テラーノベル
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「……で、ここどこ?」
私たちは地図を見ながら、知らない道に立っていた。
「心音がここって言ったんじゃん」
怜央くんが私を見る。
「だって地図ではここだったんだもん!」
「地図の見方、間違えてるんじゃない?」
「うっ……」
何も言い返せない。
「どうする?」
陽向くんが周りを見渡す。
「先生に連絡する?」
「それは最終手段でいいだろ」
蓮くんが地図を受け取った。
「……こっちじゃない?」
「え?」
蓮くんが指差した方向を見る。
「ほら、あそこに案内板ある」
湊くんが少し先を指差す。
「あ、本当だ!」
私たちは案内板のところまで歩いていく。
「……やっぱり道間違えてた」
「だから言ったじゃん」
怜央くんが笑う。
「もう!笑わないでよ!」
「ごめんごめん」
「絶対思ってないでしょ」
「まあね」
「もう……」
私が頬を膨らませると、陽向くんが小さく笑った。
「でも、迷子になったおかげで人少ないところ来れたし、よくない?」
「……それもそうかも」
すると蓮くんが歩き出した。
「時間ないぞ。早く行く」
「待って!」
私たちは急いで蓮くんの後を追った。
しばらく歩いていると、目的地が見えてきた。
「あった!」
思わず声を上げる。
「やっと着いた……」
私はホッとして息を吐いた。
「心音、疲れた?」
陽向くんが聞いてくる。
「ちょっとだけ。でも大丈夫!」
「ならよかった」
そう言って陽向くんは前を向いた。
……なんだ。
普通に優しいじゃん。
女嫌いって聞いてたから、もっと冷たい人たちだと思ってた。
「何ぼーっとしてんの?」
怜央くんの声で我に返る。
「え?何でもない!」
「ふーん」
「早く行こ!」
私は4人の後を追いかける。
修学旅行は、まだ始まったばかり。
なのに私は少しだけ、この4人と一緒にいるのが楽しくなっていた。
そしてこのあと、私たちの班に思わぬ出来事が起こることになる。
#おんおらてぇてぇ
水瀬るみゃ、
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雪音
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コメント
3件
お疲れ、第4話読んだわ!迷子あるあるすぎて笑った。地図の見方間違える心音ちゃんかわいいし、怜央くんの「だから言ったじゃん」からの笑い方がムカつくけど仲良さげでいいわ。それにしても陽向くんが「迷子のおかげで人少ないとこ来れた」ってフォロー入れるの、ちょっと優しくてときめいた。「女嫌いって聞いてたけど普通に優しいじゃん」って心音ちゃんの心境変化、すごく自然で好き。蓮くんのテキパキリーダー感も良いし、最後の「思わぬ出来事」で続きめっちゃ気になる!次も楽しみにしてるわ🔥