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昨日1度あげたけど、その続きがあんまり長く無かったからひとつにした。
すまん。
注意
グロか?グロだ
絵潔のつもりだ
ちょいBLということだ
地雷か?逃げろ
好きか?進め
最近どうも調子が良くなくて、何も上手くいかないような気がする。どうしても上手くいかなくて始めたことがある。ブルーロックには備え付けのカミソリが、置いてありそれで手首を切るという行為だ。幸いブルーロックでの服装は基本的には長袖だし、困ることはないだろうと思っていた。手首を切るとモヤモヤしていた心は晴れてスッキリとする気がした。俺はやめようやめようと思っていたが、ずっと辞めることが出来なかった。1回、本気で辞めようと思って1週間程度我慢してみたけど結局、体調が悪くなったり、コンディションが悪くなったように感じて周りにも迷惑をかけてしまうからやっぱり辞めるのは今度にしようと決めた。
「潔おはよう、おはよう」
「おはよう黒名」
「おはよう、潔くん」
氷織と、蘭世が起きてきた。俺は頭の痛みを誤魔化しながら、おはようと返した。
「潔くん、なんか顔色悪くない?」
ギクッ
「氷織、おはよう。そんなことないよ、気のせいじゃない?」
「、そう?大丈夫ならいいんやけど、、」
氷織は鋭いから困るなと、どこか楽観的に考えながら練習へ向かった。
その会話をこっそりと聞いている人がいるなんて思わずに、、、
練習が終わり、夜ご飯を食べる時間となった。
「潔、一緒に食べよ」
「いいよ、蘭世」
蘭世に誘われ一緒に食べることになった。
「僕も、一緒にいい?」
そこに氷織も加わり一緒にご飯を食べた。
「今日のご飯も美味しいなぁ」
「そうだね」
そんな他愛のない話をしていたら、
「あっ!!潔だ!!!」
ドーン!!
廻が、俺に飛び乗ってきた。急なことで受身が取れず俺は椅子から落ちてしまった。
「ごめん!潔!!大丈夫?!」
俺は頭がズキッと急に痛くなり、あまりの痛さに声を出してしまった。
「痛い!!!」
その声に段々と人が集まってきたようだったが、俺は頭の痛みに耐えることしかできなかった。
「うぅ、!」
痛そうに呻き声をあげる俺にみんなの心配する声が聞こえる。
「ほんとにごめん!!潔大丈夫!?」
「おい!潔大丈夫か!?」
千切の声が聞こえあまりの痛さに耐えきれず声をあげてしまった。
「いたい、!いたい、うぅ、、!」
段々と事のやばさに気づいたみんなが医務室の先生を呼びに走り出した。
「みんな下がって!」
医務室の先生が、みんなに声をかける。
「潔くん、どこが痛い?」
先生が優しく声掛けをしてくれているが俺は痛くてもう、声が出なかった。でも、最後の力を振り絞り、
「あ、、あ、たま、が、」
頭が痛いことを伝えた。
「頭が痛いのか、ひとまず医務室運ぶね!」
「誰か担架をお願いします!!」
「おい、どけ」
すごく聞き覚えのある声がして俺の意識は飛んだ。
「うぅ、、」
目を覚ますと医務室の、天井が見えた。
「起きたか」
この声は、、、
「え、えご、さ、ん?」
「おはよう、エゴイスト。起きたばかりで悪いがこれはどうゆう事だ。」
そうやって絵心さんがさしたのは俺の手首だった。心当たりしかない場所に俺は少し動揺してしまった。いちばん見られたくない人に見られてしまった焦りで、
「見ないで!!!」
と、急いで体を起こし絵心さんの手を振り払ったが、俺は頭の痛みに耐えられず、
「いたっ、!」
ベットに逆戻りすることになった。
「無理をするな、お前はストレスの溜めすぎによる頭痛を引き起こし、回復を待たずに激しい運動をしたから、その痛みを悪化させることとなった。」
「、、その手首に関しては何も言わないが、俺はお前に傷ついて欲しい訳では無い。」
そう言って、絵心さんは俺の手首を優しく撫でた。俺は色々と迷惑をかけてしまったと思い、急いで謝った。
「め、めいわくをかけて、ごめんなさい」
少しして絵心さんが、
「迷惑をかけられた覚えは無い、だが、心配をしている。」
そんな優しい言葉に俺は一筋の涙が溢れた。
「、!泣くな、、」
その言葉に反して俺の涙は止まるどころかもっと溢れ出す始末。
「、俺はお前が悲しんでいるところを見たくない。」
「え、それってどういう、、」
「、しばらくお前には休暇を与える。
、、俺を楽しませてくれ、エゴイスト。」
「、、あぁ、」
絵心さんは意味深なことを残し、病室から出ていった。
その後、潔はリスカを辞めるどころかこのことからどんどん切るようになった。
「こんなことやめなきゃな、、、」
赤くなった腕を見て潔はそう思った。
悪化する行為と比例するようにプレイもどんどん悪くなった。さらに潔は貧血でフラフラな日が増えチームメイトも心配しているのがわかった。
ある日、
「やばい、何でかわかんないけどすげぇ不安、、、」
どんどん増えていく赤
止まることを知らない右手
「あっ、」
気づいた時にはもう遅く潔の腕は真っ赤に染っていた。
大量に切ってしまったことを後になって後悔することも知らず。
「やばい、練習行かないと、!」
遅刻しそうだった潔は急いで片付けてフィールドに向かった。
(なんか、めっちゃクラクラする、、、)
練習をしていた潔は自分の体の異変に気づいたが、みんなに迷惑をかけまいと必死に走った。
(あっ、やばい、たおれる)
自分の直感的にそう思った。
バタッ
『潔 世一!!!』
最後に見えたのは1番会いたくて、1番会いたくなかった人だった気がする。
目が覚めると左手に違和感。
前にも経験したこの違和感は、、、
「起きたか」
「、、えごさん」
すぐ横に絵心さんがいた。
「、、潔世一、お前は、、、」
「いや、それより、、、ひとりで抱えるなよ
お前の周りにはうるせぇ奴らがたくさんいるだろう。奴らに話せないなら俺でもいい。」
コンコンコン
「大丈夫?大丈夫?」
「潔くん大丈夫?」
そんな絵心さんの言葉の後に、黒名と氷織が来てくれた。
俺は、ひとりじゃなかったんだ、、
ポロッ
ふと俺の目から何かが落ちた気がした。
それは、きっとみんなからの最大の愛の返答だったのだろう。