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!アテンション!
攻🐉×受🔝の捏造まみれのジヨタプ小説。ご本人様たちとは全くの無関係。
ご都合主義の矛盾まみれ解釈違いもろもろですがたくさんの愛はある。
嫉妬🔝再挑戦!のつもり。うまく表現できた自信は皆無。
センシティブにしてますがぬるセンシティブです。
覚悟の上読んでくださる方はそのままお進みください…!
俺は一途な男だと思う。そしてなによりも尽くすのが好きだ。好きになったらとことん尽くす。溢れんばかりの愛情を注ぐし、相手のために俺のできることならなんだってする。それが苦痛じゃない。好きだから、俺の全てを捧げたくなるのだ。
トップと付き合い始めてもうすぐ2年。至って順調、問題はほとんどない。仕事も一緒だから毎日のように顔を合わせるが、付き合ったときから愛は変わらないしむしろ毎日好きが更新されてく。好きって1日1回は言ってると思う。会えない日はメッセージを送ってる。毎回「はいはいありがとうな」て流されるけど。
問題はほとんどない。が、1つ気になることがあるとすれば…。
『悪い、その日は予定がある』
表示されたメッセージを読んで思わずため息をついた。久しぶりに休みだからどこかに出かけるか家でゆっくり過ごすか、とデートのプランを考えながら誘ってみたのだが断られてしまった。どうやら友達と飲みに行く約束があるらしい。わかる。わかるよ、久しぶりの休みだし、俺とは仕事で会ってるわけだし。こういった日じゃないと友達と会えないもんね。わかる……けどさあ。
「……はあ、久しぶりに休み被るのになぁ…」
そう、気になること。それは所謂「愛の重さの差」とでも言うべきか。
告白したのは俺からだ。今思えば本当よく気持ちに応えてくれたなと思うほど、俺が押して押して押しに押しまくって付き合い始めた。それはもう自分でも若干引くほど押した。断られても猛烈にアタックして、ついにトップが折れたという感じだ。
そんな経緯だから、どうしたって俺の方が好き度が大きい、気がする。もちろん彼が俺のことを好きだということもわかるし、好きになってくれたから付き合ってるのもわかるけど。もし気持ちが矢印で見えたなら俺のはでっかく彼に向いてるのに、彼からのサイズは小さい、みたいな。俺は尽くすのも好きだし全然いいんだけど、いいんだけどさ…。束縛しすぎてうざがられたら困るし、それで嫌われたら生きていけない。だからなるべく抑えてる。特に自由奔放な彼は縛られることを嫌うから。
『わかった!楽しんできてね』
そう返信してからタバコに火をつけた。本音の本音を言うなら、俺とのことを優先してほしい。俺だけを見てほしい。なんて、言えるはずもないけど。優等生な回答をするので精一杯。全く情けない。だからって「本当に俺のこと好き?」なんて聞けないし。本当は聞きたいけど絶対引かれる。いや彼の気持ちを疑ってるわけじゃない。彼だって俺が好きなはずだから…、
「……って、あーーもう」
ぐるぐるごちゃごちゃ考えてバカみたいだ。もちろんトップを信じてる。というか信じたい。俺が好きで好きで付き合い始めたわけだし、むしろ恋人になれただけで奇跡だと思わなければ。
そう思いながらついたため息、もう今日で何回目だろう。
「ジヨンヒョン」
「ん?」
スンリが隣に座りながら、持っていた携帯の画面を見せてきた。
「この人誰ですか?」
見せられた写真。俺と女性のツーショット。彼女の肩に腕をまわす俺と、嬉しそうに顔を綻ばせながらピースサインをする女性。誰だっけ、と失礼なことを思いながら必死に脳内で記憶のページを捲った。
「……ああ、この子ね」
