「俺が守るって言ったよな?」
「俺が1番になる」
やめて…これ以上離れなくさせないで…
君はどうして私をこんなにも安心させるの…
1つのイラストから始まる恋。
私は山神 天音(やまがみ あまね)
中学2年生です。
今は6時限目の終わり。
手元にはノート。
今の時間は先生が用事でいなくて、自習をしている。自習用のプリントも終わって暇なので、ノートに勉強をしていた。それも終わって、落書きをしていた。
女の子が告白している絵。
自分でも、恥ずかしいなと思う。
黒歴史というものになるのかな。
そんな事を考えれば終わりのチャイムが鳴った。
終わったと同時に騒がしくなる教室。
帰ろうと、鞄を取って教科書やノートをしまう。
落書きをしていたノートを一旦後ろの席に置かせてもらった。
物を鞄に入れ終わった時。
友達の佐賀野 絢(さがの あや)が走ってきた。
「天音!帰ろ〜!」
「うん!」
そう返して教室を出た。
「でね!かっこええのよ!」
「ふふっ楽しそうだね」
「天音は彼氏欲しくないの?」
絢は彼氏がいて、幸せそう。
確かに私も彼氏は欲しいけど、好きな人が居ないから付き合えないんだよねぇ。
「まぁいいや!今日絵描いた?」
急にどうしたのかな
「うん描いたよ?」
「見して欲しい!」
そう言うことか。
「いいよ」
ゴソゴソと鞄を漁る。
……あ
「後ろの机に置いたままだ…!」
「えぇ〜!」
「と、取りに行ってくる!!!」
「分かった笑」
「先帰ってて!」
誰かに見られたらまずい。
急いで教室まで走る。
放課後だからいないとは思うけれど、人の机に置きわすれるなんて!
急がなきゃ。
ガラッ!
……!!!
教室のドアを開けて見てみると、
目に入ったのは、ノートを見る男の子。
この人は、同じクラスの。
赤宮 翔馬(あかみや しょうま)君だっけ。
「あ、あの…」
「あ!ごめん!ここにあったから…」
「す、すいません!」
「なんで謝るの?凄い上手いね!」
「え?」
「俺この絵柄好きだなぁ」
「あ、ありがとうございます。」
嬉しい…
「あ、返すね」
「はい。」
ノートを手渡され、チラッと時計を見れば
そろそろ5時を過ぎようとしていた。
帰ろうと思い綾川君に声を掛ける。
「すいません。そろそろ帰りますね。」
「あ、うん!」
「また明日。」
そう言って教室を出ようとした時。
手首を引っ張られた。
振り返ると耳まで赤色に染めた綾川君が居た。
どうしたのかな。
「?…何かありましたか?」
「あのさ…」
「天音さんの事が好きです!付き合ってください!」
「………!?」
急な告白に綾川君のように真っ赤になる私。
「私と…?」
夢だと言って欲しい。
「うん。天音さんが好き。」
夢じゃなかった〜
「でも、私、綾川君の事何も知らない。」
「じゃあ、知ってもらう。」
真剣な表情で見つめる綾川君。
「友達からは…ダメかな…」
「……」
沈黙の時間が流れる。
「いいよ。」
「その代わり、俺本気で惚れさせるから。」
「!?」
「いいでしょ?」
「…うん。」
これからの私の生活はどうなるの?
【作者ノート】
翔真君神やん。
いや、でもね私のどタイプは好きな人もそうなんだけど、(みっしぇる)さんの
「誰か夢だと言ってくれ」って言う漫画に出てくる主人公の小夜君なんだよなぁ。
どタイプ過ぎて泣ける。皆読んできな。
性癖にぴったり合うんよな。
と、この話はまた今度。
2話目はまぁ、あんま考えてないw
お楽しみに!おそら!
(話関係ないやんけ)
いやぁ、これ、好きな人と小夜君並べたら死ぬわこれ。
ガサゴソ(去年のクラス写真を持ってくる
よっこらせ(並べる
💥💥💥
(死んだ)
コメント
13件
(✌・᷅ὢ・᷄ )✌
え?綾川くんって誰...?あと、天音って男だったの?!それとも「くん」をつけてるだけか...?登場人物が難しい( ; ; )
てか皆、絶対小夜君見て来な。(勧誘)