色が朽ち果てる頃に

茶香視点

茶香）「ここは温泉？」

桃音）「ほんとだぁ！すごく気持ちよさそうですね！」

紫苑）「……この温泉…」

茶香）「ん？どうしたの？紫苑さん」

紫苑）「…いや、その、この温泉……うちのお風呂に似てるなって…」

桃音）「え！そんなことあり得るんですか！」

茶香）「さ、流石東條家のお風呂……ん？だとしたらここは紫苑さんの家ってこと？」

紫苑）「いや、私の家にはさっきの娯楽室みたいなところはないから違うと思うわ」

桃音）「ますます謎が深まりますね……まさに探偵ドラマみたいです！よし！私がこの謎を解き明かしてみせますよ！」

茶香）「はい！桃音探偵！ついていきます！」

紫苑）「つ、ついていきます……」

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橙貴視点

橙貴）「え……何この部屋…」

赤矢）「すげぇ血ぃ臭えな」

橙貴）「銃にナイフ…それから毒？」

赤矢）「こっちにも色々あんぞ、チェーンソーやらハンマー、その他諸々」

橙貴）「ここは武器庫ってこと？」

赤矢）「まぁそうだろうな、問題はなんでこんなところに武器庫があるかだ」

橙貴）「……ちょっと…無理……かも」

赤矢）「安心しろ、約束しただろ、俺が姉貴を危険な目には遭わせねぇって、絶対に守ってやるから」

橙貴）「………ｸﾞｽﾝ」

赤矢）「おい！なんで泣いて……」

橙貴）「……ﾆｺｯ…ありがとう！やっぱ赤矢は優しいね！……大好き！」

赤矢）「ちょ、急に…なんだよ……///」

橙貴）「あ！顔赤くなってる〜！照れてんの〜？」

赤矢）「て、照れてねぇよ！」

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緑花）「あ！皆戻ってきたね！」

茶香）「じゃあそれぞれ見つけたものを報告しよう！」

青菜）「私たちは医務室を発見しました」

黒葉）「薬品や包帯などがありましたよ！」

橙貴）「医務室？なんでそんなものが…」

茶香）「じゃあ次いくね！あたしたちは温泉を発見したよ！」

桃音）「すごく広かったですよね！」

紫苑）「一つ不可解なのが私の家のお風呂に似ていたことなのだけど……」

緑花）「温泉があったの！？それに紫ちゃんの家のお風呂に似ていた！？謎が多いね〜」

橙貴）「次は私たち！私たちは武器庫を発見しました！」

赤矢）「銃やらナイフやら色んな武器があったな、なんか血ぃ臭かったし」

黄杜）「武器庫……か…」

白南）「…………」

緑花）「最後は僕たち！僕たちは図書館を発見したよ！」

黄杜）「なんか変なことが書かれている紙も発見したぞ」

青菜）「何……これ…」

黒葉）「えーっと、何々？

条件を達した者はここから出られる

ただ、その条件を達せなかった者は順番に地獄に落ちる？どういうこと？」

白南）「……分からないんです…どういう意味なのか……これを見つけたとき、怖くてどうすればいいか…分からなくて……」