同じ事務所の後輩の男の子の、妹の、友達。この前トップにデートを断られたあの日、空いてしまった予定を埋めるように後輩と飲みに行った。寂しさを誤魔化すように飲んだから、正直この写真を撮ったときの記憶が曖昧だ。たしか後輩の子が、「妹の友達が大ファンだから1枚写真を」と言いながらあの飲み会に連れてきたのだった。
その説明をすると、スンリは納得したように頷きながら持っていたコーヒーを啜った。
「なるほど」
「なに?この子のこと気になるの?」
「いや別にそういうわけじゃ…まあ、可愛い子ですよね」
まあたしかに。目もぱっちり大きくて、顔も小さくて肌も綺麗。トップ一筋の俺からしたら「可愛いね」以上の感想も出てこないし感情も湧かないけど。
「……あの、彼女…とかじゃないんですよね?」
恐る恐る、と言った感じでスンリが聞いてきた。俺とトップが付き合ってるのはみんなには秘密にしてるから誰も知らない。
「全然ちがうけど。なんで?」
「いや、すっごい距離近いなって…まあ、ジヨンヒョンはだいたい写真撮るときこんな感じですけどね。ちょっと聞いてみただけです」
言われてみれば。顔なんてあと数センチでくっつく距離だ。さっきも言ったがこのときの記憶はほとんどないので覚えてないけど、スンリの言う通りファンの子と写真を撮るときの俺はだいたいいつもこんな感じだから今更だ。
「てかなんでスンリがこの写真持ってるの?」
「……SNSで流れてきたんですよ。多分この子が上げたんじゃないですか?」
あの日わざわざ会いに来てくれたときも、目を輝かせ俺たちについて熱く語ってくれていたのは微かに覚えてる。心から応援してたくさんの愛情をくれるファンには本当に感謝しかない。嬉しくてSNSに写真をUPしたのだろう、あの日撮れてよかったなと思う。素敵な思い出になってくれてればいいのだが。
楽屋で着替えていると、トイレから戻ってきたトップがさりげなく俺の隣に立った。
「…明日、仕事?」
「ん?そうだよ」
「何時から?」
「うーんとね…明日は夕方からかな」
明日のスケジュールを脳内で読み返しながらそう答えると、彼はチラッとこちらに視線を投げた。そして一瞬その大きな瞳をスっと細めた後目を伏せる。
「………じゃあ今夜、お前ん家行っていい?」
周りに聞こえないように小さな声で言われた言葉に心臓が跳ねた。彼から誘われるなんて珍しい。だいたいつも俺から予定聞いて合わせるのがほとんどだ。驚いて思わず固まってしまった。
「………………だめ、だったか?」
黙ってしまった俺に、彼がもう一度囁くように問う。伏せられたままの目、まつ毛が長くて綺麗だ。
「まさか。だめなわけないじゃん」
にっこりと笑いながらそう言えば、トップは小さく微笑んだあと離れて行った。今すぐにでも踊り出したくなる衝動を抑える。嬉しい、彼から誘ってくれるなんて。ニヤけそうになる頬を必死に隠した。
「タ、タプヒョン…、?」
思ってもみなかった状況に、思わず固まってしまった。あれ、なんで今こんなことになってるんだっけ。久しぶりにトップが俺の家に来て、手洗って、さっそくお酒でも飲もうと冷蔵庫に伸ばした手を取られ、引っ張られるように寝室に来て、ベッドに押し倒されて、それで…。
「……タプヒョン、なんで、」
仰向けに転がる俺に跨る彼が、俺を見下ろしながらゆっくりと微笑む。間接照明に照らされ淡く浮かび上がるその姿、大きな瞳を細めるその表情がどこか妖艶で、自分の鼓動が速くなっていくのがわかった。混乱したまま、もう一度名前を呼ぼうと開いた唇に、彼がその長い人差し指を押し当てる。
「しー」
「っ、」
「ジヨンは動かなくていいから……全部俺に任せて」
「へ、?」
そう言って離れていく指を目で追っていると、一気にその綺麗な顔が近づいてきて唇を塞がれた。驚いて瞬きをしている間にぬるりとした舌が入り込んできてハッとする。
(うそ!タプヒョンからキスしてくれた!)
