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⚠️奇病パロディ 恋愛表現あり⚠️
最近、おかしい事が一つだけある。
何故か泣く時に、金平糖のような…黄色いモノが出てくるのだ。最初のうちは「偶然だろ!!気にしないでおくか!!」…そのような対処をしていたが、流石に気になってきている。
「ん”~…食ってみっか!見た目星型のキレーな奴だし……食えるだろ!!」
そう言い食べた瞬間、俺の口の中には酸っぱさと苦さが交わったような…オトナな味が口の中いっぱい広がった。
「ウ”ォェ”ぁっ?!?!」
デンジは驚いたような顔をし、星型の綺麗な金平糖を吐き出した。
「……ん?なんだ…デンジ、どうしたんだ?」
そう言い同居人の早川アキはデンジに問いかけた。
「ん”~…なんでもね~よ!!」
デンジはピースを見せながらとても元気な笑顔を見せ早川アキに笑いかけた。……内心とても焦っている。アキとパワーにこの事がバレてしまえば、心配されてしまうからだ。
極力2人に心配はかけたくないと思っていた。
……その、デンジが想定していた”最悪の事態”が、
今起こっている。
「……ん?なんだこの星型のヤツは……デンジの匂いがするぞっ!!」
血の魔人、パワーはとても大きな声で叫んだ。
「あ?……何だそれ、貸してみろパワー。」
アキは金平糖を手に取り、その金平糖を口の中に入れた。
「ん”ッ……?!」
流石のアキでもこの金平糖の味は耐えきれなかったようだが、何故か飲み込んでいた。
「っあ…何で俺……泣いてるんだろ……」
気がつくとデンジは、ぽろぽろと星型の涙を流していた。
アキは「……パワー、部屋入ってろ」
と言い、パワーは「分かったのじゃ……ワシは偉いからのぉ!!待っておってやるわ。」この一言を放ち、自室に戻っていった。
「……デンジ、好きだ。」
アキはそう言い、デンジの頬にキスをした。
「……ぁう…まって、見るなぁ……っ」
と言い、デンジは自分の顔を手で覆った。泣き顔を見られたくなかった為だ。アキはデンジの手を掴み、顔から手を離した。
何故か、デンジの瞳からは……綺麗なピンク色の金平糖が落ちてきていた。
アキはそれをぱくっと食べ、もう1つ金平糖の涙を手に取りデンジに食べさせた。
「っ……甘すぎんだろ…」
「ホントだな。」
デンジとアキは笑いながら抱き合った。
……それをずっと見ていたパワーは、後日特異4課全員に言いふらしたらしい。