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2件
大好きなお話の更新きちゃー‼️ sgiさん早くとは言えないけど記憶戻して皆で動画取って欲しい!
遅れて本当にすみません…
この後の構成考えてるとどうもうまくいく気がしなくて悩んでて…
まあそんな話はいいとして。
御本人様には一切関係ございません!
sgiさんside
色んな人の協力のおかげでリハビリも頑張れて、退院まであと数日になった。
今日もまた、リハビリを手伝ってくれた2人と、会話をする。もしかしたら、思い出せるかもしれないから。
iz「回復しているようで何よりです。」
sg「強く打ったのは頭だけなので、回復にそこまで時間はかかりませんでした。ただ、記憶は今でも…」
fk「貴方が無事だから良いんです。記憶は…これから思い出せるかもしれないし。」
sg「…うん。はやく、思い出したい…。」
いつかの夢に出てきた僕はこう言った。
“時間には気をつけろよ”
…と。
前も考察したけど、この”時間”というのは、タイムリミットとしか考えられない。ただ、何に対して、タイムリミットがあるのか。もしも、時間を過ぎたら記憶を取り戻せなくなるということだったら…。そう思うと、早く退院して、記憶が戻ることを願うばかりだった。
fk「…ねぇ、sgiさん。」
sg「はい?」
fk「…ちょっとだけ、聞いてくれませんか?僕と貴方のこと。」
sg「?」
iz「(…もしかして…tmrと見舞いに行った時に話したかったやつか?確かあの後tmrから聞いた話だと、fkrさんの対応力ならsgiさんと話が詰まっても助けてくれるだろうからって呼んだのが1番で、思い出話をしたら思い出すかもってのもあったらしいけど、結局話さなかったって言ってたっけ。)
…席外した方がいい?」
fk「…いや、大丈夫だよ。」
iz「…。」
sg「昔…なにかあったんですか?」
fk「…昔というほどではないんですけど…貴方と、ネットで配信していたラジオ番組があったんです。それで、視聴者さんからいっぱいお便り貰って、進路に関してや人付き合い、学校での悩みや恋愛相談とかやっていて。」
ズキッ
sg「…?(今、何か……)」
fk「そこで、アドバイスをしたり、自分はどうだったか体験談を話したり、僕にとってはあっという間のラジオだったんだよね。」
ズキッ
sg「ッ…(また…)」
fk「sgiさんに言っても何のことだか分からないだろうけど…。ただ、今なら言える気がして。」
sg「……?」
fk「…とても楽しくて、本当はもう少しやっていたかった。貴方と話していると、元気がもらえて、明るくしてくれて…ラジオ中には言えなくて、結局今日まで言えずにいたけど、本当に感謝してるんだ。
…付き合ってくれて、本当にありがとう!」
_ズキッ
sg「うぐっ…!」
fk「え…!?」
iz「だ、大丈夫ですか!?」
何だ…?何でこんなに懐かしくなる…?
sg「………」
fk「sgi…さん?」
sg「…懐かしい気がする…」
iz「!」
sg「…知らない話なのに、聞いていると何故か、懐かしいような気がします…」
fk「…もしかして、動画を見ている時も今みたいに?」
sg「まぁ…そうですね。ただ、懐かしさを感じるのは、今日が初めてでした。」
fkrさんside
数日前、訪れた時に話せなかったことを話すと、sgiさんは突然頭を抑えて苦しみだした。
数秒だったとはいえ、かなりヒヤッとした…。
sgiさんによると、”懐かしさを感じた”らしいが、動画を観ている時にきたという頭痛では、そんなこと、感じなかったらしい。
…やはり、見るだけじゃなくて、実際に聞いて、それを経験してるからこそ分かることがあるのかもしれない。見ている時には分からない、人の感情。話す時、”あの時は嬉しかった”というような、感想が入る。そしてそれは彼自身がかつて経験した思い出だからこそ、心の奥底から懐かしさを感じるのかもしれない。
記憶は消えても、心はきっと変わってないから。
sg「…僕……本当に思い出せるんでしょうか…。」
iz「え?」
sg「…だって、ずっと頭が痛くなるだけで、断片的にすら思い出すことが出来ないんです…手がかりなんて、夢?で何かの場所に飛んだり、僕自身が出て………
あッ……。」
2人「!」
僕自身が出る?確か”夢の中で目の前で2人が会話している”ところに飛んだって話は聞いたけど、そんな話、聞いてないような…しかも、sgiさんの”あッ……”って反応、自分でそのことだけを隠してたと認めているようなものだよね…。
その話だけ隠していた理由…なんなんだろ…
fk「…sgiさん、他にも夢の中でなにか起きているんですか?」
sg「え、えっと…」
fk「……。」
sg「…………ご、ごめん…なさいッ…」
2人「ッ!!!」
しまった、かなり打ち解けた仲とはいえ、いつものようにはいかないんだ。
