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きゃああああああああああああああ気になるうううううううううううううううぅ
______神無月 としちにち 。
先輩は 、月へいってしまわれた 。
霧が少なく 、ひとつ照らされたお月様
今日はお月見の日だった 。
実習の日だった 。
近くで行われた合戦に 、卒業試験で
六年生を地へ送り出す学園長命令_____
僕は 、いって欲しくなかった 。
「喜八郎 、泣くな 。喜八郎 。」
『….泣いてません 。』
「全く 、可愛いやつだ 。」
「….そろそろ 、行かねばならぬ 。」
喜八郎 。と後ろから名前を呼ばれた 。
滝だろう 。彼もまた自身の先輩を
送り付けたのだろう ____
「あぁ 、滝夜叉丸が来たなら安心だ 。」
「はい 、後はお任せください 。」
『…いやです 、立花先輩 。
ぼくは 、僕はまだあなたにっ … 』
「….なぁに 、この私が
気づかないとでも思ったか」
「その思ひ….然りと受け止めた 。」
「綾部喜八郎 。今度はその思い 。
私が直々に伝えてやろう 。」
『約束ですよ 。』
「….行って参る」
その言葉を待っていた 。
もうこの生涯 、先輩とは会えなくても
次の生涯 、そのまた次の生涯で
僕はまた 、あなたを落としてみせる 。
_______________
「…..ぃ!」
「….ちろ 、!!!」
「いい加減目を覚ませ!!!」
『…う〜ん 、いま何時 、』
「もう8時だ馬鹿たれ!!」
『…..滝、おはよう』
「おはよう!!じゃない!
入学初日に遅刻なんかしたくないぞ!」
口うるさく動かす彼は 、平野 滝夜叉丸 。
彼は 、またしても僕と一緒だった 。
今世では双子として 、この僕 。
平野 綾のお兄ちゃんになった 。
「ほら 、外で三木ヱ門が待っている 。」
『…ほんとうだ 、怒ってるね?』
「全くだ 、相変わらず__ 」
また滝の文句がはじまった 。
三木は僕たちの幼馴染になった
幼い頃から滝と言い争っては 、
泣いて僕に縋ってきたっけ 。
そんな僕の記憶が戻ったのは 、
小学校四年生の頃だった 。
______________
「 おい平野!!! 」
『 はぁい 』
「また穴ばっかで気持ち悪いんだよ!」
「そーだそーだ!!」
『…ぅっ、』
そういって 、男の子たちは
僕に土をかけた 。
「いつもいつも 滝夜叉丸くんと
三木ヱ門くんが居てくれてズルい!!」
そういって 、ひとり女の子は泣いて
みんなが慰めて 、みんなが僕を避難する
『…..どうして?』
僕にはわからない 。
いつもふたりが傍に居たから 。
いつも穴を掘っていたから 。
なぜそう言われなきゃいけないのか
ぜんぶ分からない 。
「 「 やめろ!!! 」 」
『….滝 、三木 。』
「お前たち 、私の綾に何したか
わかっているのか ? 」
「そこのお前らもだ 。
泣いて終わると思うなよ 。」
あ 、知ってる
僕 .. この光景 。知ってる 。
______________
「落とし穴ばっか掘りやがって …」
『おやまぁ 、でも僕は
落とし穴の印置いてますしぃ 。』
「なっ …. 調子に乗るなよ!」
『..っ!』
殴られると思っていた 。
でも実際はちがう 。
「誰に手を上げるのですか 。」
「もし傷が残っていたら 、
責任 。取れていましたか 。」
______________
『….. 平滝夜叉丸 。』
「… は 、?」
『….. 田村三木ヱ門 。 』
「… なっ 、」
『僕 、綾部喜八郎 。』
『久しぶりだねぇ 。』
「っ!!!バカモノ!!遅いぞ!!」
『おやまぁ 、ごめんよ 。』
「このまま思い出さないんじゃないかと、」
『…うん 、三木もごめん 。』
みんなが記憶を取り戻してる 。
そう甘く思っていた ____
_______________
「 …. あ!綾ちゃん!!
