テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
🎼side
🐈⬛「そんな訳ないって顔してるね、そりゃそうだよね。」
🐈⬛「だって君、虚像の鏡の住人だもんね。」
🎼「…は?」
意味がわからない。
俺が楽乃音符?俺が虚像の鏡の住人?
🐈⬛「はい、急に変なこと言われて何言ってるかわかんないよね。私もわかんない。」
リリーはそう言って、指を1本立て始めた。
🐈⬛「まず、私がなんでリリーと名乗っていたのか」
🐈⬛「君、イザナっていう青緑の髪色の友達居るでしょ。」
🎼「…居るけど、それとなんの関係が…」
🐈⬛「あの子、数年前に病気で無くなってるんだよ。」
🎼「…何言ってんだ、あいつは───」
🐈⬛「あの子、この屋敷に来る前に、招待状売ろうとしてなかった?」
していた。確かにしていた。
🐈⬛「私は、あの子と会ったことが1回だけあって、その時とんでもない事に巻き込まれたの。」
🎼「…とんでもない事?」
リリーが立てた指を降ろし、肘掛に手を置き、指でとんとんと、肘掛を叩き始めた。
🐈⬛「君と同じで、虚像の鏡に入っちゃったんだよ。」
🐈⬛「で、気づいたらこうなってた」
🎼「頼むからもうちょっと詳しく話してくれ。」
🐈⬛「…虚像の鏡に入ると、名前の通りに全てが虚像でできてるの。」
🐈⬛「効果は人それぞれだけど、大体は名前とかが虚像。分かりやすくするなら、偽物とか。」
🎼「…俺の本来の名前が楽乃音符で、偽物の名前がリズムって事か?」
🐈⬛「そういうこと。少しは頭良くなったね。」
…悪い奴かと思ったが…良い奴なのか?
🐈⬛「あ、そうそう。覚えてないかもだけど君、あっちの世界だとカニバリズムらしいね。」
カニバリズム…?俺が?
🎼「いや、そんな訳───」
🐈⬛「じゃあ、これなにに見える?」
リリーはそういって、何かの心臓に見えるものを取り出した。
🎼「…心臓?」
🐈⬛「うん、やっぱ虚像の住人だね。本当はただの林檎なんだけどさ」
🎼「は、はぁ…? 」
🐈⬛「で、そんな君に救いの手を差し伸べようと思ってさ、どうする?受ける?」
🎼「…」
リリーの意図が全く見えず、俺はまた混乱していた。
🐈⬛「別に難しいことはしなくていいよ。ただ、一つだけ選んでもらうけど」
🎼「…何すれば?」
🐈⬛「これから『リズム』として生きていたいか、『楽乃音符』として生きていたいかどうかだよ。」
みこ🌈🍑🦖❤️
443
𝑠𝑢𝑖𝑛𝑎
130
56,772
コメント
3件

リズムが「虚像の鏡の住人」…それでいろんな「ナゾ」が回収できたよ…。 カニバリズム…ただの林檎が内臓に見えていたこと…それよりもイザナが本当は死んでいたこと…リズムがまだ混乱の中にいる上にさらにリリーの「これから『リズム』として生きたいか『楽乃音符』として生きたいかどうかだよ。」という…さらにリズムを混乱させるような言葉…。心臓バクバクいっちゃってるよー。
うわっ、第11話めっちゃ興奮した…!虚像の鏡の住人ってそういうことか!リリーの「ただの林檎」のくだりで鳥肌立ったわ。自分の認識が全部偽物って、リズムくんの混乱がリアルでグッときた。最後の選択も気になるし、リリーが味方かどうかまだ読めない感じが最高だね。続き待ってる🔥