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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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すみませんめちゃくちゃ遅れました

続きです




―――――――――――――――――――――





kn「え、女って…マジで言ってんの?、」


やはりきんときさんは怒っているのか口調が崩れ始めた。


それから徐々に焦りの表情も見えてきた。


kr「…はい、実はそうなんです」


私は執事として働くまでの経緯を事細かに説明した。






kn「…あー、まじか」


いろいろ大変だったねと、加えて


kn「とりあえずこの後のNakamu様との談話では絶対にバレないようにして!」


そっくりそのままぶるーくさんと同じことを言われた。


kr「〜っ、ぶるーくさんと同じこと言うじゃないですか!、」


kr「アドバイスにもなってませんよー、、」


kn「え、ぶるーくにもバラしてたの」


そう言うと、少し残念そうな表情が垣間見える。


kn「てか、言うことないけどまじでバレたら終わりだからね??」


kr「はーい、わかりました…」


やっぱり自分でなんとかするしかないのかと改めて思った。


コンコンッ


sm「きりやん、いるか?Nakamu様がお呼びだ」


sm「すぐ来るように」


kr「…!はいっ、」


私はきんときさんに助けの目を求めるが、


kn ニコッ


と複雑な笑みを向けられただけだったため諦めてNakamu様の元へ向かった。







―――――――――――――――――――――

kn side





きりやんがいなくなった部屋で頭を抱えて 1人呟く。


kn「…」


ハァと、ため息を吐きベッドに寝転ぶ。


kn「マジで女だとは思わないだろーが、…//」


自身のポーカーフェイスには感謝しかないと感じた。


kn「ちょっと、可愛すぎじゃない…? 」


さっきの事を思い出して考える。


kn「…」


kn「てかぶるーくにも言ってるってことだよ な?」


kn「…ぜってーあいつきりやんのこと狙うだろ」


嫌だなーと少し感じている。




……




ん、?


なぜかぶるーくに対して対抗心を燃やしている自分がいた。


だが、仕事が少し残っていたのでこのモヤモヤがよくわからないまま仕事を再開した。






―――――――――――――――――――――

kr side





コンコンッ


kr「遅れてすみませんっ!、 」


と、急いできたため少し息が切れている。


kr「きりやんです!今来ました!、」


na「あ、やっと来た?入ってきていいよ〜」


中から声がし、失礼します と中へ入る。








na「ごめんねー、仕事中なのに呼び出しちゃってさ」


kr「いえ、滅相もございません!」


挨拶はこのくらいにしておき、本題に移る。


kr「…で、僕は何をすれば良いのでしょうか?」


na「あぁそうだったね」


と、nakamu様があらたまって姿勢を正した。


na「…さっきも言ったけど君さ」


kr「…」


何を言われるのかとドキドキしながら言葉を待つ。


na「…本っっ当に男性?」


サーッ…と血の気が引いていくのがわかる。


なんかnakamu様勘が鋭いんだよな〜、


kr「…本当ですよ」 ニコッ、


明らかであろう作り笑いで誤魔化そうとする。




が、


na「嘘ついたらどうなるかわかってるの?」


途端、Nakamu様から笑顔が消え、真っ直ぐな瞳で問いかけてきた。


…いや、圧をかけている瞳とも言える。


kr「…嘘はついておりません」


ふつふつと汗が伝っていくのが感じられる。


とても緊張しているが、何がなんでもここを切り抜けようと粘る。


na「…ふーん」


私の瞳をただ一点と見つめ続けるnakamu様。








…しばらく沈黙が続いたがお互いに目を逸らさずいる。



切羽詰まった空間にNakamu様が一言割いた。


na「わかった」ニコッ


やっとわかってもらえた!、


と、喜びと安堵が即座にきた。


kr「っ、ありがとうございm…」




だが、どうやら現実はそんなに甘くないようだ。




na「じゃあ脱いでみせてよ」




……




一瞬何と言っているのか理解できなかった。


数秒の間から、


kr「…え、っと?」


そう一言捻り出したが頭の整理が追いつかない。


kr「…今、なんと?、」


na「だから、脱いでって」


不気味な笑顔を浮かべもう一度仰った。



kr「…え」


ただただ困惑していると、Nakamu様が座っていたソファから立って私に近づいてきた。


na「だーかーらー、”男”なら脱げるでしょ?」


1歩Nakamu様が進むと私はそれに伴い1歩後ろへ下がった。


kr「…Nakamu様に私のような醜い姿を晒す訳にはいきません、」


なんとかそう一言言ったが、


na「いやいや、君肌綺麗だし細いしどこが醜いっていうの?」


と、お褒め頂いたか、ただ脱がせるための供述かわからないが続けて言った。


na「冗談はいいから早く脱ぎなよ」


いよいよ本当にまずいと感じている。


kr「っ…、」


何も言えずに1歩…また1歩…と、後ろへ下がり続けていたらいつの間にか壁にあたっていた。


na「…俺の言うことが聞けないの?」


遂に王様の権限を使ってでも確認をしようとしてきた。


na「…無理矢理脱がすことだってできるんだよ?」


na「…自分で脱ぐか俺に脱がされるか」


始まったばっかの生活だけど、もう終わりなのか。


kr「…」


もう無理だ…





そう諦めかけたその時




コンコンッ


?「すみません、きりやんはいますか?」








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コメント

3

ユーザー

(っ'ヮ'c)<ウッヒョォォォォオ 最高すぎて死んでまうぅ 続き楽しみにしてます!

ユーザー

初コメ失礼します もう尊いほんと大好き

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