大先生は俺に差し出したのは銀色に輝く指輪だった。しかもそれを薬指に嵌めようとしてくる。俺は、慌ててそれを止めた。

「ん?どうしたん?」

大先生は微笑む。けれどその瞳の中には確実に、自分の思うように行かなかった事への怒りが立ち込めていた。

「えっと…えっと…」

自分でも、なぜ拒否してしまったのか分からなかった。ただ、これを受け取れば、本当に自分が彼の物になってしまうような気がしたのだ。「ちーの?」

大先生が、俺に迫ってくる。俺は逃げようとしてベッドの1番奥まで来てしまった。

「いた……」

壁に背中をぶつけた。逃げ場がない。今のこの状況をどうにかしなければ、と頭をフル回転させるが、何も思い浮かばない。ただ、恐怖だけが募っていくだけだ。

「なんで逃げるん?俺とお前は愛し合っとるのに」

大先生が迫って、俺の上に覆いかぶさった。恐怖で声が出ない。

「あ…えと…ごめ、」

「なんで謝るんよ。俺はただ、ちーののこと好きなだけやのに」

大先生の手が伸びてくる。その手から逃げたくて……逃れられなくて。身体中撫でられる。まるでペットを撫でるみたいに。

「ちーの……ちーのも俺の事好きよな?いつもみたいに、好きって、証明してくれるよな?」

彼にとって俺と繋がることは、俺が彼のことを好きだという証明らしかった。

「ちーの……好きやで……」

俺は、もう逃げられない。寂しい…


幾度となく身体を重ねた。もうヘトヘトで、全身が気持ち悪い。すっかり彼の思い通りになった自身の身体が憎らしい。

「ちーの、可愛い。」

そう言って彼は俺を抱きしめる。気持ち悪い。自分が気持ち悪い。嫌いだ。ぜんぶぜんぶ。

「う、鬱様!!大変です!!」

「なんや!この部屋には勝手に入るなって言うとるやろ!」

「侵入者が館内で暴れています!!」

「はぁ!?」バタバタと足音が遠くなっていく。そして、大先生は舌打ちをして俺の頬を撫でた。

「ちーの……大丈夫やからな……俺が守ってやるから」

また彼は俺にキスをする。あぁ気持ち悪いなぁ。大先生が優しく俺に触れるたびに、彼に愛される度に俺は自分が嫌いになる。嫌いで、虚しくて…帰りたいよ……

「おらァ!!はよ逃げへんとコーラまみれにしてまうぞぉ!!」

「…え…?」




モリタカは、ちーのが大先生に連れていかれたその日から確実にちーのを取り返すすべを考えていた。

結果、彼は決めた。筋トレをしよう!!!

