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「」セラフ
『』その他
あぁ、、、。
もしも、俺があの時君たちと出会っていなかったのなら。
『貴方は、、Aresって言うんですね』
ーそうだけど
『そうだな〜、名前いじってセラ夫とかどうです?』
ーなんで?別にいいけど
『この社会本名言ったらやばいこともあるでしょう?』
ーまぁね
『お前の名前は?』
ーセラフ・ダズルガーデン、、
『へぇ!いい名前だな!どう呼ぼう、、、。せらおって呼んでもいい?』
ー好きに呼べば?
『じゃ、遠慮なく〜!じゃあな!また〜!』
ーん
『君名前なんていうの?』
ーセラフ・ダズルガーデン
『いい名前。かっこいいねぇ!なんて呼ぼ。セラとかでいい?』
ー勝手に呼べばいいんじゃない?
『えぇ〜。冷たすぎ〜。まぁいいや。よろしくねセラ』
ーん
一番最初は皆、名前を聞いてきた。
そしてあだ名を決めて。
最初はそっけない態度とっちゃったなぁ。
それからの日々は驚くほどに楽しくて、早くすぎていった。
でも、その楽しさと引き換えに、俺がお前らと出会ってなかったら。
今もなお、暗闇を彷徨い続けていたのなら。
俺は3人の名前が彫られている石の前に立つ。
花を置く。
あいつらがそれぞれ好きだと言っていた花を。
暗闇の中にいたのなら。
こんな未来はなかったんじゃないか?
俺が苦しんでいれば、あいつらはまだ笑っていたのかもしれないと。
何度も何度も、夢見てしまう。
あいつらの方が価値がある命だったのに。
俺が、俺が!!
強くなかったばっかりに!!
あいつらは、あいつらは、、、。
なんでだよぉ、、、、。
こんな未来なんてほしくないよ。
でもこの未来は幸せを手にした俺への罰というのだろうか。
神様は俺に幸せな結末をくれないんだ。
お前らがいない人生なんて無価値だよ。
「ははっ、今すぐ行くよ。価値のある地獄に。お前らは天国だろうけど、同じ雲の上ならまた会えるかもだから」
俺は雲の上へと飛び込んだ。