_____ 喜八郎か? 」
声の元をたどれば 、なにやら
桜木の上から聞こえた 。
『….. おやまぁ 。』
「ふは 、まさかあの
天才トラパーさんが大泣きだとはな?笑」
『…. 相変わらず不破先輩なんですね 、顔 。』
「悪いかよ 。」
「べっつに〜 。」
可愛くねーオンナ 。と愚痴をこぼすのは
恐らく 、不破雷蔵先輩に変装 … 否
不破雷蔵先輩と双子の鉢屋三郎先輩
「 つかお前、入学式で散々だったな 」
『 げ、バレてたんですか 。』
「返事はしねぇし 、
立花生徒会長の言葉遮ってるしで
ここでも問題児かァ?」
『はぁ、余計なお世話ですぅ』
「あぁ?生意気な口はこれか?!」
『あぁっいたいいたい!
卑しくもこの口は女の子のお口です!』
「 お前なんかただの雌ゴリラだろ 」
『いまなんて』
「 め 、す 、ご 、り 、ら 。」
『…ほんっといい性格してますね 』
「そんな褒めんなって 、笑」
『…ところで先輩授業は?』
「おい。
別に 、新学期の始まりの授業なんて
大したことやってねぇだろ 。」
『悪い人ですねぇ 。』
「…お前も同じだからな 。」
『…僕は泣かされて逃げただけです 。』
「泣かされた 、ねぇ」
『….なんですか。』
「ここさ 、体育館がよく見えんだよ」
『…. はぁ 。』
「お前が誰に泣かされてるところも 、
ぜーんぶ丸見えだったわけ 。」
『.. おー 、』
「しっかし生徒会長さんは 、
どーしてお前だけを覚えてねぇんだか 。
あんなに愛し合ってたのになぁ?」
『…. わかって言ってますよね 。』
「ははっ、ンなキレんなよ 。
もっとブサイクになんぞ?」
『嫌い』
「うそうそ 、笑 あー 、
じゃあ今度購買のプリン奢ってやるから」
『ふたつでお願いしまぁす』
「おい」
迷子にならならないようになぁ といって
鉢屋三郎先輩は去っていった 。
満点の桜が咲き誇るサブグラウンド 。
雲ひとつない快晴 。
こんな場所で昼寝しないわけが無い 。
そうして瞼を閉じた
つもりだった____
「んあ!綾部 、居たぞ〜!!!」
頭に響くほどの大声をあげる 。
七松小平太先輩 。
「喜八郎〜〜!!!あ、綾ちゃん?
もー、、心配したんだよ!?」
余程心配してたのか 、僕を旧名で呼ぶ 。
善法寺伊作先輩 。
「んなッ … そんな股を開くなっ!
それに、スカート丈も短すぎるぞ!!!」
親父みたいに口うるさいヒト 。
食満留三郎先輩 。
『いて 、んもう … 食満せんぱぁい 。
僕はもう男じゃないんですから 、、
ぐーは辞めてくださいよ 。』
「んなっ 、それは悪い … 痛かったか??」
「もうー、留三郎 。
女の子に手を出しちゃダメだよ?」
「そーだそーだ!!
責任取れるのか!!!!!!」
「そっ、、れは … 勿論 、/ / 」
「喜八郎 、コイツは危ない 。
僕から離れないでね 。」
『はい 、伊作先輩 。』
「ナハハっ!!
だが綾部を嫁に貰うのは私だがな!」
「 「 僕だよ! / 私だ!! 」 」
『そんなのはどーでもいいんですけど 、
先輩方はどうしてここに?』
「お前がどっか走っていくからだろう!!」
『おやまぁ 、そうでしたね 。』
「まぁ、あれは仕方がないよ 。」
「んーでも 、どうして仙蔵は
綾部を忘れているのだ???」
「わからない 、一種の記憶喪失 かな」
『別に 、….いいですもん 。』
「なんだよ 、拗ねだして」
『拗ねてないです』
『それに…立花先輩が覚えて無いなら 、
僕は立花先輩とどうこうなる気もないです』
「 … それって、」
『じゃ 、僕は教室もどりまーす』
「あ、ちょ!喜八郎〜〜!!!?」
________________
『遅れましたぁ』
「あっ!?このアホ綾!!!
やっと来たと思ったらなんだその頭は!?」
「あぁ〜、、いま髪やってあげるから 。
ほら 、ここ乗って ー 。」
「んあ “ !?タカ丸さん!!
どさくさに紛れて膝に上乗せようと、!」
「そうなのか!?!
ずるいですよタカ丸さぁん!!!」
「そこの5人ー、、煩いぞ 。
平野も座れ 。今から委員会を決めるから」
みんなが騒ぐから 、怒られたじゃあないか
はあ 、授業めんどくさーい
委員会決め 。
さて 、僕は何委員会に入ろうか 。
「ねぇねぇっ綾ちゃんはさ 、
何委員会にはいるの?」
そう言って 、僕の髪を梳かしながら
話しかけてきた 。
『うーん 、然し 。
以前のような委員会は少ないですから』
うんうんと相槌をするタカ丸さんと被って
主張をしだすナルシストがきた
「まぁ 、またしてもこの私は!
体育委員会に入ろうじゃないか!!!!」
「おぉ!!滝夜叉丸は体育委員会か!」
「そういう守一郎はどこなんだ?」
「うーん 、用具委員会はないけど 、
創作委員会なるものがあるらしくて
そこにしようかと思って 。」
『いいじゃない 、たしか食満先輩が
委員長を務めていらしたよね 。』
「よし、決めた!!
