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ーー ペンソーの家 ーー
静まり返った部屋。
机の上で、携帯が淡く光る。
ピロン♪
《メール》
「へんな街にてC級魔物、複数確認。直ちに殲滅せよ。」
ペンソー:「……C級か。」
ペンソー:「ようやく“消せる仕事”が来た。」
ノートを閉じ、立ち上がる。
ペンソー:「……線を引く時間だ。」
バンッ!!
玄関が勢いよく開き、ペンソーは夜の街へ消える。
ーー その頃・へんな街 ーー
ふつう君:「あ〜、今日も平和だね〜。」
最弱君:「平和すぎて逆に怖いです〜。」
最強君:「油断すんなよ?こういう時に――」
人A:「きゃあああああ!!」
人B:「魔物だ!!」
奥の路地から、
苔と蔦に覆われた異形の魔物が這い出てくる。
最弱君:「うわあああ!?」
ふつう君:「自然発生型だね。核は……奥かな。」
最強君:「ちょうどいい。腕試しだ。」
――その瞬間。
ドォンッ!!
空から“何か”が一直線に落下する。
へんな君:「な、なんだ今の!?」
煙の中から現れたのは――
鉛筆型のシルエット。
へんな君:「お隣さーーーん!?」
ペンソー:「……チッ。」
ペンソー:「お前ら、下がれ。ここから先は“俺の線”だ。」
ばか君:「線?」
ペンソーは腕を前に出す。
魔紋が走り、空気が歪む。
ペンソー:「魔物と人間の境界線だ。」
渦が巻き起こり、
ペンソーの姿が変わる。
紫の身体。
赤く光る眼。
額に伸びる角。
最強君:「……変身した。」
へんな君:「かっけええええええ!!」
ペンソー:「黙れ。」
ペンソー:「俺は“デビルペンソー”。」
魔物:「グォオオオオ!!」
デビルペンソー:「――消せ。」
一瞬。
魔物の体に、一直線の斬撃が走る。
苔も蔦も、きれいに“切り分けられる”。
デビルペンソー:「……再生するか。厄介だな。」
連撃。
だが魔物は数で押してくる。
デビルペンソー:「チッ……キリがねぇ。」
へんな君:「僕たちもやります!」
デビルペンソー:「やめろ。」
デビルペンソー:「お前らじゃ勝てねぇぞ!」
最強君:「は?舐めるなや!」
次の瞬間――
最強君が魔物をまとめて吹き飛ばす。
ドガァン!!
ばか君:「えいっ!えいっ!」
最弱君:「た、たまたま当たりました!」
ふつう君:「核、ここだね。」
魔物は次々と崩壊。
デビルペンソー:「……。」
(思考)
「……速い。」
「……無駄がない。」
「……俺より、綺麗だ。」
ーー10分後ーー
魔物、全滅。
ペンソーは変身を解き、息を吐く。
ペンソー:
「……お前ら……何者だ。」
ばか君:
「超人だよっ!」
ペンソー:
「……は?」
最強君:
「神様製。」
ペンソー:
「……。」
ペンソー:
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」
(終)