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ポテチ
藤澤の瞳から戸惑いが消え、代わりに飢えた獣のような、濃密な情欲が宿っていく。
「……元貴、さん……。……もう、……っ!!」
藤澤は大森の細い腰をガッシリと掴み、教えられた優しさなどかなぐり捨てて、力強く突き上げ始めた。
「……っ、え、っ……!?」
余裕たっぷりに手解きをしていたはずの大森の体が、ベッドへと乱暴に押し倒される。
急に変えられた体勢に驚き、大森は目を見開いた。
自分を見下ろす藤澤の瞳からは、先ほどまでの初々しさは完全に消え去り、ただ一人の男としての、暗く熱い欲が渦巻いている。
「僕も、元貴さんを……気持ち良くしたい」
「っ、……りょ、うちゃ……ぁん、っ!!」
言い終えるよりも早く、藤澤は無遠慮に腰を叩きつけた。
出した直後とは思えないほど熱く硬い質量が、ナカを強引に蹂躙していく。
さっきまでの初々しさなど嘘のように、藤澤は本能のままに動いていた。
「ひ、あ、っ……! あ、っ、……ぁぁっ……!!」
大森の喉からは、痺れるような快感に耐えきれず、掠れた喘ぎが溢れ続ける。
教え込んでいたはずの自分が、逆に未経験だったはずの男に圧倒され、抗う間もなく快楽の底へと引きずり込まれていく。
藤澤は、大森がのけぞり、ひときわ高い声を上げる場所を見逃さなかった。
藤澤の先端が最奥に触れるたびに、大森の細い指先がシーツを掻き毟り、甘い悲鳴が漏れる。
「……ここ、ですか?元貴さんが、いい声出すところ」
「や、……そ、こ……っ、……も、だめ、……っ、んんぅっ!!」
藤澤はそこを執拗に、逃がさないように攻め立てた。
重く鋭い衝撃が突き刺さるたびに、大森の腰はガクガクと震え、理性も計算もすべて焼き切られていく。
「あ、っ……あ、っ……! あぁんっ……!!」
止まらない快感、大森の視界は涙で滲み、ただ藤澤の肩に縋り付くことしかできない。
大森は、自分の喉が壊れるほどに鳴り響く喘ぎ声を、室内に響かせけ続けていた。
「ひ、あ、っ……! あ、っ、……ぁぁっ……!!」
大森の視界は、快楽の波に呑まれてチカチカと点滅していた。
自分よりも一回り大きな藤澤の体に圧し折られ、重い衝撃を全身に受けるたび、思考はバラバラに砕け散っていく。
(……気持ち良いの、止まらない……っ)
今まで、数え切れないほどの「童貞」を食い散らかしてきた。
彼らを弄び、赤面させ、自分の思い通りに鳴かせるのが、大森にとっての最高のアソビだったはずなのに。
「っ、……もとき、さん……っ、元貴さん……っ!!」
名前を呼ぶ藤澤の声は、もはや初心なものではなく、獲物を喰らう獣の響きを孕んでいる。
一度も主導権を握られたことなんてなかったのに、今はただ、この男が繰り出す荒々しくも真っ直ぐな熱量に、翻弄されることしかできない。
(……体の相性、良すぎるかも……っ)
自分の中に深く、深く突き刺さる藤澤の感触が、あまりにも愛おしくて、恐ろしい。
いつもなら、童貞を卒業させた男に二度目はない。
用が済めば、また次の獲物を探すだけ。
自分をこんなにも無防備な姿に変えてしまった、この男を逃したくないと思ってしまっていた。
(……逃したくない。……この男だけは、……俺のものにしたい……っ)
「っ、……ぁ、……りょう……ちゃん、……っ、あぁぁっ……!!」
大森は、涙でぐちゃぐちゃになった顔を上げ、自分を犯す藤澤の首にしがみついた。
征服される快感に身を委ねながら、自ら進んで、この純真な獣が作り出す甘い檻の中へと閉じ込められていった。
「……っ、元貴さん、かわい…っ」
「っ、あ、……あぁっ……!! りょ、うちゃん……っ、……もう、……っ!!」
藤澤の動きは、大森が最初に「教えて」いたリズムを疾うに追い越し、剥き出しの本能だけで突き動かされている。
一度快楽の味を覚えた純真な男は、加減など忘れ、大森の身体を壊してしまいそうなほどの力強さで最奥を執拗に抉り続けた。
「っ、……あ、……あぅ、っ……! んあぁぁぁっ……!!」
大森は衝撃のたびにベッドの上で跳ね、意識が遠のくほどの快感に身をよじった。