滝夜叉丸!三木ヱ門〜!!」
「お、おぉ..おぉお!?!」
『…守一郎 、驚くなんて酷い 。』
「だ、だって…女子 !?」
「無理もないよぉ 、だって 。
四年生唯一の女の子だもん〜 。」
『タカ丸さんっ!』
「綾ちゃん可愛くなったねぇ
…ふたりはガード固くなった?」
「 「 余計なお世話です! 」 」
そういえば 、みんな髪が短くなってる 。
ストレートな滝と三木 。
くせ毛な守一郎 。
ワックスがっちりのタカ丸さん 。
みんな変わってなかった
だから 、あの人もきっと___
______________
「 新入生個名___ 」
担任の先生である方が
一人一人名前を呼んで行く 。
タカ丸さん 、三木 、守一郎 、滝
の順で名前が呼ばれる 。
みんな同じ組なんだ 。
そう疑問に思っていた 。
「おいっ、綾…!」
『… んあ 、はぁい 。』
斜め前で立っていた三木に呼ばれ
僕は返事をした 。
入学して初めての返事、僕は失敗した 。
「 …..笑笑 」
周りがみんな笑っていた 。
なぜ笑うのか 、理解が出来なかった 。
でも興味がなかった 。
そうして僕は外の桜の木を眺めていた 。
あの木 、太さも高さもちょうどいい
サボった時にいい寝床になるだろう
そう考えていた 、そんな時だった
「新入生の皆さん 、
ご入学おめでとうございます
本校で生徒会長を務めます 。
立花仙蔵と申します ___ 。」
その瞬間 、僕は立ち上がった 。
「おい喜八郎っ…!」
焦って僕の前の名前で呼ぶ滝と三木 。
あちゃぁ 、と苦笑いをするタカ丸さんと
笑いをこらえる守一郎 。
『 …. あ 、』
しまった 、入学式中だった 。
そんなとき 、あの人と目が合った 。
『 !!!! 』
あぁ 、間違いなく 、あの人は先輩だ 。
彼が向けたあの冷たい目 。
僕には一切向けず 、しんベヱや喜三太 。
曲者などに向けるあの鋭い目付き 。
先輩は僕を覚えていない 。
そう気づいてから 、
入学式はとっくに終わっていた 。
「….おい、いつまでそうするつもりだ」
「まだ決まったことじゃないだろうに」
滝と三木なりに慰めてくれていた 。
『….守一郎笑いそうになってた 。』
「違うんだよ 、!
間違えて立ってたのが面白くて 、、」
「まぁまぁ 、」
もう体育館には僕達しかいない 。
そう思っていた 。
「おいタカ丸 、
せめて2年はあがってくれよ」
「その声 、あ!留三郎くんだ 。」
「また留年 、?」
「なはは!お前3度目の新入生だ!」
「全く 、勉強が足らんのだ 。」
「…. もそ 。」
『….おやまぁ 、皆さんお揃いで 。』
「 「 「 「 「き 、喜八郎!?!」 」 」 」 」
「お、おま女!?!」
『…えぇ、まぁ 。』
「…でっけーな!!((((
「もそ 、」
「みんな 、記憶があるだよ〜〜」
「…そ、そうなんですね 。」
「皆さんお変わりないようで 、」
みんな 、てことは先輩もそうなのかもと
安直な考えはやめた 。
「いや、仙蔵は …. 「 私がなんだ 」
『….. あ 、』
「… あ “ ! お前 、!!」
『 … 僕 ?』
「お前 、この私の完璧な挨拶を
邪魔しただろう!!!」
「ちょっ…仙蔵?」
「なんだ 、伊作 。
おぉタカ丸お前も大概だな 。
って、滝夜叉丸と三木ヱ門じゃないか!」
『 …..え?』
「た、立花先輩 、私達をご存知で?」
「何馬鹿なことを言っている 、
同じ忍たまとして通っていたじゃないか」
「….ならば 、この女子は 。
綾部喜八郎をご存知ないのですかっ….」
「….そんなやつ 、学園に居ないだろう」
全員が僕をみた 。
もちろん 、立花先輩も 。
みんな目を見開いて ____
「お、おい、綾部 。
なぜ泣いているんだ!?!」
『…ぼく、泣いてる 、?』
状況を理解できない七松先輩が
僕が泣いているといってきた 。
この僕が泣く?
あの日以来 、泣いたこともなかったのに
どうして急に 。
『…なんで 、なんでとまらないの 。』
ごしごしと袖で拭ってもとまらない
久しぶりで止め方が分からない 。
そんな時 、前から手が伸びてきた 。
「そんなに擦ってはあとに残る 。
急に泣いたと思えば 、
どうしたと言うんだ。ほら、これで拭け」
立花先輩だった 。
『… っ 、』
「あ、おいっ!」
気づいたら僕は走ってた 。
僕だけを覚えていない 先輩 。
だから 、あの約束も無かったことになる
女の子の体力には限度がある 。
限界を迎えたころ 、
僕はあの桜の木の下にいた
「なぁ 、お前 .. 喜八郎か?」
そんな時 、どこかから声がした 。