sgiさんは最年長という理由からか、疲れても誰かに頼ることをあまりしない。困っていても、1人で何とかしようとする。ある日僕が違和感を持った時、確証がなく、 本人の口から聞きたくて、呼び出した後、「何か悩んでませんか?」と聞いた。最初はとぼけていたけど、僕が無言で、話すまで仕事に戻らせないというオーラを出すと、「…分かった話すから。やから堪忍してや……。」と言い、話してくれた。
しかし、今のsgiさんは記憶がない。当然、僕の無言の圧が”話すまで待っている”という意味なんて分かる訳がなく……
sg「ごめんなさいっ……こんな話したって信じてもらえないと思っていたし…なにより僕が怖くて……この話は、自分の問題だから、自分で何とかしなきゃって…これ以上、迷惑かけたく、なくてっ…!」
僕は、仲間を泣かせたい訳じゃなかったのに。
僕は、怒っている訳じゃなかったのに。
僕は、彼の力になりたかっただけなのに。
……記憶喪失というものは、想像以上に苦しくて…悲しかった。そして、僕達を元通りの生活には戻してくれなさそうだ。
みんなが笑いあう、そんな日常に。
sg「…隠しててごめんなさい…グスッ…」
fk「……ご、めんなさい。僕、そんなつもりじゃなくて……。」
iz「…不器用な人ですね。2人とも。」
2人「!」
iz「…fkrさん、心配ならそう言えばいいんですよ。sgiさんも、迷惑だとか思わず、なんでも話してほしいです。」
fk「…そうだね。ごめんなさい、sgiさん。僕、力になりたくて、焦っちゃいました。」
sg「…僕もごめんなさいっ…僕…こうやって頼ってばっかりで、これ以上、迷惑かけたくなくて…いつか、面倒だと見捨てられてしまうんじゃないかと…そう思うと怖くて…。」
iz「…安易には大丈夫、なんて言葉は言えませんけど、少なくとも、俺たちは貴方を見捨てたりしませんよ。絶対に。」
sg「!」
iz「…だから、良ければ話してくれませんか?」
sg「…分かりました。」
そしてそこで聞いたのは、暗闇の夢の中を進むと、オレンジ色のパーカーを着たsgiさんが自分へ話しかけるというもの。どうやら夢の中のsgiさんは関西弁を話すようで、記憶があるらしい。そして記憶を取り戻せないのは過去の自分が拒んでいるからだと言うと、否定され、拒んでいるのはお前だと言われたという。最後には”時間には気をつけろよ”と言われ、起きたというもの。
正直、色々突っ込みどころがあるけど、それをsgiさんに言ったって仕方ないので置いておこう。
iz「”時間には気をつけろよ”…どういうことなんでしょう…。」
fk「sgiさんのことだから、何か意味があると思うんだけど…。」
sg「…もしこれが、記憶を取り戻せなくなるという意味だったら…と思うと早く取り戻したいと思って…。」
なるほど…前にtmrさんが”記憶を取り戻すのはゆっくりでもいい”みたいなこと言ったら焦っていたのはその言葉があったからなんだ。
sg「…あの……もし良ければ、その…」
2人「?」
sg「…退院したら、先に皆さんが働くオフィスへ連れて行ってくれませんか?」
2人「!」
sg「もしかしたら、何か分かるかもしれないので…。」
iz「…それは大丈夫ですが、いきなりで負担になるのでは?」
sg「でも…それが一番いいと思うので…。」
fk「…夢で、撮影部屋にある赤いソファみたいなのがあったらしいし確認してみるのもありかも。」
sg「…それも気になっていて…。ただ、仕事は出来ませんけど…。」
iz「いや記憶の有無以前に退院早々復帰はさせませんからね??」
fk「いやほんとそれ。させません。休んでください。」
sg「…ふふっw冗談ですよ。今はすみませんが、記憶の回復を優先させてもらいます。それに、動画を見た感じ、今の僕では視聴者さんに違和感を持たれてしまいますから。」
いつだって、元気で無茶な企画でもノってくれて、全力でやりきってくれるあの姿は、確かに今では出来ない…か。
iz「sgiさん、貴方の記憶を取り戻すために、俺たちは協力を惜しみません。だから…1人で抱え込んだりしないで今みたいに相談してくださいね!」
sg「!…ありがとうございます。」
fk「じゃあ、そろそろ行きますね。撮影が入っているので…。」
sg「はい、ありがとうございました!」
sgiさんは、未だに敬語で話してて、ちょっと距離を感じることもある。
けれど、心を開いてくれているのは伝わってくる。そして、こうやって不安も悩みも、少しは話してくれるようになった。それが何よりも嬉しかった。
sgiさん、僕はちょっと不器用みたいですけど、やれることは何でもします!
だから、これからも頼ってくれると嬉しいな!
続く
また微妙なとこで切ってすみません。
次はやっと退院話がくるかも…?
もし、退院後、こんな話あったらなぁというのがあればコメントお願いします!入るかは分かりませんが本編終了後か、途中におまけ編として入れるかもしれないので!
では、閲覧ありがとうございました!!