今まで君からしてくれたこと、1回…いや2回くらい?やばいめちゃめちゃ嬉しい。
くちゅ、とわざと音をたてる彼に腰が重たくなった。たまらず彼に手を伸ばすと、その手をとってシーツに縫い付けられた。指を絡めてぎゅっと握ったあと、掌を指先でなぞられる。
「ん、ぅ…」
鼻に抜ける甘い声が聞こえてたまらなくなった。彼は手を離すとゆっくりと俺の胸あたりを触り、焦れったいくらいのスピードでボタンを一つ一つ外していく。トップの動きにいちいち心臓が跳ねた。
「…ん…、は」
「…た、ぷひょん、?」
晒された肌の上を彼の指先が走る。そこが火傷したみたいにじわじわと熱を持って熱い。その熱をさらに加速させるように彼が唇を落とした。軽く歯を立てたあとジュッ、と強く吸われる。
「んっ、」
それを2、3度繰り返したあとトップが微かに顔を上げる。そして目を細めて嬉しそうに笑ったあと、今度は舌を這わせた。
「ぁ、ちょ…っ」
ぞくぞくとしたものが背筋を走る。勝手に息が上がっていった。
「タプヒョン…まって…っ、」
「……あは、」
彼が座る位置を変える。彼の色気にあてられて既に勃った自身がズボンを押し上げていた。そこにお尻をのせ、トップがゆさゆさと腰を揺する。
「あっ、!」
「ジヨンの、たってる」
(いやいやいや、そりゃ勃つでしょ…っ!)
だってこんな積極的な君見たことない。え?なに?俺なんかした?今日で俺死ぬの?
脳内パニックで混乱してる中、彼は自分のズボンと下着を脱ぎ捨てた。現れた彼のものも頭を擡げ先走りが溢れてる。
「はは、俺のももうこんなになってる…」
「うわ…すご…タプヒョンのも、ぐちゃぐちゃ…え、えっちすぎる…」
思わず震える手を伸ばすと、トップに払われてしまった。
「お前は動くなって」
「はぇ…?」
間抜けな声が出てしまった。ぽかんと見上げる俺の顔に彼はクスッと笑ったあと、自分のものに手をかけ扱き始める。
「ん、ぁ…はぁ…っ、あ」
ぐちゅ、と音をたてながら懸命に快感を追う。俺はもう鏡で見なくても分かるくらい顔が真っ赤だ。頬が熱い。
(やばい、やばいやばいって)
そんな俺をさらに煽るように、彼腰を上げ膝立ちになるともう片方の手を後ろに回す。そして自分の指を秘部にゆっくりと入れていった。
「ぁ、ん…う、あ…っ」
トップの顎が上がる。目を閉じ後ろを解かしながら性器を擦るその様を見てるだけで俺はイッてしまいそうだった。
「ちょ、タプヒョン…っ、ぇ…」
まさに絶景すぎる。微かに揺れる腰、じんわり汗の滲む肌、晒された喉仏、快感に溺れる顔。全てに釘付けで、俺はたまらずそのピクピク震える太ももを撫でた。
「あっ…ばか、動くなって…んっ」
「む、無理だよタプヒョン…っ」
「いいから…っ、ぁ…っ」
そんなこと言われましても。こんなえっちな姿見て触らないでって、そんなの、生殺しにもほどがあるって…!
「あ、ぅ〜〜…っやば…んっ、」
「い、いきそう?」
「ぅ、ん…っ、」
頷きながら彼の手のスピードが上がる。頬を赤く染め眉間にシワを寄せながら、口から漏れる声がだんだんと大きくなっていった。
「ふ、ぅ…ぁん、いく、じよん…っ、いく」
「タプヒョン…っ」
「んっ…見てて、?俺の、いくとこ…っぁ、ちゃんと、見て……っ」
言われなくとも穴があくほど見てる。
「じよ…っ、もういく…ぁあ、ああ゛っ!」
ガクン、と腰が跳ねたと同時に溢れ出した精液がびちゃびちゃと俺の腹に落ちていく。必死に息を整える彼、俺も同じくらい息が上がっていた。