俺は創作委員会にはいる!!!!」
『おやまぁ 、三木は?』
「私は 、委員会では無いが 、
生徒会執行部員の会計をしようと 。」
「あそこは確か潮江文次郎先輩が居たな」
「それじゃあ、タカ丸さんは?」
「確かに 、火薬委員会なんて 。
あるわけないですもんね 、、、」
「でも、それを言ったら
作法委員会もないよねぇ 。」
『 … おやまぁ 、』
「喜八郎 、生徒会は?
立花先輩が所属しているだろ?」
「馬鹿守一郎っ!!!」
『いいんだよ 、三木 。
それに僕 、先輩のこと諦めるから』
「 「 「 「ええええええ!?!?」 」 」 」
「そこうるさいぞー」
結局のところ 、
滝夜叉丸は体育委員会 。
三木ヱ門は生徒会会計 。
守一郎は創作委員会 。
タカ丸さんはなんと意外なことに 、
学級委員長として評議委員に立候補した 。
そして僕はと言うと 、
風紀委員会に入ることになった 。
_______________
入学してはじめてのお昼ご飯 。
いつもどうりみんなで食べる
約束をする予定だったのに 。
『鉢屋先輩 、これはどういうことですかッ』
「どうって 、立派な食事会だろう」
『僕はプリンのために 、わざわざ
あの輪から抜けてきたというのに!』
「まぁまぁ 、綾ちゃん〜 。
そんな怒らないでよぉ 。」
「そうだよ 、あ 、ぁ 、綾部 。」
「喜八郎って呼ぶべきか 、それとも綾 、?」
「また雷蔵は悩んでるな 、笑」
『…五年生の皆さんが
変わりないのには安心ですけど 、、、』
「ところで 、喜八郎 。」
『綾でーす』
「綾 、お前は何委員会に入ったんだ?」
評議委員だよね?と言わんばかりに
尾浜先輩が尋ねてきた 。
『えぇっと 、評議は
タカ丸さんに譲りました 。
僕は風紀委員会です 。』
「..なんだ 、綾部 。俺と一緒じゃないか」
なんと久々知先輩と同じ委員会だった 。
『せんぱぁい、僕を旧名で呼ぶのは不自然です
どうか 、綾とお呼びください 。
苗字は滝と一緒なのでいやです 。』
「あ、あぁ 。わかった 。」
「へぇ〜!滝夜叉丸と兄妹になったんだ!」
「僕達と一緒だね!」
「だな!雷蔵〜っ」
「近い離れて 。」
そんな調子で先輩とお話をしていると 、
背後にゾッと寒気が走った 。
「こんっっの 、バカ娘がぁぁっ!!!」
『んぁッ ?! 、っうー 、
痛いよ滝!!何すんのさぁ!』
「何すんのさぁ じゃない!!」
「全く 、授業が終わり次第。
急に飛び出したと思ったら 、、
まーた先輩のお昼を邪魔して!!!!」
『僕悪くないしーー』
「んなっ 、生意気を
言えるのも今にうちだぞー ?」
『….べーだ 。』
「変わらないなぁ 、ふたりとも」
「あぁ、ほんと 。懐かしいな」
「これから毎日 、楽しそうだ 。」
滝が怒鳴っている中で 、
五年生は思い出に浸っていた 。
そんなとき 、僕と滝は宙に浮いた 。
「『 ….え? 』」
「いけどーん!!
こんなとこでも喧嘩をするなんて 、
他の奴らに迷惑だぞ!!!」
「あ 、七松先輩っ 、?!
す、すいません .. !!!」
「ふむ 、じゃあこのまま屋上へ行くか!!」
『…. は?ちょ、おろしてッ!』
「いけいけどんどーーん!!!!!」
「ちょ 、!!?
小平太まって!綾のスカートの中 、
ま、まま丸見えだってばああうわぁ!? !?」
「大丈夫かぁっ!?!伊作ぅぅ !!!」
「ねぇ勘ちゃん…
俺達ってまだ忍たまだったっけ 、」
「それが違うんだよ 、兵助 。」
「なぁ 、八左ヱ門 。」
「なんだい 、三郎 。」
「ギャップだな」
「あぁ 、可愛いクマさんだった」
「…. ふたりとも??」
「 「 ….雷蔵サン 」 」
「全く 、五年生は相変わらずだし
あのバカ3人もあの綾と言うやつに
相当参っているな 。」
「…なぁ 、仙蔵
「っ、!?
な、なんだ 。長次 、珍しいじゃないか 。」
「…本当に 、喜八郎を覚えていないのか」
「…はぁ、またか 。
何度も言うように、俺は「なら 」
…文次郎? 」
「なら 、どうしてお前は
そう顔を顰めている 。
嫉妬しているにではないのか」
「….これ以上は頭が痛い 。
私は先に教室へ戻る 。」
_____________
「….綾 、お前 …
クマちゃんパンツかっ!!
かっわいいやつだなぁ!!!」
『…んなっ、、』
「え、?へ!?!七松先輩!!?」
『…っ!!!
この変態っ!!!!!!』
屋上中に響き渡る 、
バチンッという音と甲高い叫び声 。
どうやら 、女の子になると
泣き虫になってしまうようだった
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