【 五条side 】
直哉「まさか、あの悟くんがお熱とはね。」
五条「……直哉か。」
2日目 人影のない場所で奴は話しかけてきた。
しかもなんか隣座っちゃってるし。←
交流会に参加するわけでもなく
付いてきたということはなにかあると思っていたが、
五条「アイツの事見に来たんか。」
直哉「おん。暁くんの妹っては聞いとったけど、五条家との婚約を破棄するとか阿保やなぁ思て。」
五条「あぁ。予想以上だろ。」
直哉「まあ、もっと大人しい子やと思ってたわ。」
遠くでぴょんぴょん跳ねる黒髪。
どうやら京都校の先輩にも気に入られたらしい。
直哉「山ほどの縁談断るから不思議に思っとったけど、……付き合っとるん?」
五条「…………見えるか?」
直哉「??? ちゃうかったら他の女とでも婚約すればええやん。」
直哉「ま、その反応は惚れとるんやろうけど。」
五条「………………ぉぅ。」
直哉「声ちっさ!」
直哉「ホンマに好きなん!?俺悟くんは年上がタイプやと思っとったわ。」
五条「………………ぉぅ。」
直哉「マジ中のマジやん。」
直哉「そんなにえェ女なん?なんやちんちくりんにしか見えへんのやけど。」
五条「……まあ、たしかにな。」
直哉「そんなに価値があるとは思えへんなー。」
直哉「あ、ほな悟くん、」
直哉「10億とあの子やったらどっち獲る?」
直哉「ま、本気で惚れとるんなら_______
五条「10億。」(即
直哉「…おぉ。やっぱ10億よなぁ。」
直哉「デカイ取引もできるし、持っとるだけで気分ええしなぁ。」
五条「……10億獲るより、アイツ獲るほうがよっぽど難しいと思うんだよね。」
直哉「…?なんでや。悟くんなら楽勝やろ。」
五条「宝くじなら当たったらいいな感覚だろ。」
五条「けど女獲る時はいろいろ大変なんだよ。」
五条「特にアイツは鈍いし。」
直哉「ならなんで10億選んだん?」
五条「……アイツを側に置いとくのは俺だって知ってるからな。」
五条「今すぐじゃなくていい。」
五条「じっくりオトしてやる。」
五条「ていう意思表示。」
五条「だからお前、手ぇ出すなよ。」
直哉「いや、別に出さへんけど。」
五条「そ。」
時透「五条ー!みんなでどっか食べ行こうって話してたんだけどさー。どっか行きたいとこあるー?」
時透「!」
直哉「??」
時透「あれ、お友達?こんにちは。」
気づけや。
直哉「…………。」
五条「……こいつ阿保だから。最初は俺のことも忘れてたくらいだから。」
時透「いきなりなによ。悪口?」
いやコイツ(直哉)、
御三家ぇぇぇぇえ!!
次期当主ぅぅぅぅう!!!
直哉「禪院直哉。はじめまして、、やな?」
時透「はい!時透宵っていいます!あ、2年です!」
時透「……ええっと、あなたはたしか、、」
時透「1年生か先生ですよね?」
直哉「いや振り幅。」
五条「コイツは1年。」
時透「あ、そうだったんだ。」
時透「で、なに食べたい?」
五条「俺は久し振りにアレ食べてぇな、アレ。」
時透「あぁ、アレか。硝子はあそこ行きたいんだって。」
五条「あー。いんじゃね?行くか。」
時透「うん!」
直哉「…なんや、新婚さんみたいやな。」
五条・時透「「……………。」」
五条「誰がダーリン&ハニーだ。」
直哉「言っとらんよ??」
時透「私はコイツに毎朝一杯のコーヒーを淹れるのか、、、。」
直哉「いやベタやな。」
五条「角砂糖最低15個は入れとけ。」
直哉「オプションにも限度があるで。」
時透「ヤダ、ダーリン、体に悪いわ。代わりに辛子入れとくわね。」
直哉「どんなオプション?56す気?」
五条「飲めるかンなもん。」
時透「やーね。隠し味よ。」
直哉「隠せてないやろ。絶対真っ赤やろ。」
五条「なるほど、これが愛か。」
直哉「いや、殺意やろ。」
時透「えぇ、そうよ。私なりの愛情表現。」
直哉「嘘やろ、この人絶対何人か殺めとるで。」
五条「愛か_______。」
時透「愛よ_______。」
五条・時透「「………」」
五条・時透「「YES,FOREIGN LOVE!!」」
直哉「ンなLOVEあってたまるかぁぁぁあ!」
直哉「つーかこっち見んな!」
時透「ふ、やったわねダーリン。」
五条「そうだねハニー。」
直哉「まだ続くん?俺えぇ加減ツッコむん疲れたで??」
時透「……勝った。」
五条「だな。」
直哉「なにがや!」
五条「関西人ツッコミ拒絶大作戦〜!」
時透「いぇーい!」
直哉「いや「いぇーい!」やないやろ阿保なんか。」
五条「だから言っただろ。阿保だって。」
直哉「この場合悟くんも含んどるよ?」
五条「あり、?」
時透「ふっ、馬鹿だ。ココに馬鹿がいる!」
五条「おめーに言われたかねぇよ。」
時透「それどういう意味だコラ。」
五条「わかんねぇのか。」
時透「わかりたくないから聞いてんのよ。」
五条「安心しろ。お前はとっくに馬鹿だ。」
時透「馬鹿じゃない!」
五条「じゃあブス。」
時透「美少女!」
五条「チビ。」
時透「チビって言ったほうがチビなんだから!」
五条「それはちげぇ。」
直哉「…………なんなん。」
コメント
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見るの遅れましたぁ〜、、 相変わらずの宵ちゃんと声ちっちゃくなる五条さん好きですwまじでこの小説読むの至福の時間です…w 続きも楽しみに待ってます✨ 宵ちゃん、、自分の気持ちにはやく気づいてくれ…。私はずっと待ってるよ((
まじで即決で婚約して即結婚しなよ〜てか早く宵ちゃんごじょるのこと好きって認めて欲しい((
あらやだ、ラブラブじゃないのっ 結婚後が楽しみね((( 1年か先生のとこはツボwww