「はぁ…は…っ、ん」
ぎゅっと瞑っていた目がゆっくりと開く。長いまつ毛を震わせながら、トップは俺の腹を指先でなぞった。そこに溜まる自分の吐き出した欲を指にたっぷり絡ませると、そのまま俺の頬を撫でる。
「ぇ?…ぁ、なに…?」
ぬるりとした感触がした。生暖かいそれを俺に擦り付けるように指先にぐっと力が入る。
「た、たぷひょん…?なにして…、」
「ん?んー……ふふっ、」
トップが嬉しそうに潤んだ目を細め、口角をにゅっと上げながら微笑んだ。そしてその指で俺の唇の端をつつく。
「………そうだな。強いて言うなら……、」
「??」
「”マーキング”ってやつ?」
「ぇ?、ぅぐっ…」
そう言いながら僅かにあいた俺の口に指を突っ込んだ。歯をなぞるように動くそれに、俺は応えるように舌を這わせて舐める。トップの味がしてさらに興奮した。ちゅぽん、と情けない音をたてながら抜かれた指は、唾液でてらてらと濡れていた。
「……なあ、ジヨン、」
彼が俺のズボンと下着を掴んで一気にずり下げる。現れた自身は痛いくらいに反り返っていた。トップは俺を抱きしめるように身体を密着させたあと、すりすりと頭や顔を擦り付けてくる。まるで自分の匂いを俺につけるような動き、本当にマーキングされてる気分。鼻腔を掠める彼の体臭に興奮した。
「……入れて、はやく」
「ぇ、」
「ほしい。奥…たくさん、ついて」
囁くように言いながら、彼が真っ赤な舌を伸ばして俺の頬をべろっと舐め上げる。その瞬間、ぶちっと脳の奥でなにかが切れる音がした。
「タプヒョン…っ!」
その細い腰を掴んで、一気に奥まで突っ込む。彼の背中が大きくしなった。
「あ、ぁあぅ…っ!」
悲鳴のような嬌声とともに中がぎゅっと締まる。一度イッて敏感になった身体がぴくぴくと小さく跳ねた。彼の肩を掴み上半身を起き上がらせると、息付く間もなくがつがつと下から突き上げた。
「あ、や…っ、じよ…はげし…っんぁあっ」
「はぁ…散々、煽ったのは君でしょ…んっ」
「ひ、だめ…やだっ〜〜…っあ、ぁん!」
頭を振り乱し涙を零しながら彼が善がる。肌のぶつかる音と水音が部屋に響いた。
「ぁ、ああ゛、ん〜〜っ!」
「はっ…ぁ…っ、たぷひょんっ、」
「い、ぅ…っ、きもち…きもちいい、じよん…っ、はぁっ、」
「ん…っ、えっちすぎだよ、」
「ぉ、あ、あっ…ん、もっと、もっとおく、ついて…っ!」
煽られるまま抉るように腰をぶつければ、ぐぽっと音がした。もしかして今までで一番奥に入っちゃった?
「か、はぁ…っぁあ゛〜〜〜っっ!」
うねって絡みついてきゅうきゅうしてる。やばい、気持ちよすぎておかしくなりそうだ。腰の動きに合わせて揺れる彼のものを掴んで乱暴に扱いた。
「あっ、だめ、やぁ…りょうほうは、むり、ぁあ゛っ!」
「は…ぁ、」
「んぅ…も、だめ…っ、いっちゃうっ」
搾り取るようにきゅうきゅう締め付けるそこに焦る。今まで何回も身体を繋げてきてるが、彼の身体の負担も考え中に出したことはない。が、この状態だと抜いて外に出せない。どうしよう、もう限界なんだけど。
「ちょ、たぷひょん…っ、やば、やばいって…ぁ、俺も、でそうだから…っ」
唇を噛み締めて我慢する俺の顔を嬉しそうに微笑みながら見たあと、トップは手を後ろについて腰を動かした。
「あっ、まって」
「いいよ、ぁ…だして、なかに…っんぅ、なか、だして…っ、」
「え、ぇっ…!?」
え、いいの?
