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向井と渡辺が付き合いだして、半年以上が過ぎ、互いに同じ気持ちになった。

向井は、カメラを離さない。

いつでも渡辺を撮れるように楽屋に持って来ている。


佐久間ー康二、まだ翔太を撮ってるんだ。

向井ーもうアルバム5冊超えた。

深澤ー俺達も撮ってくれよ〜。

向井ーふっかさん撮って何が嬉しいの?

佐久間ー翔太だけ?

向井ー翔太くん撮ってたら自然とめめが映り込む。

佐久間ー蓮はいいのかよ〜。

向井ーなるべく縦撮りで翔太くん1人を撮ってる。

深澤ーふふふ、めめが可哀想。

向井ーええねん、撮りたいのは翔太くんやから。

佐久間ー頑張るね〜。

向井ー楽しいんや。


アルバムが増えるたび、向井は渡辺を好きになる。

今は「いっぱい好き」になった。

キス以上はまだと言う渡辺。

だが、最近向井は気持ちいいことはしたい。

無理かなぁと思っている。

アルバムの渡辺を見ながら1人遊びをする日が増えた。

いけないと思いながらも気持ちが止められない。


向井ーめめ。

目黒ーん?

向井ー翔太くんはキスより先はあかんのかなぁ。

目黒ー恥ずかしいんじゃない?

向井ー俺、我慢出来へんわ。

目黒ー襲うなよ。

向井ー頑張ってる。

目黒ー辛い?

向井ー家でな、ご飯食べた後、時々寝てしまうねん翔太くん。

目黒ーふ〜ん。

向井ーそんな翔太くんを写真撮ってたら、ちょっとマズイねん。

目黒ーしょっぴーと話し合ったら?

向井ー待ってて言われてるから。

目黒ー健気だね〜。

向井ーしゃあないやん、嫌われたくないもん。


向井は今は辛いけど、頑張りどころだと思う。

渡辺に嫌われるくらいなら、我慢出来る。

渡辺は、ある日、いつものように向井の家で、晩ご飯を食べて、お腹いっぱいなのと安心感から、眠ってしまった。

最近は時々寝てしまう。

そんな時、向井がどうしてるか知らない。

起きたらコーヒーを淹れてくれる。

「あぁ、また寝ちゃったな」と思うが、それ以上何も考えてなかった。

この日、起きたら向井がいない。

静かな家の中で、どこからか向井の声が聞こえてくる。

そろりと歩き声のする方へ行く。

暗室だ。

聞いていると中で1人遊びをしている。

声をかけず、ソファに戻ってきた。

辛い思いをさせているんだなと渡辺は思う。

「待ってて」と言ったのは渡辺。

「いいよ」と言うのも渡辺だろう。

向井が暗室から出てくる音が聞こえてきた。

渡辺は寝たふりをしている。

向井がコーヒーを淹れ始めた。


渡辺ー康二、俺にも。

向井ー起きたん?待ってな。

渡辺ー康二。

向井ーん〜?

渡辺ー俺が寝てる時って何してるんだ?

向井ー写真の現像したり、小さく音楽聴いたり。

渡辺ー起こしていいぞ。

向井ー俺の家でくつろげるんやろ?嬉しい事や。

渡辺ー康二・・。


渡辺は、そろそろ次の段階に進む勇気を持たないといけないと思った。

向井が健気すぎる。

いつしか渡辺にとって大事にしたい恋になっている。

いつまでも向井に我慢させるのは申し訳ない気がする。

想ってるだけ 3

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