そうして力をつけて、大先生を実力行使で黙らせる。奴の好きにはさせない。

ちーのを自由にするのだ。

その一心で、モリタカは筋トレした。そして月日が流れ、今日、大先生の屋敷に乗り込んだのだ。拳を振るい、大先生への嫌がらせとしてコーラを撒いた。

「おらぁ!!コーラ星人舐めんなよ!!」

「な、なんなんやお前!!」

突然乱入してきたモリタカに大先生は目を見開く。そして、怒りの表情でモリタカを睨んだ。

「まさか、俺からちーのを奪うつもりやな!?そんなことはさせへん…!!!」

「その通りや。返してもらうで」

モリタカは大先生にパンチを繰り出す。しかしそれは避けられてしまった。

「ちーのは俺とおるんが幸せなんや!ちーのの幸せを邪魔するな!」

「ちーのは……そんなことで幸せにはならん!!あいつを解放せぇ!!」

モリタカも大先生も互いに引く気はない。

「余計なお世話や!!邪魔をするな!!」

「それはこっちの台詞や!!」

モリタカの拳と大先生の手が激しくぶつかり合う。お互い譲る気はなく、戦いは難航していた。

そして、守りの一手だった大先生が、モリタカに反撃をする。

「ぐっ…!」

攻撃に夢中だったモリタカは、懐ががら空きだ。そこに深く蹴りを入れられ、苦しげに膝を着いた。

「っはは!ははは!!弱いな!!お前ごときにちーのは守れない…!俺が守るって約束したんや!!」

ドカ!ドカ!伏したモリタカを蹴る。その顔は笑っているが、同時に苦しげでもあった。

「ははは……は…俺が…あいつを守らんと…」



ちーのと俺が出会ったのは、8歳の頃だった。お互い、あったその時には結婚は決められていた。

「僕、鬱っていいます。よろしく、ちーの」

「鬱くん……うん、よろしく」

俺は親に言われるように、極力ちーのに優しくした。自分から話しかけ、褒めて、笑いかけて。けれど、彼は俺が無理をしていることを理解していた。

「鬱くん…別に取り繕わなくてええねんで。どうせ結婚したら毎日一緒にいることになるんやろ?そしたら、いつかボロが出るのは確実なんやからさ」

彼は、俺の嘘を見抜いていた。そして、それを受け入れてくれたのだ。だから俺は彼に心を開いた。彼の優しさが、嬉しかったから。

「俺な、ちーののこと大好きや」

「そうなん?俺も鬱くんのことは好きやで」

そう言ってくれたから。おれは、俺はちーののことをもっともっと好きになっていった。

ある日、彼が転んで泣いてるときに、俺が手を差し出してそして彼はその手を取ってくれた。傷を洗って、俺が彼に絆創膏を貼ってやってるときだった。

「ありがとう、鬱くん」

彼は、そう言ってニカッ!と笑ってくれた。さっきまで泣いていた彼が俺に笑ってくれた。それがとてつもなく嬉しかった。

「うん!これからも、ちーののことは俺が守ったるからね!!」

「……ありがとう」

だから、彼のために。彼のために俺は…俺は!!!


「ちーのを解放せぇ!」

この男は俺に対してそう言った。

なんだ?俺がちーのを縛っているとでも??そんなわけないだろう。俺はただ、ちーのを守っているんだ。害から。

蹴る。蹴る。こいつはちーのに無理矢理キスをした。害だ。害。だから蹴る。

「ちーの……お前のためなら俺はなんでもできるんやで…!ほら…!ほら…!!!」

俺がちーのを守るから。…だから…

「だから、俺の事好きになってや…」




「……無理やな」

モリタカはそう言って立ち上がった。

息も絶え絶えで、ボロボロで…。けれど、大先生を睨む。

「なに…?」

「無理やって言った。なんでちーのはお前を好きにならないと思う?」

モリタカは、大先生をまっすぐ見つめた。その瞳にはなんの迷いもない。ただ、事実を告げるだけだ。

「お前が行き過ぎてるからに決まっとるやろ。もうそろそろ現実を見ぃや」

彼はそう言った。その目は澄み切っている。そこに迷いはない。ただただ自分の意思を告げただけのようだ。しかし、それでも鬱は諦めきれなかった。

「お前に何がわかるん!?何も知らないくせに!!!それなら俺は!……俺はどうすれば………良かったん?」

「知らん。まずは、自分のほんまの気持ちに気づくとこからやろ」

モリタカの言葉に、大先生は目を見開く。そしてしばらくしたらなにかを悟ったのかゆっくりと口を開いた。

「そう…か……そうやな……」

彼は、笑った。それは、今までのような狂気的な笑みではなく、どこか清々しさすら感じる笑顔だった。その目にはもう歪みはない。

「そういうことか……はは…」

モリタカは、そんな彼を横目に奥へ進む。愛した人がいる部屋に。

「ちーの、迎えに来たで」

彼はそう言って部屋に入った。そこには虚ろな目でこちらを見るちーのがいた。モリタカは、そんな変わってしまったちーのを見て悲しくなった。早く、もっと早く迎えに来ていればと思った。

