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私は弱い

1 - 君は狡い

♥

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2025年10月07日

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私は弱い。

いつもアイツらとの戦いで負ける。

カオス    「しかしまぁ、エクスデスって本当に頭良いよなぁ」

アルテマ   「やっぱりエクスデスさんの防御力には勝てませんね…!」

どれだけ賢くても、どれだけ防御力が高くても、力が無ければ意味が無い。

いつも調査で足手纏いになってしまう。








私      「ゲホッ!うっ…」

バハムート  「エクスデス!大丈夫か!?」

私      「済まない…」

バハムート  「少し休んでいろ。後は私達が戦う」

私      「待て…私も役に立たなければ…」

バハムート  「無理をするな、これ以上はお前の身体が持たない」

バハムートはきっと私を心配して言っているのだろう。

でも、それが凄く心に来るんだ。

弱いと決めつけないでくれ。

私だって力になりたいんだ。

お前達を守りたいから、お前達の為なら戦えるから。








私には何が出来るんだ。

カオスみたいな勇気を持てない。

ゼロムスみたいに物事を見極められない。

アルテマみたいに笑顔に出来ない。

バハムートみたいに優しくなれない。

ゾディアークみたいに強くなれない。

あのお方は何故私を選んだんだ。

弱くて、情けなくて、自分の事しか考えられない。

もう、無理だ。私は六神に相応しくない。






私      「失礼します」

至高神様   「どうした?」

私      「私を、人間に戻して頂けないでしょうか?」

至高神様   「…何故だ?」

私      「私は弱い、このままではアイツらに迷惑が掛かります。だったら居ない方がマシです」

至高神様   「そうか。ならば一週間時間を与える、そしてもう一度答えを聞かせろ」

私      「…分かりました…」









一週間経っても、私の考えは変わらなかった。

弱い奴はすぐにマイナスな思考になる。

そして、足手纏いになり、他の者に迷惑が掛かる。

存在意義なんて無い。もう全てを忘れよう、アイツらとの想い出も。

ゾディアーク 「何をしている?」

私      「ゾディアーク…」

ゾディアーク 「お前、人間に戻るんだろ?」

私      「どうして…それを…」

ゾディアーク 「あのお方とお前が話しているのを偶然聞いてな、それだけだ」

私      「…たな…」

ゾディアーク 「ん?」

私      「私みたいな役立たずが居なくなって良かったな!どうせお前も、私を弱いと思ってるんだろ!?何も出来ない!存在価値なんて無い!こんな私は必要ないんだよ!」

私は思わず怒り任せに怒鳴ってしまった。

ごめん、ゾディアークはそんな風に思って聞いた訳じゃないのに…

私…馬鹿だな…

ゾディアーク 「…弱い…か…そうだな、お前は弱い、私は余裕で勝てる」

あぁ、やっぱりそうだよね。ゾディアークはずっとそう思ってたんだ。

ゾディアーク 「だが、それで存在価値を決めるなんて、お前は馬鹿か?」

私      「え?」

ゾディアーク 「存在価値を強さで決めるな。この世に生まれようとした奴は全員存在価値があるはずだ。そう言ったのはお前だろ?私が強さに狂った時、お前がそう言ったんだろ」

そう言えばそうだった。ゾディアークはバハムートへの嫉妬でおかしくなった。







大粒の雨が降る時、ゾディアークは外で鍛錬をし続けていた。

私      「ゾディアーク、このままでは風邪をひいてしまう。戻ろう」

ゾディアーク 「…」

ゾディアークの目は光を失っていて、命令を受けて動く様な存在、まるで使命かの様に鍛錬をし続けている。

私      「…悔しいのか?」

ゾディアーク 「当たり前だろ…どんなに頑張ってもアイツに勝てない!私には、力が全て

なんだ!」

私      「存在価値を強さで決めるな。この世に生まれようとした奴は全員存在価値があるはずだ」

ゾディアーク 「…私に…存在価値なんて…」

私      「あるだろ?私と笑って、私と生きるんだ。私は、今度こそお前に、希望を

届けるから」

ゾディアーク 「あはは、何だそれ」ニコッ







ゾディアーク 「忘れたとは言わせないぞ。私と笑って、私と生きるんだ。そう言ったのは

誰だ?」

私      「そんなの…」

ゾディアーク 「何だ?気を使って言ったとは言わせないぞ?」

私      「…」

ギュッ

私      「えっ…?」

ゾディアーク 「大丈夫だ、誰もお前の事を存在価値が無いなんて思わないし、私が

そうさせない。お前は私を救ってくれたんだ。だから、必ず守る」

私      「何を言っているんだ、救ったのはアルテマだ」

ゾディアーク 「お前は私の親友と似てるんだよ。馬鹿真面目で、優しくて、お節介で、

最後まで私に気を使う馬鹿な奴だよ…」





高橋     「僕も佐藤も、お母さんもお父さんも烏丸のことが大好きだからね」





ゾディアーク 「…今は何してるんだろうなぁ。佐藤と話してるのか?」フフッ

私      「…そんなに、似ているのか?」

ゾディアーク 「似すぎて怖いくらいだ」ニコッ

私      「…そうか、ゾディアーク」

ゾディアーク 「何だ?」

私      「ありがとう」

ゾディアーク 「お礼は物で返してくれ」

私      「物?例えば何だ?」

ゾディアーク 「お前の笑った顔とかな」

私      「…やっぱり狡いな、お前は」


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コメント

4

ユーザー

力が全てじゃないって何とも心に響きますね、、、😭😢 エクさん最後に改心出来て良かった、、、(;;)✨

ユーザー

エクスデス〜😭 やっぱりエクスデスとゾディさんは良い!! 感動ストーリーありがとうございます…´ω`

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