ふわふわと真っ白な世界に産まれた時の姿の男と女。 日和は知っている、この優しい温もりを。
柔らかな唇は優しく日和の唇を甘く噛む。上唇を甘く噛み、下唇を吸うように喰いついてきた。
「柔らかいプリンみたいに甘くてプルプルだ」
美味しい、美味しいと何度も日和の唇に喰いついてくるのは自称淫魔と名乗る洸夜だ。
「んぅ……」
優しく喰べられている唇は熱く溶けて無くなりそう。
「日和はどこを舐めても甘い味がして、全身を舐め尽くしたくなるな」
「やあっ、はっ……んぁっ……」
日和の上に覆い被さる洸夜は持ち上げるように二つの膨らみを鷲掴みにし、むにゅむにゅと自由自在に形を変える。
「乳首ビン立ち。かーわい」
言葉に出されカァッと顔が熱くなる。
胸の硬くなった先端を指の腹で撫で回されキュウッと下腹部が疼いた。
日和は無意識に両膝を擦り合わせて秘部をくねらせている。
「なに? もしかしてココ疼いてんの?」
「ひゃあっ」
脚の間に伸びた手はトントンと中指の腹で秘核を軽く叩いた。突然の刺激にビクリと身体が窄む。
「ほら、脚閉じないで。ちゃんと見せてくれないとこんなによがって欲しそうにしてるココ、触ってあげられないだろう?」
「そ、それはっ……」
「はい、時間切れ~」
両膝の下に腕を入れグイッと持ち上げられる。ぱっくりと開いた花弁が誘うように甘い蜜を垂らし始めた。
「ああ、流すなんて勿体無い。日和の蜜は飴よりも甘くて俺の大好物なんだからな」
ジュウっと音を立て潤滑に舌をつかい吸い上げられる。洸夜の舌は蜜を一滴も逃さぬよう秘園を執拗に舐め回した。
「あっ、んんぅ……ぁあ……」
「っはぁ……溢れ出てきて舐めきれねぇな」
舐められ続けていたからか身体がもっと、もっとと洸夜を欲しがっている。腹の中から手がでてきそうだ。とにかく中を、うねる女の中を彼の指で、彼の熱い物で埋めてほしい。
「もう……欲しい……」
枯れ始めた声を絞り出す。
洸夜は満足げにクスリと笑い「本当夢の中は素直だな」と日和の耳に優しくて熱く艶めいた声を流し込む。声が身体の中に流れた瞬間彼のスラリと長い指が容赦なく膣壁に食い入るように入ってきた。欲しかったものが手に入り離すまいとキュウキュウと締め付ける。
「俺の指食い千切られそう、すげぇ締め付けよう」
洸夜の指が腹の中を掻き回し、ピタリと止まったかと思うと臍の裏辺りを擦り始めた。そこからじわじわと広がる甘い快楽。溜まっていく快楽は後少しで容器から溢れそう。
「あぁぁっ、なんかへんっ……き、キちゃう……んぁああーーっ」
溢れ、突然に爆ぜた。
ピリつく肌に洸夜が乗りかかる。彼の四肢に行く手を阻まれた。
「俺の指でイッちゃうなんてさ、本当可愛すぎ」
上から見下されジィっと見つめてくる瞳は雄の目だ。ギラついている。
「日和は俺のだから誰にも渡さない、一生俺でしかイケない身体にしてやるからな」
「え……あ、ああぁぁッ……はっ、はっ、ンあっ……」
熱り勃った大きな質量が体内にえぐりこんできた。容赦なく挿し込まれ奥まで勢いよく突かれる。前後に揺れる洸夜の身体にしがみつき打ち込まれる性を必死で受け止めた。
「ひ、より……はッ……俺の、ひより……」
だんだんと突きこまれる圧が重く増していく。ズンッと強くて喉の奥まで彼が突き上がってきたのではないかと感じるほどだ。
「アぁ、あっ、や……きもちい……はンッ、きもちいよぉ、ぁあっ……」
しばらくノーマークだった乳房を両手で寄せ上げら胸の頂きをペロペロと舐め転がされる。ピタリと吸い付くように重なった身体。身体が密着しているせいで抜き挿しと同時に秘核も上下に擦られる。小さく始まった波がだんだんと大きく成長してきた。
「……くっ……日和の中はほんと気持ち良すぎてッ……はっ、はっ……」
彼の苦しげな声。男の人のこんな快楽で切羽詰まった声を聞くなんて……まるで自分が女として認めてもらえているようで、苦しそうな声を聞くたびにドクンと心臓が大きく揺れ動く。洸夜が息を詰まらせたあと、強く奥の奥まで挿されるように腰を打ち付けて熱塊を叩き込まれた。
「あああっ、……っぁ、ダメェ、イクっ、いぃ……あぁんっ……」
「あ~俺も、……ンんっ……ん……」
全身に力がキュッと入り、足の先までも伸びた。瞬く間に身体からスーッと力が抜けていく。それでもまだグッと押し込まれた熱棒がこれでもかってくらいにグリグリと収縮を繰り返す日和の中を堪能していた。
カーテンの隙間から漏れ光る朝日。今までにないくらい鮮明な夢に日和はハッと飛び起きた。
「やっぱり本当なんだ……」
真田洸夜は本当に淫魔なんだ。いままであやふやだった顔の表情が今日ハッキリと見えた。あの吸い込まれそうなブラウンの瞳、あの日社長室で抱かれた時のように甘く優しい声で日和、と名前を何度も何度も呼んでいた。
「ん……冷たい」
脚の間に感じる違和感。まただ。夢で抱かれてショーツを濡らしている。淫魔なんて有り得ないと思っているのに心のどこかでは納得している自分がいた。
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