「サイコウ…?」

「そうやで。ちーの」

「夢じゃない…?ほんとの、ほんとにサイコウなん?」

「そうやで。ちーの」

「んはは…そっかぁ……」

彼は、笑った。その目には涙が浮かんでいて、けれどとても嬉しそうだった。

「大先生は……?」

「……もう大丈夫や」

モリタカは、そう言って彼を抱きしめた。そして彼の頭を撫でる。すると、彼もまたモリタカを抱きしめ返した。

しばらくそうしていて、やっと離れてモリタカは言った。

「っはは!なんやその格好!ちーのに白は似合わへんな!」

「え?そう…?」

「お前にはいつも通りの黒が似合うよ」

「そっか」

ちーのは、モリタカの言葉を聞いて笑う。

「ありがと。サイコウ」

「んー?何が?」

「ううん。何でもあらへんよ」

「おうよ」

ちーのが、モリタカの手を取る。

「帰ろか!」

「せやな!」

他愛なく話す2人に、鬱が近づいてくる。

「あ…う、鬱……これはその…ッ」

ちーのは怯えた様子でモリタカを見るが、モリタカは至って普通の表情で鬱を見すえていた。

「あの…な……ちーの…その、これまで本当に…ごめん」

鬱はそう言って深々と頭を下げた。

「え…」

「……ごめん……俺、ちーのの気持ちなんも考えとらんくて……だから俺、気づいたんや。俺はきっとちーののこと好きなんやないんや…って…だって俺自分勝手やし、良く考えればちーののことなんてなんも知らんし…」

「え…?え??」

「親に洗脳された……って言い方は悪いけど、好きにならんといかんって思ってたんや。やから…こんな事して……ごめん。」

「え……っと……」

ちーのは、困惑した。当然だ。鬱が話したこと全てを何度も頭で再生して理解しようとする。

「許してくれとは言わへん。もう俺ちーのに付きまとったりせんから…!ちーのを…自由にするから…ちーのが嫌やって言うなら婚約も破棄するように親に言う。せやから…」

「幸せになってほしい」

鬱はそう言ってもう一度頭を下げた。その様子を見てちーのは口を開いた。

「……ははっ俺のこと好きじゃないとか嘘やん」

「え……」

ちーのは、笑う。

「確かにこれまでの大先生は俺の事考えてなかったし、自分よがりで俺の事本当に好きとは言えんかったかもしれんけどさ。今のって結論は俺に幸せになって欲しいってそれだけでしょ?そう思えるのは好きってことやんか」

ちーのはそう言った。けれど鬱はその顔を暗い表情で見つめる。

「…かもしれんな…けど、俺はちーのを幸せには出来へんよ。もっと良い奴が…おるから。やから俺は手を引くよ。」

「そっか…」

鬱は手を引くと言ったが、表情は言葉と違い清々しい顔をしていた。

「モリタカ、俺に気づかせてくれてありがとうな」

「……おん」

鬱を置いて、モリタカはちーのの手を引き部屋を去っていった。

それから数日。

「んで!俺のこと好きになってくれたんか!?!?」

「だから、お前は声がでかいねん……うるさいで」

モリタカはちーのに聞くが、ちーのはいつも通りそれをいなす。

「なあなあ、好きになってくれへんの!?」

「うるさいなぁもう……別にNOとは言ってないやろが…」

「え!?」

モリタカは、その言葉に驚いた。そんな様子にちーのは笑う。

「んはは!!鳩が豆鉄砲食らったような顔ってまさにこの事やな!!!」

「い、今好きって…!!」

「好きとは言っとらん!!…まあでも、これからのお前の出方次第では…考えないこともあらへんけど…?」

ちーのの言葉にモリタカは目を輝かせる。

「っっっしゃあ!!!!絶ッ対に振り向かせたるからな!!首洗って待ってろよ!!!」

「……うん」

2人が結ばれるまでは、まだ先が長いのかもしれない。


どうも。低浮上の夕暮です…。本当は彼らが結ばれるまでを描きたかったんですけど途中でなんか分からなくなっちゃってこんな中途半端なところで終わりです。大先生はもう少し同情の余地がある悪役にしたかったんですけど…今の夕暮の技量じゃこれがいっぱいでした…😢

それに、1度連れていかれる描写でちーのの表情を上手く描けなかった気がして、挿絵を入れました…挿絵がなくても上手く伝わるくらいまでになりたい…

今年はそのへんも丁寧に描けるくらいに文章力と創造性を高めたいですね。

では、ここら辺で終わりにしようと思います

最後まで読んで頂きありがとうございました!

それではまた…おつぐれ

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