って多分俺の顔に書いてあったと思う。彼は潤む目を細めうっとりとした表情で俺の手をぎゅっと握った。
「あっ、ぅ〜〜…して、おく、いっぱい、ちょうだっ…ぁあ゛っ」
「うっ、」
トップの身体が浮くほど強く突き上げる。
「あっあ〜〜…っ、んん゛!」
途端に締まる中に、我慢を重ねていた俺も後を追うように果てた。
起きると一緒に寝たはずの彼はいなくなっていた。いつ出てったのか、気付かなかったな。果たして今何時だろう、と携帯を見るとメッセージが一通。
『仕事だから先出る。ジヨンも頑張って』
3回読み直してから、『ありがとう!タプヒョンも頑張ってね』と送った。思わずニヤける顔を枕に押し付ける。だって彼も仕事だったなんて、しかも早い時間から。昨夜は誘われた嬉しさにテンションが上がって彼の予定を聞くのを忘れていた。家に来てくれたということは当然彼は休みなのかと思ってたから。まさか仕事だったのに、会ってくれたなんて。
ミネラルウォーターを一気飲みしてからタバコに火をつける。目一杯肺に入れながら、ふと疑問が頭を過ぎった。
(そういえば、)
昨夜の彼はもう、いろいろすごかった。こちらが驚くほど。思い出すだけでまた欲が頭を擡げそうで慌てて深呼吸をする。
(………なにかあったかな)
しばらく考えたが分からないので考えるのをやめた。どちらにせよ俺にとってはいいことなんだし。
そう思うことにしてタバコを灰皿に押し付けると、シャワーを浴びようと洗面台に向かった。
「わ、」
鏡を見て思わず声を上げる。胸に3個、はっきりとついたキスマーク。そういえば彼がつけていた。唇を寄せ軽く歯をたて、吸って、それで…
「や、やばいやばいっ」
思い返すうちにまた1人興奮しそうになって慌てる。彼にキスマークをつけられたのは初めてだ。やばい、嬉しすぎる。
もう一度見た鏡には、にまにまとだらしなく頬を緩める自分がいた。
「結局あのことジヨンヒョンに聞けたの?」
楽屋のドアを開けようとした手が止まる。中から俺の名が聞こえてきて、思わず耳を寄せた。
「ああ、聞きましたよ。なんか後輩の妹の友達らしいです。俺たちのファンで来てくれたから写真撮ったって」
「なんだ、そうだったんだ。タプヒョンには伝えたの?」
トップの名前が聞こえて思わずガチャッとドアを開ける。会話が止めたテソンとスンリがこちらを見て立ち上がった。
「あ、ジヨンヒョン」
今日は久しぶりに3人でトーク番組に出る。俺も結構早めに来たつもりだったが、弟2人はもう準備万端に見えた。
「なんの話してたの?」
「え?」
「俺の名前が聞こえたから」
2人がサッと視線を交える。なんだ、怪しいぞ。
「……なに、言えないことなの?」
「いや、そういうわけじゃないですけど…」
聞こえた言葉から察するに、少し前にスンリに見せられたツーショット写真のことだろう。まさかテソンまで絡んでるとは思わなかったが、なぜトップの名前まで出たのかが気になった。
「……なんかタプヒョンの名前まで聞こえたけど?」
ギクッ、という効果音が見えるほど2人が固まる。言うか言わないか迷っていたようだが、やがて諦めたように息をついたスンリが口を開けた。
「いや、実は……」
帰路につこうとしたとき、ポケットに入れていた携帯が震えた。画面に表示されたメッセージに思わず目を見開く。
『家で待ってる』
ニヤケそうになる顔に力を込めて必死に平然を装うとするが、気を抜けば口角が上がっていた。随分と前に俺の家の合鍵を渡したが、今まで彼がそれを使うことはほとんどなかった、のに。昨夜も来て、今日も来て待っててくれてるなんて。無意識に足早になりながら、先程テソンとスンリから聞いた話を思い出していた。
「実は、この前ヒョンに見せた写真、もとはテソンヒョンが持ってて」
「そうだったんだ」
「はい。でも僕も、最初はタプヒョンから見せられたんですよ」
「え?」
「このジヨンの隣の子は誰だって聞かれて。知りませんでしたしそのまま答えたんですけど…珍しく食い下がって聞いてきたんです。しかも、結構すごい剣幕で…」
「……タプヒョンが?」
「はい。なんでかは分かりませんでしたけど…とにかく、こう…ちょっと怒ってるような感じで…誰なのかとか、ジヨンヒョンとどういう関係の子なのか、とか…。直接聞いたらいいのに、て思いましたけど、それ言ったらなんか…もっと加速しそうで…」
「……」
「それで、スンリなら知ってるかなって思って聞いてみたんです」
「で、俺も知らなかったんで、そのままジヨンヒョンに直接聞いたって流れです。テソンヒョンから経緯は聞いてたんですけど、なんか……タプヒョンの名前は出さない方がいいのかなって…テソンヒョンからそう言われたわけじゃないですけど、なんとなく……それで、あの質問に」
「でも結局なんだったんだろうね?」
「はい。なんかやたらと気にしてたらしいですよ?なんかあったんですか?」
家のドアを開けたとき、玄関にある見慣れた靴とついている電気に顔が綻ぶ。本当に来てくれて俺のこと待ってくれてたんだって、それだけで嬉しい。
「ただいま」
ソファに座りテレビを見ている彼の背中に抱きつく。ドアの開く音は聞こえていたはずなのに、わざと気付かないふりをしているようだった。
「…………おかえり」
小さな声で返ってくる。覗き込むと眉間にシワが寄っていて、でもよく見ると耳が赤かった。
「テソンとスンリから全部聞いちゃった」
そう言うと、トップはため息をつくように息を吐き出した。腕の中でその肩の力が抜けていくのがわかる。
「……………やっぱりな。そんな予感はしてた」
腕の力を強め、擦り寄るように彼の首元に頬をぐりぐりとつけた。
「もしかしてだけどさ、嫉妬してたの?」
チラッと彼の顔を見る。見えた横顔は相変わらずムスッとしていたけど、頬が赤いからただの照れ隠しだって知ってるよ。
「……」
「だからマーキング?」
「っ、」
「………あんなことまでして」
「あーあーもう言うなよっ!」
彼は喚きながら頭をごつんとぶつけてくる。なにそれ本当可愛すぎない?
