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あの日。あの、桜が満開の日、。
僕は、彼女に恋をした。
雨の降った次の日だった。
彼女が、水溜まりに反射して桜と共に美しかった。ただ、愛おしく感じた。
学校生活は、毎日がつまらなくて、苦しかった。周りがただ、眩しく見えた。勉強は、自分なりにそこそこできていたと思う。
僕が恋した彼女は、その眩しい中にいて、勉強もいつも上位だった。僕には全く手の届かない場所に彼女はいた。
彼女とは途中から、学校の行く道が一緒だった。そこが彼女と初めて出会った場所だった。
彼女と話せる唯一の場所があった。そこは放課後の音楽室。まぁ、部活終わりの後って所か。彼女と僕は同じ部活で、吹奏楽いわゆる吹部に入部している。だから、部活が終わったあとは少し話せる時間がある。あり意味、2人だけの秘密の時間なのだ。
まぁ、それはもう、2年前のお話。
高校最後の日。
僕は彼女に告白をしようと考えている。
最初、彼女に出会ったあの場所で。