続き
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…まずいことになった、
Nakamu様にお願いされたら拒否権ないってぇ〜!!、
kr「…とりあえず、相談源としてぶるーくさんのとこ行こう」
ちょうど夜までに時間はまだあるし、
私は一刻も早くと思い、ぶるーくさんの部屋へ急いだ。
―――――――br room―――――――
……
kr「…ということで、さっき話聞いてもらってた通りなんですけどどうしたらいいんでしょう、」
と、聞くが返事が返ってこない。
br「…」
kr「…ぶるーくさん?、」
br「…あのさ、」
kr「はい?」
はぁ…、とため息を吐きながら言った。
br「…誘ってんの?」
私の頭に、はてなマークが浮かぶ。
kr「…?何をおっしゃってるんですか?、」
br「その格好だよ!」
と、少し怒ってる感じに言われた。
kr「そんなに変ですかね…?」
自分の服を見直す。
ぶるーくさんには私の性別はバレてしまっているから、彼の前では隠す必要もなくなった。
だから普段のラフな格好である。
br「変とかじゃなくてさぁ〜…」
もう一度彼はため息を吐いて言った。
br「…もう少し危機感持てないの?」
kr「…えぇ〜と、危機感と申しますと?、」
訳が分からず聞く。
br「肌出るシャツだし、髪は結んでないし、女子感半端ないし、終いには危機感は持ってないし…」
kr「…え?、」
br「…襲われたいのって聞いてんの」
私の脳内がフリーズする
kr「…へ?」
次の瞬間、手首に衝撃が走り、それに加えて腰掛けていたソファに背中がぶつかる。
瞬時に状況が読み込めなかった。
…なんでこんなにぶるーくさんは近いんだろう
…なんで手首に痛みが走ったんだろう
…なんでぶるーくさんの背後には天井が広がってるんだろう
……
…なんで私の体は動かないの?
私は彼に押し倒されているのだ。
kr「え、えあ、の…ぶるーくさ、ん?、」
br「…」
無言で私を見つめ続ける彼。
次第に胸が高鳴っていく私。
加えて、徐々に顔が熱くなっていくのがわかる。
きっと有り得ないくらいに顔赤くなってるんだろうな、私と思っている。
br「、はぁ〜…」
kr「?、…え、///、と?…どうかしました??///、」
返事は返ってこなかったが、手首を離し、私を解放してくれた。
起き上がって彼の名を呼ぶ。
kr「あのー、ぶるーくさん…?//」
br「…僕えらい!!理性保てた僕えらすぎっ!!」
急に大声でそう叫び出したぶるーくさん。
急な出来事に混乱していると、
br「きりやんちゃんさぁ、可愛すぎだから僕以外にバレないように気をつけて??」
kr「…え?」
br「あと僕以外の前ではその格好絶対しちゃだめだから」
br「Nakamu様にバレないようにね」
kr「え、え結局アドバイスってそれですか…?」
br「うん。むしろこれ以外言うことないから」
kr「…え、えぇえ!?」
br「じゃ、がんばって」
言い終わるとほぼ同時に執事服を着せられ、さっさと部屋から追い出されてしまった。
さっきのは何…?
というか解決せずに終わったし…
kr「…本格的にどうしよう、」
Nakamu様との約束の時間までに、対策を練らなければいけない。
しかし、私にも仕事が残されており今は休憩時間。
今のうちに誰かに助けを…!
kr「ま、まずいまずいっ! 他に相談できる人…!?」
いや、いるわけないじゃんっ!
と自分にツッコミをいれつつとりあえず自室に戻った。
―――――――――kr room―――――――――
もんもんと悩んでいると、ふと思い出した。
kr「あ、きんときさん…!」
この後休憩時間が終わると共に、指導してくださるとおっしゃっていたのを思い出す。
kr「その時にでも、なんとか話を通さない…」
……
kr「って、きんときさんに言うべきなの…?」
kr「いやいや今は優先順位があるから!」
自分に言い聞かせて着替えを始める。
執事服を着るのにまだ慣れておらず時間がかかるので急がないと、きんときさんが来てしまう。
私は大急ぎで着替えを済ました。
コンコンッ
終わると同時刻に扉がノックされた。
kr「!、今行きます」
kn「どうも 改めまして、きんときと言います。それじゃ今日からよろしくお願いしますね」
丁重に挨拶をされ、私も返す。
kr「っき、きりやんと言います!、よろしくお願いしますっ!」
kn「ははっw 元気でよろしい では早速作業を始めます」
kr「はいっ!」
緊張も相まって声が大きくなってしまようだ。
声量気をつけなきゃな…
そんな事を考えながら指導通りに進める。
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一通り前半作業が終わると休憩が入った。
今しかない!そう思い、意を決してきんときさんに声をかける。
kr「きんときさん、少しお時間よろしいでしょうか…?」
kn「ん、いいですよ。どうしました?」
心臓をバクバクさせながら遂に自ら打ち明ける。
kr「…じ、実は私、性別が…」
kr「お、女なんですっ…!」
kn「…」
無言に耐えられず、私は顔を背ける。
返事がくるのを待つが、一向に声を発する気配がない。
不安になってきんときさんの方を見ると…
kn「…は? それ本当??」
明らかに怒っているのが手に取るようにわかる。
kr「っ! は、はい…」
もう後戻りはできないのだ。
私は追い出されるのを覚悟して、きんときさんの次の言葉を待った。
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次回へ続きます
コメント
2件
krさんどうなっちゃうのか✨続き楽しみにしてます!頑張ってください!