テラーノベル
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それから祐希さんは練習の日もオフの日も
献身的にお世話をしてくれるようになった。
「祐希さん…」
「ん?どうしたの?藍? 」
「甘いものが食べたいです…」
「甘いもの?いいよ。」
「どんな甘いものが食べたい?」
「祐希さんの作ったもの…」
「えぇ…俺甘いもの作った事
ないんだよな~」
困惑する祐希さんを他所に俺はわがままを言う
「んんっ…祐希さんの作ったのやないと
嫌です!!せやないと祐希さん嫌い
になります…!むぅ…!!」
「あぁ、ごめんごめん!頑張って
作るから嫌いになるのは勘弁して?」
「ん、分かりました…」
そう言うと祐希さんはキッチンへと向かう
そしてしばらくするとホットケーキが出てきた
「藍、できたよ?それとこれも飲んで…?」
テーブルには一緒にホットミルクも置かれた
「お腹温めないとでしょ?」
祐希さんはそう微笑んで俺のお腹を撫でる
「ん…///ありがとうございます…///」
俺はなんだかくすぐったい感覚になったと
同時にすごく温かい感覚になった。
「あれ、藍顔真っ赤だけどどうしたの?」
祐希さんが頬に触れ言う
「あっ…///これはっ…///」
「お腹撫でられるの好き…?」
「へっ…///?」
「いや、お腹撫でた時顔赤くなった
気がしたから。」
「んっ…///はい…///好きです…///
お腹撫でられるの…//」
「そっか、じゃあ藍が満足するまで
撫でてあげる。」
祐希さんは生理中の俺を死ぬほど甘やかして
くれてどんなわがままも受け入れてくれた。
そんな優しい祐希さんをもっと好きになると
同時に申し訳なさもある。そのためつい泣いてしまったりもする。すると祐希さんは慌てて
俺の元へやってくる。
「藍…!?大丈夫…?どうしたの…?」
祐希さんは俺の頬に触れ涙を手で拭う
「うぅっ…祐希さん優しすぎて…
俺甘えてばっかで…」
泣きながら俺がそう言うと祐希さんに優しく
抱きしめられると同時に背中をトントンと
優しく叩かれる。
「それでいいんだよ…生理中は辛いことが
たくさんあるんだから…甘えていいんだよ…」
「祐希さん…うぅっ…」
「それに…むしろ俺に 甘やかさせてよ?」
「へ…?」
「藍の事…」
祐希さんの優しい言い方に俺の涙は
止まる事を知らずに溢れてくる。
そして俺は今までで1番楽な1週間を 過ごした
コメント
2件
わぁ♡ずっと続きを待っていたのでとても嬉しいです(〃ω〃) 私もいま、姫の日なので優しい祐希さんに癒して欲しくなりました♡