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「エレベーターの“閉”ボタンは、実は押しても意味ない説」
ボタンはちゃんと光るし、閉まるのも早くなる気がする。
でもあれは、焦ってる人間を落ち着かせるための、ただの“心理用ダミー”説。
実際には、何も反応してないって言う人もいる。
…それでも、つい押しちゃうよね。
そう、“効く気がする”から。
…という説、あるよね。
「寝てる間にだけ開くアプリがある説」
使った覚えのないアプリ。通知も来ないし、履歴も残ってない。
だけど朝起きたら、ギャラリーに知らない写真が1枚、増えてる。
真っ暗な部屋で、自分を真上から撮ったような角度。
……誰が撮ったのか、誰もわからない。
…という説、あるよね。
「深夜のコンビニは、別の世界と繋がってる説」
2時34分。
客が1人もいないのに、奥からレジの“ピッ”て音がする。
通路に入ると、蛍光灯がひとつだけ、ずっとチカチカしてる。
店員はいる。でも、なにか話しかけづらい。
……あの時間帯だけ、別の何かが交差してるって説、あるんだよね。
「集合写真に、1人だけ知らない顔が混じってることがある説」
見返してみると、そこにいたはずのない“誰か”が写ってる。
違和感があるのに、誰も気づいてない。
しかも、こっちを見てるのに……誰とも目が合ってない。
名前も思い出せない。
でも、その顔、“見覚えある”気がする。
…という説、あるよね。
「『あと少しで寝られる…』と思った瞬間、誰かが入れ替わってる説」
まどろみの瞬間、人間は一番“無防備”になる。
その一瞬のスキに、“別の何か”が入れ替わる説。
目が覚めたら、何かが少し違う。
歯ブラシの位置、掛け時計の音、家族の口調。
たった1%のズレだけど、それが“あなたじゃない何か”の証拠かもしれない。
「幽霊は、もうネットにも出てきてる説」
アカウント名に見覚えがないのに、なぜか懐かしい。
「誰?」ってDMを送っても、既読のまま返事がこない。
そのアカウント、ある日突然、自分の投稿だけ“いいね”してくる。
でもプロフィールは空白。フォロワーもゼロ。
たぶん、もう返事なんて必要ない“誰か”なんだよね。
「道に落ちてる“片方だけの靴”、絶対拾っちゃいけない説」
なんで片方だけ落ちてるのか、理由を考えたことある?
誰かが走って落とした?それとも捨てられた?
……いや、あれは“連れて行かれた人”の残骸なんだって。
靴だけが、現実に残される。
それに触れた人が、次に選ばれるって話、あるんだよね。
「寝てる時、壁の向こうから“カチカチ音”がするのは、誰かが観察してる説」
配管でも、時計でもない。
あの“カチカチ”は、観測装置の作動音。
寝返りをうった瞬間、音が止まるのは、動きを検知したから。
たぶん誰かが、あなたの“眠り方”を記録してる。
……ずっと、前から。
「トンネルを出るたびに、世界が少しだけ書き換わってる説」
通学路、見慣れたトンネル。
でも抜けるたびに、空の色が少し違う。
道端の花、標識、道の曲がり方。
知ってるはずの友達の“口癖”が、なぜか違って聞こえる。
……それ、少しずつズレた別の世界に来てるんじゃないかなって説。
「“怖い夢”は、別の誰かの記録説」
落ちる夢、逃げる夢、何度も見る同じ景色。
それ、自分の記憶じゃなくて、誰かの体験なんじゃないかって説。
入れ替わってる間に見たものが、夢の形で“上書き”されてる。
だから起きたあと、説明できないほど怖いんだって。
……という説、あるよね。
でも、証明するには、体験するしかないんだよね。