テラーノベル
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「僕もう。やめたい。」
急にそんなことを言い出した。
「え?なにを , … 笑 」
自分の考えを否定したくて、そんなことを言う
「 …. ミセス。」
この答えに絶望した。
「やっと10周年で、これからじゃん .. 」
目に涙が溜まる。
「お願い … まだこのままでいて」
「もう飽きちゃった。 」
それはきっと …. 俺を手に入れたから?
「わかった。じゃあ俺たちも終わりだ。」
「え . ?」
「ミセスも解散して。俺たちも解散」
「ぃやだ , .. それはやだッ .」
「我儘だよ。元貴。」
「じゃあね」
俺が絆されていなければ。あのままだったのだろうか。
いや、いずれこうなってた。解散するんだからいいじゃないか。もうやめよう
「まって ッ まって、ッ …!ごめんなさい 」
「もう解散するなんて言わない , ッ .泣 」
「だかぁら俺から離れないで … ッ」
嗚咽を垂れながら懇願してくる。
「、ッ … 」
いや、ここでまた絆されてしまったらだめだ。
「もう無理だよ , ばいばい」
と俺が言ったと同時に走り出す元貴
どこに行ったのか。と考えているうちに戻ってきた元貴の手には刃物が握られていた。
「僕死ぬから .. ッ若井が俺から離れるなら今ここでしぬッ ..! 泣 」
首筋に刃物の先端を当てながらそう放つ
ここでじゃあ死ねって言えば、解放されるのかな 。
…. 元貴がいなくなっても俺は大丈夫 なはず。
何度も自分に問うて、疲れてきた。
「死にたきゃ、勝手に死ねばいい。」
「俺たちはもう終わりなんだよ」
でも君がほんとにやるとは思えないんだよ。
…. がちゃんっ。
ほら。結局できない。
刃物と同時に床に座り込む元貴。
そろそろ帰ろう。
「おねがい、…. 若井がいなかったら生きていけない。
ずっと、ずっと。若井が隣にいるから生きていけたし、ミセスだってここまで大きくなった。」
「ミセス辞めるなんてもう絶対言わない、ッ」
「お願いだから戻ってきてッッ … 」
……. 今俺はどうすればいい?
もうわからない。でももときが、
「絶望?」
「俺が傍にいなくなって」
小さく頷く元貴。
「こっちおいで。」
強く抱きしめ合う。
「離れないから。元貴も離れるなんて言わないでね。」
「うッん … ごめんなさい。」
「大好き、ひろと、」
この日のこの体温を俺は忘れないだろう。
自分で書いててわからなくなるなにこれ笑笑
結局オチなくね
コメント
2件
オチなくても最高って、、何事?