/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
『悪魔執事はヴァンパイア』〜私の血は彼らを惑わすSWEET BLOOD〜
FIFTH BLOOD 渡したくないんです、主様。
恋は人を狂わせる。心、身体。脳までも。
その人のことで頭が支配されていくという
感覚――。快楽という名の拷問だと思う。
恋が成就しても、しなくても苦しいまま。
だったら恋なんてしない方がいいとは思う。だけど私は――止められない。この想いは。
それが例え、許されない恋だとしても。
彼等が人ではない何者でも。私は――。
月の満ちる夜。今夜も私は彼等に血を求められる。
『ん、ふ…っ。くすぐったい……っ。』
ギシッと軋むベットの上で私は求められる。
『主様……。もっと俺に下さい…。』
カプッ
『ん…っ。』
ハウレスは私を自身の膝の上に乗せて逃げられないよう、腰に手を回される。
『ハウ、レス、もう、だ…っ。』
私は逃げようとして身を捩りベットから降りようとする。
ガバッ！
四つん這いの体制で上から覆いかぶされ
膝立ちの状態にさせられる。
『甘くて…俺好みです…。好きですよ…主様。』
ハウレスは耳を甘噛みする。
『ふぁ…ぁ。』
『渡したくないんです…他の誰にも。』
『ハウレス…？』
『俺だけのものになってください。』
『ん…！』
強引に唇を塞がれる。
『ん、んぅ…！』
舌が入り込み、口内を犯される。
『ん、んぅぅ…！』
『…ダメだよ。ハウレス。』
『!!』
私の部屋のドアを開け、フェネスが入ってくる。
『主様はみんなの主様だ。ハウレスにだけ独占させないよ。』
『フェネス……。』
『主様。俺にも主様のこと下さいね。』
ハウレスを主様から引き剥がす。
チュッ……。と、首元にキスをして牙を立てた。
『っ…。』
ゴク、ゴク…。
『ん…っ///ふふ、甘くてとても美味しいですね。もっとドキドキして下さいね…。主様。 』
フェネスの舌は下にどんどん下がっていく。
『っ、フェネス…っ。それ以上、は…っ。』
『…そうですね。わかりました。』
すぅ……。
俺は主様の身体を人差し指でなぞる。
『ここから下は…俺を選んでくれた時にとっておきます。』
『う、うん…っ。』
溺れてしまいそう。恋の渦に。巻き込まれてしまいそうだ。
私は気を失い…深い眠りに堕ちる。
一方その頃、執事の食堂――。
『お待たせしました。』
『ベリアンさん。』
『これで全員揃いましたね…。では、話し合いを始めましょうか。』
翌朝――。
朝食を食べ終わった後、私が告げられたのは――驚くべきことだった。
ガシャンッ！
あまりのことに驚いて、紅茶を持っていたカップを落としてしまう。
『え…？どういうこと？』
『お話した通りでございます。我々は貴方を賭けて…真剣を交え戦うのです。』
『っ！待って、私はそんなこと望んでない…！』
『主様。貴方の血が甘くなったのは恋をしたからですよね？我々に。』
『それは…っ。』
（否定できない…っ。だって、その通りだよ…っ。）
『これは話し合いでどうにか出来るものではありません。だから真剣での戦いになったのです。』
『…もっと他に打開できる策とか――。』
『じゃあ、主様。一つ聞く。』
『ボスキ……？』
『仮に真剣の戦いをして俺たちの中の一人が残ったとする。そしたら主様はヴァンパイアの花嫁として――。』
ガタッ
ボスキは椅子から立ち上がり、私に少しづつ近付いてくる。
『ヴァンパイアの生贄としてその身を全て捧げることになる。』
ボスキは私の心臓を指差す。
『その心も…血も。全てそいつに捧げるんだ。そんな大事なことを…真剣でなく何で戦うんだよ。』
『っ…。』
（分かってるよ…そんなの…私が1番分かってる。でも、私の気持ち以前に私は――。）
『そんな大事なことでも…私はみんなが大切で、大事なの。私はみんなの主なの。みんなが自ら傷付いて、血を流す道を選ぶなら――全力で止めるのが――『主様』の仕事でしょ？』
『主様……。』
『…流石俺達の見惚れた主様だ。』
『え…っ？』
『貴方なら止めると思ってましたよ。貴方は優しいですから。』
『ボスキ…ルカス…。』
『かしこまりました。主様。あなたが望むことを叶えるのが我々執事の努めです。主様。貴方の望みを聞かせてください。』
『私の望みは――。』
私はみんなに時間が欲しいと答えた。
私が誰か1人を選ぶまで。そして、1人に決めた時、その1人にあるメッセージを伝える。
その人にだけわかるメッセージを。
そして、誘い出すのは夜――。
ヴァンパイアになる時。それはつまり、身を捧げる覚悟ができたということ。己の純潔を――捧げるということ。
コンコンッ。
『開いてるよ。』
ガチャッ。
ゆっくりと部屋のドアが開く。
『――――。』
はい！っとここで作者のぷち割り込みますw
次回からのお話は1人ずつ執事が登場します！
順番はバラバラで送りたいと思います。
ベリアンを選んだ場合のルートやロノを選んだ場合のルートなど18人分を投稿していきます！少しセンシティブが含みます。
ドッキドキな展開を模索していますので
更新を楽しみにしてて下さい！
という理由で今回の次回のタイトルは伏せておきます！
知っちゃったらつまらないもんね🥺
コメント
8件
最高です…︎︎👍
やばい‼️めっちゃ楽しみです‼️ 生きててよかったぁあぁ🥹🥹🥹
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