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その日は、やけに空が曇っていて。昨日までは晴れてたのになぁ、なんてことを考えていたのを覚えている。

その日は、染木桜が来る日で少しだけ、楽しみにしていたのかもしれない。


その日に、染木桜は来なかった。


一ヶ月来なかったこともあるので、驚いてはいなかった。              ただ、不安な気がしてならなかったのだ。

染木桜がもう、来ないんじゃないかと思って、ままならなかった。

その日から、「今日こそは」と考えて一日、一日過ごすが、来る気配は一切無い。


染木桜が居なくなってから、三ヶ月が経った。

染木桜の名刺だけを、ずっと眺めていた。

この名刺を持っていれば、またにこやかに話しかけてくるのではないか、また冗談を言う日々が始まるのではないか。

どこか不安な俺の気持ちの、お守りのようにもしていたのだろう。

毎日毎日、名刺を胸ポケットに入れてバイトをした。


そんな時だった。

二人の距離の間には

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