「もーーーさぁ、ほんと…」
「な、なに」
「可愛くて大好きだなって、改めて」
「………んだよそれ」
「嬉しいんだもん。タプヒョンも俺のことちゃんと好きなんだって分かって」
「……俺が好きでもないやつと付き合う男だと思ってたってことか?」
「ち、ちがうよ!そういうわけじゃないけど、でも………告白したのも俺からだし、押して押してタプヒョンが折れてくれたから今があるし…だからどうしても俺ばっかり好きなんじゃないかって……正直、不安なときもある。ごめん、君の気持ちを疑ってるわけじゃないんだけど」
「……」
彼はしばらく黙っていたが、身体にまわる俺の腕をきゅっと握った。
「……悪い。不安にさせてたなんて、知らなかった」
「タプヒョンが謝ることじゃないよ」
「俺、元々そういう…言葉にして伝えるのとか、あんまり得意じゃなくて…ジヨンならわかってると思うけど」
「…うん」
「あんまり人に執着したりベタベタする性格でもないから……て、思ってたんだけど」
「……」
「偶然、あの写真見たら…なんか、こう…胸がぐっと痛くなったというか……この仕事してるならそういうのだって散々目にしてきたし、俺だってするし、そもそも大切なファンに全力で応えるのは当たり前だから……ほんと、今更なんだけど…」
「……うん」
「…すげー可愛い子だったし」
「タプヒョンのが可愛いよ」
即答すればトップがギッとこちらを睨む。そんな潤んだ瞳で見られたって怖くないもんね。
「……………それで、その…自分でも制御が効かなくなって、気づいたら……あんなこと、してた」
「……うん」
「………ジヨンの言う通り、妬いてた、のかも」
だんだんと小さくなる声に、もうたまらない気持ちになった。どんな言葉よりも胸に届いて幸せにさせる。どれだけ夢中にさせたら気が済むの?
「………ジヨンは、俺ばっかりって、言ってたけど……」
「……」
「………………俺もちゃんと、好きだから。お前のこと」
「っ、」
あー顔が熱い。情けないくらい心臓が忙しない。
「…うん、ありがとう。俺も好きだよ」
「………………にしても昨夜のはちょっと…やりすぎた…………忘れろ」
「えー、忘れられるわけないじゃん!あんな可愛くてえっちな顔して襲ってくるなんて」
「だから言うなって!忘れろよもう!!」
背もたれを飛び越えるようにしてソファにダイブする。そのままトップに擦り寄るように身体を寄せた。
「な、なんだよ」
「んー?んふふ、タプヒョンの真似〜」
マーキング、なんてね。
皆様お付き合いいただきありがとうございました!
嫉妬🐉は想像しやすいんですが嫉妬🔝は難しい。でも嫉妬させたい。なぜなら可愛いから!!!
そして読んでくださりありがとうございました♡
コメント
6件

あの😭嫉妬してるタプが1番好きなんですよ😭ほんとに可愛くて😭あぁ😭神ですねほんとに😭嫉妬から来る勘違いで襲うってのもほんとに癖です😭
ひゃあああーーーー!!!!😇😇ヤバいよヤバいよ出川だよ😱😱(??) たぷさんから襲うだなんて、、しかも嫉妬して?!?!天才だし、可愛すぎなんですけど😭😭そりゃじよんさんもこーなりますわ🤦♀️
積極的なたぷさんが見れて幸せです🥰💗✨嫉妬してるたぷさんが可愛すぎます🫶🫶🫶