テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
友達とカラオケに行った主です。
いやー、歌ったうたった。
学校は休みです。火曜日行って、そっから金曜まで休みです。
よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
START→
煙がくすぶる訓練ビルの中、勝負の終わりを告げるブザーが虚しく響き渡る。
爆豪勝己は、瓦礫の山となった廊下で立ち尽くしていた。その両拳は小刻みに震え、
硝煙の匂いと共に、自らのプライドが完膚なきまでに叩き潰された屈辱が込み上げていた。
「勝負」では圧倒した。だが、建物全体を使った作戦、
そして緑谷の「捨て身の覚悟」によって、訓練の「勝利」はヒーロー組にさらわれたのだ。
爆豪 「、、クソ。、、クソが、、ッ!!」
壁を殴りつける爆豪を、少し離れた場所で緑谷出久が、身体を震わせながらも見つめていた。
ボロボロになったコスチューム、ボロボロになった身体。
それを支えるのは、同じく息を切らした麗日お茶子だった。
麗日 「デクくん、、、大丈夫、、? 怪我、酷いよ」
緑谷 「、、うん、、、大丈夫。それより、かっちゃん、、」
そんなヒーローたちのドラマチックな光景を、輝は崩れた床の上から、
冷めた目で見下ろしていた。彼は腰の模擬刀を滑らかに鞘へと納めると、
和服の裾についた土埃をパパッと払い、乱れた前髪をいつものように指先で整える。
輝 「(、、あーあ。あいつら、熱いねぇ。
結局、勝っても負けてもあんなに感情剥き出しにして。馬鹿じゃねぇの)」
輝は誰に声をかけるでもなく、音を立てずに階段を降り始めた。
廊下ですれ違う緑谷や麗日の視線が痛い。爆豪の殺気立つ気配が背中に突き刺さる。
だが、輝はそれらすべてを「無」として切り捨てた。
彼は再び、自信のなさそうな、猫背の、目立たない「日陰輝」という器の中に自らを閉じ込めた。
4人がモニタールームに足を踏み入れると、クラスメイトたちの視線が一斉に集中した。
特に輝に対しては、称賛よりも、得体の知れない恐怖と戸惑いが入り混じった、拒絶に近い色が強かった。
オールマイト 「、、まずは、4人ともお疲れ様! 激しい戦いだった!
だが、ここで総評を行わねばならない。八百万少女、今回のベストは誰だと思うかね?」
八百万が冷静に爆豪の暴走や緑谷の作戦、飯田の状況判断について解説していく中、
オールマイトの視線が、部屋の隅に佇む黒い影――日陰輝へと向けられた。
オールマイト 「、、さて、日陰少年。君についても言っておかねばならない。
君の立ち回りは、ヴィランとしての『合理性』という点では非常に高かった。
だがあの麗日少女に対する人質作戦、そしてあの言葉。あれはヒーロー志望として、
少々度が過ぎている。演習の枠を越え、
相手に本気の恐怖を植え付けるのは、私の教える『ヒーロー』の道とはちがう。
気をつけなさい。今の君は雄英生だ。」
輝 「、、、」
輝の肩が、微かに揺れた。 オールマイトの朗々とした、
正義の象徴らしい「善意」に基づいた言葉。
それが、輝の耳にはどんな罵倒よりも不快な、耳障りなノイズとして響いた。
輝 「(正義の象徴様が、、、何も、分かってねぇくせに)」
輝がゆっくりと顔を上げた。 前髪の隙間から覗く、ピンクと青の瞳。
その瞬間、モニタールームの空気が凍りついた。
輝 「、、、ヒーローの道、、、ですか。いいですよね。
そんな風に、真っ当な場所で、真っ当な光を浴びて生きてきた人にはそれが正解なんでしょうね、」
輝の瞳に宿ったのは、15歳の少年が持つはずのない、深淵のような憎悪と殺気だった。
その鋭い眼光は、数多の修羅場を潜り抜けてきた「平和の象徴」オールマイトの目を、
真っ向から、寸分の狂いもなく貫いた。
オールマイト 「、、っ!!?」
オールマイトは言葉を失い、思わず一歩後ずさった。 彼はまだ知らない。
この目の前の少年が「無個性」であるということを。
公安とホークスが隠蔽し、一部の教師のみが共有している、この少年の凄惨な「真実」を。
だが、彼が感じたのは、かつて対峙してきたどの超常的なヴィランよりも生々しい、
剥き出しの「人間の怨念」だった。
クラスメイトたちも、輝から放たれる異質な威圧感に気圧され、
誰一人として声を上げることができない。
輝 「、、あーあ、、先生。『無個性』の気持ちも知らないくせに、(ボソ)
勝手なこと、言わないでくださいよ」
輝は、ボソリと、自分にしか聞こえないような小さな声で呟いた。
そして、オールマイトへの射抜くような睨みを解くと、何事もなかったかのように視線を地面に落とした。
輝 「、、すみません。僕、疲れたんで、、」
輝はそのまま、モニタールームの最も暗い隅へと移動した。
他の生徒たちが遠巻きに見守る中、彼は壁に背を預けてどさりと座り込む。
長い脚を折り曲げ、膝を抱えるような「三角座り」。 彼は再び前髪の中に顔を埋め、
外界との接触を拒絶するように、深い、深い眠りへと落ちていった。
モニタールームには、重苦しい沈黙だけが残された。
オールマイトは、自らの震える掌をそっと握りしめ、隅で眠る少年の背中を、
言葉にできない複雑な表情で見つめ続けていた。
放課後
相澤 「(、、、これだ。、、ホークス。こいつは、、、、
光が強ければ強いほど、その陰に深く潜り込もうとする、、、)」
モニター越しにこれを見ていた相澤は、手元の端末で輝のバイタルを確認し、深く、深く溜息をついた。
2303文字。
NEXT→100♡
コメント
6件
オールマイトが教父するって凄
輝君の過去が楽しみすぎてヤバァイ