テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
462
#吸血鬼パロ
hotaru🌙
2,297
948
一週間が経った。
やっと舘さんに会える日が来た。
俺は阿部ちゃんからのアドバイス「想いを伝え続ける」を実行しようと意気込んでいた。
深呼吸をしてから楽屋に入って挨拶をする。
楽屋内にいるメンバーから挨拶を返されながら俺は一人でソファーに座っている舘さんの元へ向かい隣に座る。
🖤「舘さん。何してるの?」
❤️「今日の台本チェックだよ」
🖤「相変わらず真面目だね。そんなとこも好きだよ」
❤️「ありがとう。…………目黒、」
途中で言葉を切り、俺の耳の近くに顔を寄せる。
❤️「そういうことは…翔太に言ってあげて」
そう言うと舘さんは俺の肩を叩いて席を立ち岩本くんのとこへ行ってしまった。
上手くいかずため息を吐く俺のとこに舘さんに代わり来たのはしょっぴーだった。
💙「めめ。お前、変な顔してんな」
🖤「……しょっぴー、何しに来たの?誤解されるから来ないでほしいんだけど」
💙「はぁ?誤解ってなに?」
🖤「……めめなべ」
💙「……………………あ〜、なんだ。涼太のやつ、めめにも言ったのか」
しょっぴーは舘さん本人の前では殆ど名前で呼ばないのに、近くにいない時は名前で読んでる。
ずるい。
俺も呼びたいのに。
💙「涼太から『【めめなべ】を推すことを許してほしい』って言われた時はビックリしたけどさ、別に気にすることないだろ。阿部ちゃんがもう一人増えたみたいなもんだし」
🖤「全然よくないっ……!」
💙「そう?……まぁ、滅多にない涼太からのお願いだから好きにさせてやって」
しょっぴーも俺の肩を叩いて席を立った。
にしても、二人して同じ行動するの何?
普通に嫉妬するんだけど。
それに『滅多にない涼太からのお願いだから好きにさせてやって』だって?
結局どっちも幼馴染には甘いんだ。
ずるいよ、もう。
看板番組の収録が終わると俺は別の収録のため、すぐに楽屋を出なくてはならなくなり舘さんと話すことは出来なかった。
***
この日は歌番組の収録。
俺は舘さんが一人でケータリングのコーヒーを淹れているのを見つけて隣に並ぶ。
🖤「舘さん、コーヒー?俺が淹れるよ」
❤️「ありがとう。……でも、いいの?」
🖤「え?」
❤️「そんな風に俺に優しくしたら翔太がヤキモチを焼いちゃうよ?」
舘さんの視線の先には、ソファーで爆睡しているしょっぴーの姿。
🖤「焼かないよ!しょっぴーはただのメンバーなんだから!」
❤️「ふふっ、照れなくてもいいのに」
🖤「本当に照れてないって!」
❤️「それ可愛いね。そういうとこ翔太が見たらギャップ萌え?になるのかも!」
舘さんは頑張れ!と言わんばかりに親指をグッと立てて去っていった。
可愛いって言われたのは嬉しいけど、そうじゃない。
しょっぴーは関係ないんだよ…!
他にも色々あったけど、こんな具合に話すこと全てが【めめなべ】にされてしまう。
俺が動けば動くほど舘さんの中の【めめなべ】は加速していく。
俺の恋は空回りの連続だ。
しかも後に阿部ちゃんから聞いた話では俺の告白はしょっぴーへの告白の練習ってことになってたらしい。
どんな変換をしたら、そうなるのか理解できないけど……。
俺は絶対、諦めない…!
絶対、舘さんを意識させて【めめなべ】じゃなくて【めめだて】になってやるっ!
❤️は手強いですね。
🖤には引き続き頑張ってもらいます!
次回もお楽しみに!
P.S.
前回♡が150over…!
本当にありがとうございます!
.
コメント
5件
確実に言えることは、《めめだて》も《めめなべ》も尊いってこと!

❤️さんってもしかして🖤の相手は自分ではないって思い込みでフィルターがかかっているの?それとも本当にわかってないの?どちらにしても🖤《めめだて》になれるよう頑張って୧(๑•̀ㅁ•́๑)૭✧ 応援してる( ・ᴗ・ )⚐⚑⚐"
第3話、読み終えました〜!💫 めめくんの「俺が動けば動くほど舘さんの中の【めめなべ】が加速する」っていうところ、切なくて笑っちゃいました…!好きな人に想いを伝えようとすればするほど、別のカップリングとして解釈されちゃうの、めちゃくちゃもどかしいですね😭 舘さんの優しさの中に漂う絶妙な距離感の描き方が、さすがだなって思います。 次こそ【めめだて】になってほしい…!祈りながら続き待ってますね🌷