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無責任な噂話は相変わらず一人歩きしていたが、私には色々としなくてはならない事があった。
まずは、港街エーラの視察。

エーラは海に面しており、漁業が盛んな街である。

そして、近日私の提案により、そこに南方貿易と北方貿易用の港と船が整備され始めたのだ。

エーラの街は貿易による多大なる恩恵を受ける事は間違いがなく、すでに何百人もの人たちがエーラの街に移住し始めていた。


私は、エーラの街に行くと、エーラ辺境伯と挨拶し、エーラ港を見せてもらう事にした。

輸出する船には、金やら銀がたんまりと積まれ、海賊船の抑止力となる兵士らも多く乗っていた。


私はこの貿易が成功することを確信して、エーラの街に3週間後にまた来た。


パパイヤ、パイナップル、マンゴー、アボカド、南国のフルーツは高値で取引され、エドバ城にも献上された。

そして、1番欲しかった鉄、鉛などの鉱物が北方貿易により運ばれてきた。

鉄は刀鍛冶師に渡され、鉛は古くなりつつあったエドバ城やルードラ城、エーラ城などの改築にふんだんに使われた。


鉛は火に強く凡庸性が高いため、城の屋根などをコーティングするのに向いているのだ。

つまり、火攻めされても、鉛が防ぐという訳である。


私は貿易の結果、豊かになっていくエドババーバ国を見て、満足気に微笑んだ。


そんな中、エドバ城の改築の様子を見に行くと、騎士長ベルゼンと遭遇した。


「ふん!

生意気な小娘が!

たかだか本で得た知識で、戦の何が分かると言うのだ!?

こっちは、剣を片手に血と汗を流して戦っているのだぞ!」


ベルゼンは私に会うなり、そう噛みついてきた。


まぁ、そうは言っても彼の思いにも一理あると言うものである。


「ベルゼン様、ベルゼン様のお怒りはごもっともでございます。

なれば、一つ私と勝負をしてみませんか?」


「勝負だと…?

バトルボードゲームでもしろと言うのか?」


「いいえ、するのは、本物のいくさにございます。

同数の軍を率いて、どちらが指揮官として有能か、勝負しようではありませんか?」


「俺が皇帝陛下の百戦錬磨の騎士長だと知っての挑戦か!?」


「もちろん、存じ上げておりますよ。」


私はニッコリ笑ってそう返した。


「泣いても知らぬぞ!

受けて立とう!」


「では、開始日は私が決めさせていただきますゆえ、ベルゼン殿は戦の場所をお決めください。

それで、条件は同じのはずでございます。」


「…ふん、よかろう。

戦いの場は、ルードラの森の中だ!

異存無いな?」


森の中か…

恐らくベルゼンは奇襲攻撃や伏撃が得意な戦法なのだろう。


ならば、こちらは…


そうして、ベルゼン騎士長との真の戦いが始まろうとしていた。

皇帝陛下の軍師寵姫

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