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ある春、禅院家にて─────
禪院直哉「 ──は、政略結婚? 」
禪院直哉の耳には想像の斜め上を行く言葉が告げられた
禪院直毘人「 そうだ 」
禪院直哉「 ⋯相手は 」
禪院直毘人「 五条家の五条カナエ様だ 」
禪院直哉「 ふゥん⋯少しはマシかな( ニヤ 」
口に狐を描いてそう言った
─────────────────
同時刻、五条家にて─────
五条カナエ「──政略結婚で御座いますか」
先刻と同じく、想像の斜め上を行く発言をされた
五条家当主「 嗚呼 そうだ 」
五条カナエ「 御相手は? 」
五条家当主「 禪院直哉様だ 」
五条カナエ「 承知致しました 」