ーー静かな夜。ペンソーの部屋ーー
ペンソーは古びたノートを開く。
そこには、人間の字で書かれた文字。
ペンソー:「……この字、もう俺には書けない」
ーー回想ーー
青年ソウタ:「完成だ……!自動文房具魔道具!」
仲間:「また寝てないだろ。天才すぎるって。」
研究所に、笑い声。
ーー突如ーー
警報音。
黒い影。魔物。
仲間:「ソウタ、逃げろ!!」
崩れる研究所。
血が飛び散り仲間の叫びが響く
ーー意識の狭間ーー
???:「生きたいか?」
ソウタ:「……生きたい……!」
???:「ならば、“形”を捨てろ」
近くに転がる、鉛筆型の試作品。
ーー目覚めーー
視界が細い。
声が出ない。
映ったのは――
鉛筆の身体。
ペンソー(心):「……戻れない……」
ーー現在ーー
ノートを閉じる。
ペンソー:「俺の名前は、もういらない」
窓の外、夜空。
ペンソー:「来いよ……」
ペンソー:「あの日、研究所を壊した魔物……」
彼の影が伸びる。
その影は、
刃のように尖っていた。
(終)