(……無理っ、……これ、……おかしく、なる……っ)
自分の思い描いていた計画なんて、もう欠片も残っていない。
ただ、自分の中に打ち込まれる藤澤の熱量に翻弄され、涙と唾液で顔を濡らし、ひきつった呼吸を繰り返すことしかできない。
「元貴さん……元貴さん……っ! ……俺、……っ」
藤澤が熱に浮かされたように囁き、大森の首筋に深く歯を立てる。
今まで適当に遊んで捨ててきた男たちとは何かが違う、謎の感情が大森の胸の奥がキュッと締め付けられた。
「ひ、っ、……あ、っ……! りょう、ちゃん……っ、あ、っ…あぁぁっ……!」
大森は、自分を激しく揺さぶる藤澤の背中に爪を立て、夢中でその名前を呼んだ。
激しさを増す律動の中で、大森は自分が仕掛けたはずの罠に、自分自身が一番深く、二度と出られないほどに嵌まり込んでいることを悟った。
「っ、ぃあ……あぁぁっ!!」
大森が喉を晒し体を震わせた瞬間、藤澤の動きが止まり、全身の筋肉が爆発したかのように強張った。
同時に、大森のナカに、信じられないほど熱く、圧倒的な質量を持った衝動がドクドクと直接叩き込まれる。
「ひ、あ、っ……! ん、んぅ、っ……!!」
大森もまた、内側を焦がされるような熱に煽られ、自分自身の指先まで痺れるような絶頂へと突き落とされた。
シーツを掴んでいた指から力が抜け、汗と涙で濡れた体がベッドに沈み込む。
静まり返った部屋に、二人の激しい呼吸だけが重なり合う。
大森は、自分のナカに溢れ、じわりと広がっていく藤澤の熱を感じながら、ぼんやりとした視界で彼を見上げた。
藤澤は、汗を滴らせながら大森を覆い尽くすように見下ろしている。
「……元貴、さん……っ」
藤澤が熱を持った声で、愛おしそうに名前を呼ぶ。
大森は、いつもならここで「ご馳走様♡」と言って軽くあしらうはずだった。けれど、今の自分にはそんな余裕なんて1ミリも残っていない。
(……もう……本当に、……離したくなくなっちゃったじゃん……)
大森は自ら腕を伸ばし、藤澤の無骨な首筋を引き寄せた。
それに応えるように、藤澤がゆっくりと顔を近づけてくる。
最初は、確かめるような、柔らかな触れ合い。
けれど、どちらともなく吸い付くように深くなり、互いの舌が絡み合う。
「ん、んんっ……、……ふ、あ……っ」
先ほどまでの行為の余韻を確かめ合うような、けれどさらに深い場所を求めるような、激しいキス。
大森は藤澤の背中に再び爪を立て、逃がさないように強く抱きしめた。
二人の舌は、貪欲に、そして深く絡み合った。
先ほどまでの荒々しい交わりが嘘のように、今はただ、互いの存在を確認し合うような粘膜の触れ合いに、大森は再び意識が遠のきそうになる。
「ん、んんぅ……っ、は、あ、……っ」
大森の唇から漏れる吐息は、甘く蕩けきっていた。
藤澤は、大森の柔らかな頬を大きな手で包み込み、まるで壊れ物を扱うような、けれど独占欲を隠しきれない力強さで何度も角度を変えて唇を食んだ。
「元貴、さん……っ。……僕、まだ、……離したくないです……っ」
「っ、……あ、……あは……。……涼ちゃん、……ハマっちゃった…っ?」
大森はそう言いながらも、藤澤を押し返すどころか、自分からその広い胸板に顔を埋めた。
藤澤の肌から漂う、男らしい香りと、隠しきれていない熱。
それが今の自分には、どんな高級な香水よりも心地よく、そして抗いがたい麻薬のように感じられた。
藤澤の手が大森の背中を、腰を、そしてまだ自分を受け入れたままの場所を、慈しむように撫でる。
「…んっ、…ね、涼ちゃん。…………逃がさないからね……?」
大森は藤澤の耳元で、掠れた声で囁いた。
藤澤はそれに応えるように、再び大森の腰を強く引き寄せ、甘く、けれど逃げ場のない二度目の夜へと誘っていった。
end.
お疲れ様です。
毎度長くて、すみません…
書きたいこと書いていたらぐちゃぐちゃに
なってきてしまいました(´•ᴗ• ก )
ありがとうございました!!!!
⊂(ᴖ ̫ᴖ )⊃
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