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ピッ__ッ__ピピッ__ピピピッ___



規則正しいアラームの音が耳に入り込んでくる。



「うるさ、、ぃぃ、」



「もう!!うるさい!!」



人がせっかく気持ちよく眠っているというのにこんなに不快なアラームかけたのは誰だ!!!



「あ、私か」



「ふぁぁ〜〜ねんむ」



眠くて思うように開かない瞼を無理やりこじ開ける。



「ふぁぁ〜ね、、む、?」



なんということでしょう。



いつも通りのボロアパートの狭いワンルームかと思えば実家の私の部屋ではありませんか。


「なんであーし実家におるんや…」



今はお母さんもお父さんも亡くなってるから土地は譲ったはずなんだけど…



『もーー!!○○!!早く起きなさいって、あら、もう起きてたのね』



「……え??」



「おか、さ、、」



いきなりドアを開けられたかと思えば会うことの出来ないはずの大好きな人が目の前にいる。



「なんぇ、生きて、」



母『はぁ?勝手に殺さないでくれる??まだ生きてるんだけど』



「う、うわあああああああ」



母『うっさ!!!』



「うぇぇ、、ぇんっ、お母さぁぁん、」



今まで抱えてきた想いが溢れ出して止まらない。



涙も涙腺が切れたのかと思うくらいボロボロ溢れてくる。



母『……今日は学校休みな、』



「うぅっ、ウン、、」



いつもなら絶対そんな事言わないハズのお母さんがこんなにも優しい。



会社に行きたくなさすぎる私の夢か??笑



いい夢、とは言えないかもね、笑



だって、目覚めたらまたいつも通り会社に行かなきゃ行けない。



目覚めたくないなあ、目覚めたらもう会えなくなるのかなあ、



嫌だなあ



そういう意味では悪い夢ではないのかもしれない。



「もう一生このままでもいいかもね、笑」



お母さんにも聞こえないくらいの声量で呟いたつもりだけどもしかしたら聞かれてたかもしれない。



それでも優しく抱きしめて受け入れてくれるお母さんの温もりに暫く涙が止まることは無かった。



母『…泣き疲れて寝たのね、』



母『にしてもあんなに○○が号泣するなんて久し振りね、』



母『なんか、○○じゃないみたい…』



母『昨日まで凄い喧嘩反抗的だったのに』



母『何かあったんかしら』








「ん、あれ、?」



目を覚ますと母は居なくてベッドに寝かされていた。



もしかして戻ってきてしまったのかと不安になりばっと起き上がった。



「……よかった、」



まだ戻ってないらしい。



「なんかリアルな夢だなあ」



「夢の中で寝るって、笑」



「初めてだわ、」



母『○○〜ちょっとお使い頼んでもいいー?』



「っ、はーい、」



母の声を聞いただけで泣きそうになってしまう。涙腺がガバガバになってしまった、



2階から1階に降りて母の所へと向かった。



「何買いに行けばいいの??」



母『うーんとね今日はオムライス作る予定だったんだけど肝心の卵とケチャップ買い忘れたから』



母『お願いなー』



「ケチャップと卵忘れるって、、なんも出来んやん」



母『アイスのことばっか考えてたら忘れちゃってさー』



と、母はヘラヘラ笑いながら言っているが買いに行くこっちの身にもなって欲しい。



でも懐かしいな、こういうの



「よし、行ってくる!」



母『はーい、気をつけろよ〜』



「うい!」



外に出るとめちゃめちゃお出かけ日和でなんなら快晴だった。



「今何月なんだろ、」



「スマホ持ってないかな、」



「ん、?え!なっつ!!」



ポケットを探ると携帯ではなくガラケーが入っていた。



「すげぇ…デコデコじゃん…」



日付を見ようと思いガラケーを開いた。



「えーっと、今は2005年…ってえ?!」



2005年…私が高1の時…??



「なんかホントリアルな夢だな、」



「にしてもなんで2005年?」



「んー、分からん、まあいいや」



「日付は…7月19日…」



「もうちょっとで夏休みじゃん、」



「なんか学校休んだのもったいない気がしてきた」



「とりあえず買い物行かないと、オムライス作れなくなっちゃうよ」






暫く歩いているとスーパーらしきところに着いた。



「おっ、ここか〜」







「よーし、卵もケチャップゲット〜」



「あとは帰るだ、ぶふっ、」



メモ用紙から目を離し前へやると知らない人が目の前にいて思わず抱きついてしまった。



「あ、す、すみませんっ!!!!」



?『おい、てめぇふざけんな、ょ』



「ぇ、え、ゑ?」



?『○○!!』



「せ、せいしゅう??!」



乾『○○!なんでここにいんだ?』



そう、ぶつかった相手は私の元彼、乾青宗であった。



「(いやこっちのセリフだっつの、なんでお前がスーパーの入口にいんだよ、お前ヤンキーだろ、)」



乾『○○よかったら一緒に出かけないか?』



「いやいや、私おつかい頼まれてたから!!」



乾『そうか、、じゃあ仕方ないな…』



「ていうか、青宗とはもう別れたでしょ??」



乾『??何言ってんだ?別れてないぞ?』



「えー、、?」



えー私やらかしました。そういえばまだ青宗とはまだ別れてないんだったーーー



「へ、変なこと言ってごめん!!ちょっと今日は無理だから!ば、ばいばーい!」



乾『○○ってあんなキャラだったか、?』










「あーー、、びっっっっくりしたぁ、」



「まさかまだ別れてなかったとは、、」



「てかなんでスーパーの入口にいんだよ」



「ヤンキーなんか普通すーぱー来ねぇやろ、」



そう、私の元彼はバリバリヤンキーである。



昔の私は今よりも元気系でギャルだったかな、



私これからギャルとしてやっていかないと行けないのか……



「いや、キチィわ、笑」



まあ、所詮は夢だしあんま気にしなくてもいっかな。



「やっぱ気楽に考えるのが1番だー」






「おかあさーん、ただいま」



母『あ、おかえりー』



母『えーっとなんだっけ、卵とマヨネーズ?買ってきてくれた?』



「おかあさん、、どこからツッコめばいいのかわかんないよ…」



お母さんはソファにだらしなく座りながらアイスを頬張りテレビを見ていた。



「あとマヨネーズじゃなくてケチャップだし、」



「冷蔵庫入れとくからねーーー」



母『ありゃと〜』



母『ご褒美にアイス食べていいよ』



「いえーい、ありがと〜」



自分の部屋に戻ると安心したのか思わずため息を吐いてしまった。



「なーんか色々疲れたな」



「まあブラックの時に比べりゃ比にならんけど」



疲れたし寝るか、



「おやすみなさい、」








作者から

皆様こんにちは。きらきらぼしです。

顔を合わせるのが遅くなってしまい申し訳ございません。

また新しい夢小説を始めました!

今回はフォロワー様のリクエストにより乾青宗様を御相手とさせて頂くことになりました。

イヌピーくんは口調が難しくて中々苦戦しそうです…笑

漫画見直して勉強しておきます。

皆様GWは如何お過ごしでしょうか。

私はテスト期間ということもあり課題に追われています。

私と同じように課題に追われてる方。

一緒に頑張りましょう。

先程も言いましたがテスト期間なので更新が遅くなることも多々あると思います。

ご理解頂けると幸いです。

それではまた会う日まで。

作者より









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